上絵付初心者 和絵具での上絵付

上絵付をいよいよ始めました。 通っている京都の陶芸スクールでも教えてくれるんだけど、この清水焼の窯元と有田や鍋島の赤絵とは少し違うんです。

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目指すは左の写真のような絵付けです。桜の花の絵付けですが、呉須、赤、薄青、黄色の4色で描かれてます。枝の藍色は呉須で下絵付け、他の色は、良く見ると絵具の部分が盛り上がって見えますので、上絵付ですね。上絵付はやはり発色が良い。そして和絵具は透明絵具ですので、透明感のある明るい絵付けになってます。

それにしても染付で描かれた線の細いこと。プロの職人さんの技術は素晴らしい。

こんな繊細な絵付けをするのは少々無謀かも知れないけどチャレンジのみ。

これが私の上絵付の始まりです。



蕎麦猪口 下絵付け本焼き


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左の写真が蕎麦猪口に上の絵を下絵具で描いたのものです。

少し骨書きをした呉須が濃すぎるのと、線が太くなりすげて、少し、色呉須と藍呉須とのバランスが取れてません。

バランスが悪いもう一つの理由は、下絵具の色呉須の発色が弱いためですね。下絵具での発色はこの程度だと思います。

これが、今回上絵付けをやってみようと思った一つの要因です。

あの有田や鍋島の鮮明な絵を描いて見たい。

でも、この下絵の作品はそれほど悪くはないと思ってます。上絵は本焼きが終わった後でもう一度、上絵付窯で焼きますので、手間がかかります。そして、費用も上絵付けの焼成費がかかります。



上絵付の絵具


上絵付の絵具には、大きく、洋絵具と和絵具があります。

絵具にはそれぞれ特徴があって、洋絵具はガッシュの不透明絵具、そして和絵具は、透明絵具です。ただし、赤色だけは不透明絵具になります。

洋絵具は、ヨーロピアン調の絵付けや、ポーセラーツなどに使われ、薄塗りでも繊細な表現が出来るそうです。

一方、和絵具は、基本的には盛り絵になり、絵具を1mm位盛る必要があります。このために細かな明暗や、グラデーションの表現は出来にくいようです。

そして、絵具にはもう一つの大事な要素があります。それは鉛を含んでいるか否かと言う事です。それぞれ、有鉛と無鉛と表現します。

鉛は体に害がありますので、食品法で厳しく規制されており、食器の内側や、口が触れる部分には、有鉛の絵具は使えません。

花入れや、置物であれば、この既成の対象にはならないとのことです。

有鉛の方が絵具の伸びが良いとのことで、有鉛のものを使う人が多いようです。ただし、遵法の上でと言うことになります。



蕎麦猪口上絵付作品


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こちらが、昨日絵付けをした蕎麦猪口です。

何やら訳の分から絵付けでしょう。和絵具の絵具なんですが、絵具の発色は焼かない分かりません。そして分厚く塗ってますので、もう一つ絵付けの仕上がりがイメージし難い出来ですね。

この作品に使った絵具は、赤(洋絵具)、黄色、薄青、そして下絵の具の呉須のものと桜の花をイッチン描きしたものがあります。

イッチン描きの物は、かなり丁寧に仕上げたものですが、上絵には合わないのではないかと思います。下絵の方が、呉須や色呉須で十分綺麗に仕上がるのではないかと思います。

さて仕上がりはどうなるか?本来であれば、色見本を作るべきなんでしょうけど、そんな基本の部分はすっ飛ばしてやってます。



蕎麦猪口上絵付け Type II


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先ほど、追加注文していた絵具が到着しました。上絵の骨書き用の絵具の赤と黒、そして後数種の絵具が届いてます。

取り急ぎ、赤の線描き用の絵具を溶いて描いて見ました。それにしても、へたくそな事。有田の茶碗の三倍位の線の太さになってます。腕が悪いと言うこともありますが、筆が細い線書きにあっていないのではないかと思います。昨日、2000円も出してイタチの面相筆を買ってきたのに、筆の毛がまだ多いようです。極細を買ってこなくちゃ。

葉っぱの部分はまだ着色してません。追加注文にヨモギもありますので、これと、黄色、薄青の三色を使って着色をする予定です。

花びらの部分はグラデーションが上手く行きませんので、このままにしておくか、ピンクにするか、それとも、2番目の赤だみをするか迷ってます。赤だみをして、水筆で伸ばしてグラデーションを付けるのもいいかなと思ってます。



蕎麦猪口 上絵付 Type III


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であれば、これはどうだろう。桜の花の輪郭の部分としべを骨描きして見ました。同じようなものか?

下絵の絵付けでやるように、色絵具を薄く溶き、イッチン描きの線に寄せてやる方法なんですが、赤だみの絵具も盛り絵具と書いてありますので、薄くぬるのはやはり問題かなと思います。

であれば、洋絵具の赤で、薄く塗ってやるのもいいのかなと思います。

と言うような訳で、まずは、絵具の性質を掴むのに苦労しているスタートになりました。



絵具の溶き方


今日は赤と線描き以外の絵具の溶き方を書いておきます。

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お茶碗、乳棒、水を準備します。

お茶碗は内側の白いもの。小さじ大盛3杯の絵具を入れて、絵具の粉を乳棒で5~10分摺ります。これをカラ摺りと言います。

その後、水を茶碗に縁から濡らす程度の少量を少しずつ流してやって、粉を擦って行きます。水を少しずつ加えて行きます。

そうすると、絵具が写真のように水の湿気を吸って、ぽろぽろとした感じになります。下に絵具を寄せてやって、乳棒の先で絵具を叩いて、絵具の中の空気を抜きます。

次は、少し水を加えて、擦りながら攪拌します。

絵具が葛湯よりも少し柔らかく、そして、おかゆの少し硬い位になったら適当な濃度です。これを30分程、乳棒で攪拌します。これを擦り上げと言うそうですよ。これで、きめ細かな絵具の仕上がりです。

この後は、着色。彩色筆みたいな付き立て筆か。上絵付用の”ちょぼ筆”に毛全体に絵具を付けそして、茶碗の腰から、肩の当たりで満遍なくしごいて、絵具を塗りたいところに置いて行くように盛って行きます。

これを色を伏せると言います。

絵具を塗って、凸凹になるようでは少し硬い、一方塗っても流れるようであれば、柔らか過ぎます。京都では、絵具にふのりを少々入れます。これで、絵具の伸びが良くなるそうです。


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この記事へのコメント

Yokko
2019年12月25日 23:46
興味津々🌷
すーじーうぉん
2019年12月26日 06:49
焼き上がりが楽しみです。(*ˊᗜˋ*)/