筒型花入(Tall flower vase)の 製作と装飾 

今日はのっぽの花瓶の紹介です。

IMG_4892.JPG

以前のブログで紹介した写真の削り作業が終わりました。元々は42cm程に筒上げした作品で、これだけ背が高いと削りの作業も半端ではありません。

どうやって削るんだろうと思いますよね。湿台を使います。

下から10cm位の高さに来る湿台を探して逆さに(口を下に)縦ます。そして、芯を出して、垂直にします。そして高台の底を水平に削ります。

高台が水平にならないと、芯がぶれてしまって削れないんだよ。しっぴきで削ったのは正確に水平に切れてない事が多いから。。

底が水平になったら、口を上にして、芯を出します。固定は、大き目の留土を3か所にして作業をします。

粘土は皮ベルト位の硬さにして、鉄カンナや超硬カンナで削ります。作品がこれだけ背が高いと上から乾燥してくるので、部分部分で刃物を変えないと上手く削れません。そして出来上がったののが冒頭の写真。

IMG_4902.JPG

さて今日のハイライトはこれから。信楽の赤だけど、長年の夢が叶った作品です。これを如何に仕上げるかが次のチャレンジです。

IMG_4904.JPG

友達の作品を参考にして、黒と白化粧土で仕上げて見ました。

IMG_4906.JPG

今回の成功の鍵は黒化粧土の発色です。黒化粧土は、自宅の手持ちのものを使いました。陶芸ショップコムの市販品で、一番安いもので、以前に使った時にグレイに仕上がってしまいました。

黒化粧土は上級のものは3500円程します。安物と高価なものの違いは、マンガンの含有量によって違うそうで、安物は酸化鉄が多くマンガンの量が少ないそうです。

この作品は今の段階では素焼き前ですから、素焼きで白がもっと白く発色し、本焼きは酸化焼成で真っ黒に仕上がってくれれば、展示会に出展出来るものになる事は間違いありません。

来週素焼きに出します。友人のものはデザインや形状は違いますが、素焼き後、銀彩を施してます。こちらの作品は伝統工芸展に出展するそうです。本焼き次第では、上絵付の着色も考えたいと思います。

写真ではよく分からないと思いますが、黒化粧土の装飾の前に、マスキングテープで枠取りをしてます。枠取りがシャープでプロの装飾に近くなっている作品だと思います。

さてどうなるか? お楽しみに!

下絵具を綺麗に発色させる裏技 抹茶茶碗の装飾の下地

今日は、陶芸の下絵付けで絵具の発色が余り良くないと言う事で悩んだことありませんか。

IMG_4711.JPG

こちらは窯元の商品の絵付け。土ものでほんわりと温か味があり、そして、染付られた花の色は綺麗に発色してます。

こんな色の発色をさせようとすると、どうしても、下色絵具で濃く塗ってしまいます。

一方、磁器物の色絵具の発色はとっても綺麗に発色します。

これが今日のポイント。

IMG_4901.JPG

こちらが今作っている抹茶茶碗。信楽の白。4点を作りましたが、コロナの巣ごもり明けに4点を作りました。2ヵ月も休むと、今までやっていたことを忘れていたりして、抹茶茶碗を電動轆轤で挽いて、切り糸で切ったら、しっぴきの糸が高台に巻き付いてしまいました。慌てて糸を引っ張りなんとか助かったと思っていたんですけど。

削り作業をすると内一個が変。乾いてくると、割れが出て来る。最初は、土の菊練りが上手く出来ていなくて、高台当たりに巣(空気)があったのかなと思っていたんだけど、よくよく考えると高台にしっぴきが巻きついたものだったんです。高台がてなくなってしまった。慌てて、つけ高台で仕上げました。

そして絵付けは、椿を色呉須で仕上げます。

話を元に戻して、イッチンで椿を骨書きしました。

IMG_4900.JPG

窯元では、この生の状態で、白化粧を塗ります。この作品の場合は普通の土で出来た白化粧土を塗りました。

IMG_4897.JPG

こちらは窯元の色絵付け用の徳利。こちらは磁器土で作った白化粧土が塗ってあります。こちらは、素焼き済みのもので、私のものはまだ素焼きがされてませんが、白の発色と言う意味で余り大きな差はないと思います。

このように化粧土でも、発色を補助するやり方もあります。この方法であれば、陶土の温かみのある作品と、磁器土の透明感のある色絵付けが両立すると言う事です。

この一手間が、プロの窯元は違います。

このやり方を覚えておいて、陶芸教室が再開されたら、是非試してみて下さい。

明日も、雨模様。先日筒上げをした花瓶を紹介します。化粧土はこんな使い方もあるよと言う、いい作品になりそうです。

では失礼します。

彩のある生活陶磁器

昨年8月に、九州の肥前の窯元を訪れる旅をしました。早いもので、もうあれから一年。有田、波佐見、大川内山に行ってすごく勉強になったのが凄く昔のように思えます。

IMG_3987.JPG

上の写真は波佐見地区です。波佐見は、長崎県になりますが、有田からは車で約30分のところにあります。

今、私は大阪の枚方に住んでいますが、この波佐見は枚方と昔から密接な関係があります。

淀川のくらわんかの話は良くご存じと思いますので省略しますが、淀川を行き交う船の乗客に食事が売られていたそうです。その時に使われた器は食事が終わると淀川に捨てられたそうで、今でもその食器が川底から見つかるそうです。

そして、その時に使われた食器は波佐見で作られたものだそうです。

IMG_3930.JPG

波佐見で作られる器は今でも庶民的なもので人気があるそうです。ズバリ、その人気の秘密は、何と言っても価格。有田や伊万里ややはり高い。それに比べて波佐見の食器は安い。そして、そのスタイルは余り気取らない日常使いのものが多いからだと思います。

IMG_4894.JPG

上のような作品を作って見ました。10cm程の小皿です。

こうして、お茶の時に和菓子を載せて。。召し上がれ。。

私が通う窯元は、清水坂のところで電動轆轤の体験教室をやってます。外国人観光客相手かなと思っていたら、メインは日本人の観光客だそうです。

土は信楽の白。自分で好きな作品を作る事が出来ますが、マグカップやティーカップ、お皿などが主の様です。

釉薬は、ブロンズ、ターコイズブルー、レモン、黒天目などなどがあり、自分が好きな色を選べます。

体験と言っても電動轆轤での成型まで。当然、スタッフがサポートします。

そして、作陶の後の削りなどは、全てプロの職人さんがやりますので、窯元が販売する商品に近いものが出来ます。

話がそれてしまいましたが、この体験で使われる釉薬は全て酸化焼成です。この釉薬は私たちも自由に使う事が出来ます。

IMG_4895.JPG

今回の小皿は檸檬(れもん)で仕上げました。淡い黄色の釉薬ですが、マット調の釉薬で信楽の白との相性もピッタリの様です。

単純な小皿ですが、口縁の4か所に切れ込みを入れただけで、作品の雰囲気は大きく変わります。

今までは、磁器ものや、染付など装飾に手を掛けた作品が多かったですが、以前に陶芸教室でやっていた酸化焼成の色釉での仕上げも良いなと、少し思い直しています。

今回はターコイズブルーの青の作品も作ったのですが、こちらの方は土との相性が悪いようで、5枚のお皿全てでぶくが出て失敗作になりました。ターコイズブルーはトルコ青に近い中東色です。

次回は、信楽の白を使った抹茶茶碗です。

それでは。

諦めない。きっと出来る!

久々にブログの記事を書きます。皆さんお元気?

東京都では相変わらず、50人以上の新規感染者が出てます。大阪でも、京都でも感染者が少しずつ増えて来たんではないかと思います。

最近では、車も人もほとんど以前の状態に戻ったように思えます。

日本全体のコロナの脅威に対する警戒感が相当薄れたように思います。

それにしても、最近は、若者を中心に夜の世界での感染者が増えて来ているそうです。

ここらは、政府や専門家委員会の情報の発信が間違っていたのが現実になって現れて来ました。

日本政府はコロナの封じ込めはとっくに諦めたんでしょう。最近のマスコミや流される情報で、”Withコロナ”とか、”コロナと共存”などの表現がまかり通ってます。

キャバクラや昼カラオケで、多くの感染者が発生しているのに、クラスターとは言えないとか、緊急事態ではない。おまけに、クラスターが発生した店名の公表さえもしない。

これでは、感染が広がらないのがむしろ不思議な位。

万全の対策をしてもクラスターが発生したら仕方がない。でも、ここでその後のクラスターの広がりを如何に抑えるかにかかっている。

感染経路不明者の率が多くなっている。中には本当に不明な人もいるだろうけど、夜の世界で遊びまわった結果の感染であれば、多分、その事実は伏せたいと思うのではないかと思う。不明ではなく、多分、言えないのでないかと思いますね。

それが、歌舞伎町で発生した大量の感染者。だれも、店の名前を憶えていないだって。そんな事あり得ない。

遊び回ったところが、ヤバイ公表出来ない場所なんでしょうね。あの、中国であれば、歌舞伎町を即刻封鎖して、全ての夜の店の従業員のPRC検査をするだろうけど、日本はそれをやる動きもないし、意図的にやらないのではないかと勘繰りたくなる。安倍政権と東京都の関連者は、こんな状況でも”日本モデルの成功”を信じたいのだろうと思います。



継続は力なり。。。


こんな嫌な話題は止めて、ちょっといい話。

IMG_4892.JPG

今日はこんな作品が出来たよ。何と2年数か月もかかった。写真が少し暗くて、ちょっと陰気だけど。本当は後ろに花火が打ちあがっていてもいいくらい。

4kgの赤粘土で、43cmの筒上げが出来ました。これすごいよ。どんなに頑張っても30cmプラスしか上がらなかったのに。そして、何度、涙を流したことか(心の中で)

Youtubeでありとあらゆる動画を見て真似して見たり、もちろん、轆轤師さんに何度もデモをやって貰ったりしたりしても、それでも出来ない。

コロナの自粛で暫く、筒上げをしなかったのが、先週、少ない量の余り土でやって見たら、何かをつかんだ。”これだ”。そして、今から考えるといろんなビデオでも常に言っているし、轆轤師さんにも言われた事。

それは、外と内側の指を如何に合わせるかと言う事。

IMG_4891.JPG

簡単な事だった。でも、本当はここから。その内外から挟んだ土を挟んだままゆっくりと底から、上まで緩めることなく継続した一定の力でゆっくりと持ち上げる。

こうして解決して見ると、”簡単””やっぱり””なんでこれが分からんかったんやろ”となる。

そして、この技術をマスターで、2番目の写真のようなどんな筒物でも出来るようになる。

均等な厚みで上から下まで上がっているので、後は成型のみ。削り仕上げが終わるとバランスの良い作品が。自由自在。

長くなるから、この話はこれで終わりますけど、ゴルフでもなんでも同じ。

でもクラスメートでもすぐに諦める人がいる。私はこの反対。”人が出来ることは、自分も絶対に出来るようになる”と、自分に言い聞かせる。

絶対に諦めない。そして、出来るその日を信じて、継続。

あきらめたら、失敗。

成功の秘訣。継続、努力、そして、掴んだコツは一生もの。

これで、ノーマンの陶芸の世界がもう一つ広がりそうです。でも長い長い、2年でした。筒上げを見よう見まねで始めてたのがその数年前からだから、5~6年もかかった。やっと。その日が。


税の無駄 要らぬアベノマスク、陶芸下絵具サンプル、角皿”フグ”絵付け

今日も昼前からゴルフの練習。ゴルフ場にも人が溢れかえっている。その中でも、やはりマスクをしている人はほとんど皆無。土曜日は、一般のサラーリーマンなどが多い。この人たちは日ごろはコロナの対策はしているんだろうか?県マタギの解除の影響か、世間全体が緩んでしまったように思える。

IMG_4888.JPG

私が住むマンションの玄関に写真のような箱がおいてあります。

”アベノマスク”の回収箱で、要らない人はマスクを投函してくださいと書いてあります。中には、アベノマスクのパックが見えます。私は、安倍政権の失策の思い出に開封せずに残しておきます。その内にゴミ箱へ。

アベノ政権の代表的なこのマスクで、私たちの466億円もの血税をかけて頂いたマスクがやっと届いたと思ったら、暑い夏になり、これは使えないと思ってしまいます。それよりも、マスクが小さすぎる。子供用を配ったのかな?

今日のテレビでマスクの件を取り上げた番組がありました。

通常のマスクは、市販品で12円程、医療用が4円程度だそうです。その価格差の理由は、日本の医療機関は赤字経営のところが多くて、競争も激しいのでこのような価格になるそうですね。

逆かと思ってました。そして、このマスクの価格の影響で、生産が中国に移されていたそうです。それが、今回のマスク不足の原因。

中国からマスクが入らず、国内で生産をしたくとも、材料さえも手に入らなかったようです。

そして、国が優先的に配布すると言っていた医療機関向けのマスクもごく一部のコロナに対応していた医療機関などに配布されていたようで、医療機関でもクリニックなどの小規模な機関には、一度だけの配布で終わったとのことです。

このマスクの例だけを見ても、阿部の政権の対応が如何にいい加減で後手後手に回っていたかが分かります。

専門家委員会の議事録がないことが問題になってますが、このマスクの例だけを見ていろいろな問題がありそうです。コロナが落ち着いた段階で、このお粗末な対応を検証する意味でも、議事録を残すべきです。 今のITの時代、紙なんか要らない。ICレコーダーで録音して、デジタル化をするだけです。どうしてこんな簡単な事が出来ないんだろう?



陶芸用下絵具の色見サンプル


コロナの記事を書いていると非常に腹立たしい。そこで、話題を陶芸に変えます。

IMG_4879.JPG

色見サンプルを作りました。こちらは、液体の下色絵具と、パステルの絵具のサンプルで、信楽の白の豆皿に着色して見ました。

IMG_4880.JPG

そして、こちらは、呉須の色見サンプルです。

呉須だけでも、これだけの種類のものを持ってます。ほとんどの絵付けが、瑞光窯で特別にブレンドされたものを使いますが、色味サンプルサンプルを作ってもっと活用して行きたいと思ってます。

釉薬は石灰透明釉を予定してます。



角皿の本焼き


以前に紹介した角皿の本焼きが出来上がります。

IMG_4869.JPG
IMG_4870.JPG

特にコメントはありませんが、いい感じに仕上がりますたね。可愛いフグの兄弟と、網目や青海波の中で可愛く泳いでます。


陶箱本焼き紹介

今日は何か新たな事がありましたか? 最近はコロナの巣ごもりの影響で、生活の行動範囲が狭くなってしまって、新たな事に遭遇する機会もすっかりなくなって面白くないですね。4時半頃に目が醒めてゴルフに行こうと思ったら、お天気予報通り外は雨。という事で早朝ゴルフは中止。もう一度寝直して、起きてピアノの練習。こちらは少しづつではあるけど、両手の演奏も大分できるようになって来ました。

”白鳥”や”悲愴””などは、時には90点以上の得点が出る事もあるんです。

ピアノの練習は早朝にやるのが一番気持ちいい。夜はいろんなアクティビティーで大体がお疲れモードだからかな。隣近所に迷惑にならないように音を押さえて、且つ、許されそうな範囲での最大音で。

昼からはゴルフの練習。スウィングで気になる数点のチェックです。

本当であれば、カラオケに行って思いっきり大声を出して演歌を歌いたいんだけど、一人カラオケでも、何となくコロナに感染しそうで怖い。

昨日は、県マタギの自粛が解除されて、外は以前の通り、車や人が溢れています。マスクをしていない人も結構いて。ゴルフ練習場なんかマスクをしているのは私だけでした。世の中、コロナの問題がなくなったように元の生活に戻りつつあります。スーパーやホームセンターなどに行くと、大量のマスクがカートに山積されてます。値段はどれもこれも、千円以上で、昨年であれば、50枚入り、489円程でしたから、コロナに便乗して、皆が価格を釣り上げている。いずれ値段は下がってくるでしょうから、それまで待つことにします。カートに一杯展示されていると何となく買う気がしない。それまでは、”マスクが何故ないの”とぼやいていたのに、消費者心理ってこんなものなんでしょうね。無けりゃほしいし。あれば、買わない。



陶箱の本焼き完了


IMG_4881.JPG

巣ごもりの間に作った沢山の陶箱の本焼きが完了しました。

IMG_4882.JPG

例によって、施釉は青白磁です。申し訳ないですけど、やっぱり、この釉薬の良さは写真では表現できませんね。蓋には線彫りや、レリーフ調にいろんな文様を描いて見ました。釉薬の濃淡でくっきりとその文様が表現出来てます。

IMG_4885.JPG

蓋を取るとこんな感じで仕上がってます。鋳込んで、超硬カンナで余分の粘土を削って仕上げてます。蓋と本体の勘合を保持する”気”は蓋側についてます。

今回作ったのは15個。その内、2個が不良。一個は、釉薬で蓋が融着して気が少し傷が出ました。もう一個は、脚をつけて一個が脚の部分が少し内側に曲がりました。

やっぱり、難しいのは蓋の融着を如何に防ぐかです。ここで少し私たちの処理を紹介しましょう。



蓋物の勘合部の処理方法


アルミナと撥水材を使います。

施釉をする前に”気”のある蓋側の処理です。

まずはアルミナを水で少し薄めます。そして、このアルミナの液に赤インクで着色をしておきます。

アルミナを”気の外側に丁寧にはみ出さないように塗ります。はみ出すと、釉を弾いてしまいます。

そして、少し乾燥させて撥水材をアルミナの上に塗ります。

これだけなんですが、結構神経を使う作業です。

もしアルミナや、撥水材がはみ出したら、サンドペーパーで落とすか、もう一度素焼きをして撥水材を飛ばします。

そして次は、施釉。施釉が終われば、本体側の蓋が接触する部分の釉薬を完全と取り除きます。竹べらと釉薬剥がしを使えば完全に除去できます。必要であれば、本体側にも施釉前に撥水材を塗ってもいいでしょう。

そして蓋側の処理。アルミナと撥水材を塗ってますので、釉薬はほとんど付着していないはずですが、釉薬を完全に除去しましょう。

今回はこの作業を丁寧にやったつもりでしたが一個は融着がひどく気を欠けさせてしまいお釈迦です。

このB級品は商品になりませんので、家内の小物ジュエリー入れにしました。

コロナの巣ごもりの時の作品でしたが、90%は満足の行くいい作品になったと思います。

皆さんにもいつかの機会に現物を見ていた頂きたいと思います。

秋の南禅寺の展示会の開催の有無は今のところ不明ですが、お見せできればいいなと思ってます。

それでは。失礼します。


瑞光窯 クラウドファンディング 「崖っぷちのカエルをみんなで助けよう!大作戦」

観光客がぴたりとなくなった京都。窯元もいろいろなお店も客ががら減りで大変な状況の様です。コロナの発生前は、インバウンド目当ての民宿が続々と建築されていたんですが、その多くが客なしの開店休業の状態の様です。

私がほぼ毎日のようにいく東山の麺屋さんもお客がほとんどないと、高齢のオーナーさんがぼやいてました。ぼやきよりも、死活問題の嘆きですよね。

私が通う、清水焼の瑞光窯も注文ががた減りの上、一つの経営の柱であった体験教室も旅行者やインバウンドがなくなり、休業の状態になっていたようです。つい最近知ったんですが、このコロナの自粛期間、瑞光窯も”クラウドファンディング”をやっていたそうです。


クラウドファンディングのウェブサイトに以下のように記載がありました。

京都150年続く老舗窯元として、ロクロ体験を提供する瑞光窯(ずいこうがま)。新型コロナウイルスの影響で京都観光のお客様が激減し、予約が白紙状態になってしまいました。来たるべき日までお店を存続させ、もう一度皆さまに笑顔を届けるために。ご支援のほど宜しくお願いいたします!

もうこのクラウドファンディングは終了してます。クラウドファンディングは私自身もそれほど詳しいい訳ではありませんが、支援者に商品やサービスを提供する方法や、株や支援金を求めるやり方などがあります。この瑞光の場合は前者で、瑞光窯の商品を直接支援者に販売するやり方だったようで、ファンディングの募集で、約600万円が集まったようです。

支援者は、少々高くても、今すぐ必要なものでなくても支援する目的で商品を購入するんですね。

瑞光窯カエル.jpg

そして今は、ツイッターで面白い企画をやってます。以下は瑞光窯のそのプロジェクトの紹介記事です。

支援金額は500万円を超え、瑞光窯ではリターン品のうつわの制作や、コロナ対策を施した新体制でのロクロ体験のお店づくりに日々奮闘しています。
もちろん金銭的にも大変助けられており、皆さまには感謝しかないのですが、それ以上に、数字の裏側にある1人1人の思いやりの気持ちや行動に深く有り難みを感じている今日この頃です。本当にありがとうございます。本プロジェクト開始からの1ヶ月半は、苦しい状況でありながらも、何ものにも代え難いほど素晴らしい時間で、“感謝の気持ちを私たちなりの方法でカタチに残したい”という思いで、皆さまにもご参加いただけるひとつの企画を考えました。
題して…「崖っぷちのカエルをみんなで助けよう!大作戦」です。

企画の説明にまいりますね。
突然ですが、皆さまは「鳥獣戯画」をご存知ですか? 鳥獣戯画とは、京都の高山寺に伝わる絵巻物のことで、特に、カエル・ウサギ・サルなどが擬人化されて描かれたものが有名です。「日本最古の漫画」とも称され、京都で作られる焼き物の絵付け図案にも多く用いられてきました。最近では、米津玄師さん作詞作曲の〈NHK〉2020応援ソング「パプリカ」の『鳥獣戯画』版が発表されて話題になりました!
https://youtu.be/_qmUh9xnI10
さて。
ここに、巨大な大鉢をひとつ用意し、瑞光窯の絵付け職人・永野が、フチの部分に1匹のカエルを描きました。よく見ると、両手でぶら下がり、足をバタつかせ、今にも崖から落ちそうです。彼はなぜ、こんなところにいるのでしょうか?何か嫌なことがあって、外に逃げ出そうとしたのかもしれないし、ちょっとした冒険心から、新しい世界を覗いてみたのかもしれません。いずれにしても、もがき苦しみ、必死で助けを求めているように思えます。
私たちからのお願いはひとつです。このカエルを助けてもらえませんか?今回、初めてクラウドファンディングに挑戦し、強く実感したこと。


このツイッター面白いですよ。何が面白いかと言うと、このツイッターのアクセスは優に7万件を超え、RTと言われるリツイートが5万件を超えてます。アメリカのトランプさんが良く活用しているSNSですね。RTと言うのは、この記事面白いよと友達などに拡散することを言います。

私もこのブログをはじめ、InstagramやYoutubeなどをやってますが、これだけ短時間に拡散されるのは初めて見ました。

SNSの用語で、爆発的に拡散されるのをバズると言いますが、面白いやり方を考えたものです。

時間があれば、ツイッターにアクセスして見て下さい。⇒こちらをクリックしてください。

この絵付けの職人さんは、私の絵付けの先生でもあります。この大皿に既に半分位の動物が描き込まれてます。目標は5万匹だそうで、内側だけでそんなに書けるのかなと思ってます。この取り組みはYahooニュースでも取り上げられたそうです。

沢山の人が、自分のペットや、好きな動物を描いてとコメントしてます。鳥獣戯画とペットブームを上手く活用した素晴らしいコンセプトです。でも、如何にバズってもファンディングは無いのかなと思います。

IMG_4864.JPG

こちらは私の鳥獣戯画の絵付け。こんな絵を5万も描くのは想像できない。完成した暁には、すごいことになりそうです。

ツイッターにアクセスして、応援お願いします。

飾り皿本焼き フェニックス、広重五十三次 神奈川沖、龍

今日は、心地よい北風の一日で皿も真っ青。人間湿度が40~60%位であれば快適と感じるようです。でも、明日からは又、梅雨が復活するそうです。今日は、染付の作品3点を紹介します。

IMG_4865.JPG

最初の作品は、ギリシャ神話に出て来るフェニックス。火の鳥ともいわれる架空の鳥です。あの”ハリー、ポッターでも出て来ました。

死んでも蘇ることで永遠の時を生きるといわれる伝説上の鳥で、
寿命を迎えると、自ら薪から燃え上がる炎に飛び込んで死ぬが、再び蘇るとされています。以前に小皿に呉須で染付をしてましたが、今回は色呉須で少し着色をして見ました。

15cmの磁器皿で、色呉須が上手く発色してくれました。

次の作品も以前にも描いた広重の模写です。


IMG_4866.JPG

初めて描いた作品は、少し遠近感がなかったし、この絵付けであれば、ほしい人もいるのではないかと思います。

他の五十三次の絵は細かすぎて、この小皿には不向きかと思います。

そんな状況で描いたものですが、富士山を少し薄く描き過ぎたようです。それから、高く伸びた荒波の裏の部分をもう少し濃く強調すべきだったかなと思います。おしいい。。

呉須は焼き上がるまで、発色の程度が分かりません。そこが水彩画や、油絵などとの難しさの違いです。

次の作品は、最近得意になって来た龍です。


IMG_4867.JPG

前回の作品との違いは呉須です。今回は青呉須と言うものを使って見ました。

本焼き前の状態では、少し青味が強すぎるかなと思いましたが、こうして本焼きを見ると、結構、迫力のある作品になりました。


前回のトトロのメイちゃんの失敗の経験もありますので、今週末には、呉須、色呉須、下絵具を使って色見サンプルを作る予定です。

それでは。

一輪挿し 本焼き

今晩は! 今日は一輪挿しの本焼きの紹介です。

IMG_4871.JPG

こちらは、菊皿を型にして、たたらで作った菊皿2枚を貼り合わせたものです。

釉薬は黄瀬戸マットの掛け分けで仕上げました。

イッチン描きの点描で、サボテンのように見えないことはないですね。

IMG_4873.JPG

こちらの一輪挿しは如何でしょう。岩肌に穴があいていてそれが一輪挿しになるようなイメージ。

この作品は、見ても持っても重厚感があります。

花を活けると結構存在感のある作品で、陶芸らしい作品です。

作り方は芯になる筒を作り、後はたたらの薄い板をどべで貼り付けて行きます。花入れですから、水漏れだけはあってはならない。その為、円柱を芯にします。

素焼きをして、適当に回りに貼り付けた粘土を割った間引きして行きます。この方が自然な感じになります。

釉薬は、黒天目に白マットを振掛けて、自然に風化しつつある岩石を表現しました。本当は赤粘土で、無釉の焼き締め風に仕上げたかったのですが。。。。白マットの釉薬が金色に発色してます。丁度、黒天目にそば釉を2重掛けをした時のような発色になりました。

IMG_4874.JPG

こちらの一輪挿しはたたらの貼り合わせの作品。釉薬は上の作品と同じです。

たたら板は、カーテン開閉用の紐の鉄のコイルを伸ばして道具で切りました。

途中の作業で、波目が少し弱くなってますが、まずまずの出来かと思います。


最近の私の磁器物とは少し変わって、土ものも陶芸教室風の作品になりました。

あまり以前と変わりませんが、造形や施釉で楽しむ作品になりました。

それでは!

染め付け大皿本焼き 日焼けした、”トトロのメイちゃん”

今晩は! 今日は沢山の本焼きが上がって来ました。その内の一部を紹介します。

IMG_4853.JPG

コロナの巣ごもりの期間に作った作品の中で最も期待したうちの一つがこの大皿です。

本焼きで直径32cmの尺皿です。 釉薬は青白磁。

この作品は磁器ですが、削りが終わって、室内の乾燥棚に放置していたら、高台が少し曲がってがたつきが出ていました。室内で急速に乾燥したのと、棚板が少し曲がっていたのが原因のようです。

やはりこれだけの大物になると、急な乾燥は歪を起こしやすいですね。窯元では、大きなガラス板の上に伏せる形で置いて乾燥させるようです。

これ以外はそれほど大きな問題はなく、呉須で鷹の絵柄を描きました。

そして、半分は祈るような気持ちで、本焼きで元に戻る事を祈ってましたが、何と、見事、高台にがたつきもなく焼き上がって来ました。

釉薬は青白磁のずぶ掛けと、コンプレッサーでの吹き掛けで仕上げました。

青白磁は青磁と白磁の中間の色調がでます。青白磁と言ったり、影青(いんちん)ともいうそうです。

透光性があり柔らかな色合いが出ます。でも、写真では残念ながらその良さは伝わりません。

裏表に点のような釉薬の縮がありましたので、もう一回再焼成に出してます。


IMG_4862.JPG

こちらも期待と不安混じりの絵付けでた。

トトロのメイちゃん。絵付けは大変上手く行っていたのですが、下絵具の肌色を今まで使った事がありません。はたしてどう発色するのでしょう。

結果は写真の通り、メイちゃんが、ハーフのような子。又は、夏の日焼けをしたようになってしまいました。

この肌色の下絵具は、ボトルに入った液体で、説明書に還元なのか、酸化焼成なのかの表示がありません。絵付け師さんの話では、酸化焼成用の絵具ではないかと言う事です。

やはり、テスト用の色見サンプルを事前に作るべきでした。

いつも失敗してからの反省ですが、これでも結構可愛くて良しとしましょう。

他の作品は後日紹介します。お楽しみに!

磁器の技法 堆磁(ついじ)技法

皆さんは、神農巌さんの堆磁(ついじ)技法と言うのはご存じでしょうか。私は昨日知りました。陶芸スクールの休憩室に兵庫陶芸美術館で開催された時の本が置かれてました。下の美術館のホームページに掲載されているポスターです。

shinno_tsuiji.jpg

堆磁と言うのはこの作者の造語だそうです。この技法は、作品の上に、筆で薄い磁器土の泥漿を塗り重ねて行く技法で、どべを薄く何十層も重ねていって文様を作るそうです。

近畿伝統工芸展、日本伝統工芸展などでいろいろな賞を受けると共に、2012年には、紫綬褒章など、日本の現代陶芸界をリードする方とのことです。 作品やこの人の経歴を知りたい方はネットで検索して見て下さい。

神農さんは1957年生まれで、60代前半。大学卒業後、京都市工業試験場、京都府立陶工職業訓練所、そして清水焼の窯元で5年程修行。

実は、この窯元と言うのが、私が通う瑞光窯です。スクールの方ではなく、職人として5年。この間、磁器の修繕作業をされていたようです。

磁器は、素焼きまでは簡単に欠けたりします。その修復には、磁器の粉をどべにして、筆塗りを重ねて最終的には再度素焼きをして修理をします。

この頃は20代の職人さんと言うよりも、職人の手伝い的な作業が多かったのでしょう。磁器の修復は、私もやりますが泥漿を塗って乾かし、又塗りの繰り返しで、余り面白くない作業の一つです。余り、厚く塗り過ぎると剥離したり、どべが乾燥で割れが出たりします。

こんな単純な作業の中から、それを何十回も繰り返して『磁土を盛り上げて加飾する』と言う新たな技法を生み出したその努力は感激ものです。

もう一つの特徴は独自の青磁。京都工業試験場の頃から、青磁釉の研究をされてきたようです。その結果、オリジナルの青磁を作り上げたとの説明があります。職人さんの話では、その内に人間国宝になるのではないかとのことです。

  

ある面つまらない作業の中から、ダイヤモンドを見つけたようなもので。そこに私が求めている何かがありそうな気がします。

もう一つ、見逃せない要素が磁胎。凛とした白磁の美しさ、そして造形。

井上萬治さんの作品にしても他の白磁の作家さんの作品も私が最も魅了される分野です。人間国宝級の型の作品は、胎磁、そして造形、そして、独自の釉薬が合わさった芸術作品に見えます。


IMG_4836.JPG

こんな日本を代表するような作家の後に自分の作品を掲載するのは恥ずかしい話ですが、最近は、『トミさんは磁器のひとですよね。』とか、『絵付けが上手いですね』と言うような事が良く言われるようになって来ました。もしかしたら、磁胎が私の根幹をなすべき素材かと思いだしてます。

上の作品は、磁器土で作ったもので、これを乾燥させて削り仕上げます。

仕上げは青磁か、月白で仕上げますので、作品名は『青磁彫文線壺』としておきます。

白磁は削り終わった無垢のままで十分魅力的なんですが、線文を彫ってみます。

IMG_4848.JPG

磁器は、超硬カンナや鉄カンナなどで、さくさくと削れますよ。削りカスは黄な粉みたいな感じで、鉛筆で下描きした線に沿って慎重に削って行きます。

あんまり大胆に削ると、削りの深さなどが微妙に違ってきてそうなるとこの仕上げが手間になります。もう少し、線の数を増やし、口縁を薄く揺らぎを強調したいと思ってます。

IMG_4844.JPG

こちらは、少し遊びで作った一輪挿し。陶土です。このままでは、誰でも作れるものにしかなりませんので、こちらも線彫りをして見ました。口は、少しカットを加え揺らぎを付けて見ました。(写真は仕上げ前)

陶土に線彫りを入れるのはカンナが引っ掛かり気味になりますので、仕上げが難しいですがカンナの彫りとサンドペーパーでそれなりに仕上がります。

このブログを書いて、次の目標は独自の青磁釉を作ることと、堆磁をやって見たいと思います。破損した素焼きの磁器にどべを塗って見ました。それほど難しい技術には思えません。今でも、泥漿を使ってイッチン描きをしてますから、後はやり方でしょう。

来週は作品の本焼きが少しずつ上がってきます。お楽しみに!

陶芸スクール再開

皆さんお元気でしょうか? コロナの緊急事態宣言も解除されて、陶芸スクールも6月初めより再開です。何よりも、関西地区の新感染者が、ほぼ0の日々が続いていて何よりです。

でも、昨日の日曜日はどこに出かけても車や人で一杯。東京では、夜の接待の感染者が沢山発生しており、関西でも飲み屋の自粛が緩和され、その内に大きな第2波が発生しないと良いですけどね。

陶芸スクールの方は、皆さん真面目にマスクを常時着用して、3密が発生しない様に心掛けてます。やっぱり、これが日本人なんだなと思います。誰にも言われなくとも真面目に考えられる対策を忠実に実践する。

悪名高いアベノマスクも数週間前に到着。でも、こんな粗悪なもの使えない。今では、マスクは市中でも手に入るようになったし、消毒用アルコールも少しずつ手に入るようになって来ました。

そして、今日特別給付金の申込書が届きました。

今の行政府も問題、そして、地方都市で実践する役人たち本当に役立ちませんね。阿部政権はやることなすこと全て後手後手。日本で新コロナの対策が上手く行っているのは、政権でも、専門家でもなく、やはり日本人の国民性ではないかと思います。その中でも、吉村知事にリードされている関西は、素晴らしい。東京の影が薄れている。大阪、万歳!



久々の陶芸スクール


4月の始めから休みに入り、何と2ヵ月近くも休んだんですね。

久々に轆轤を回しても何となく手元がおぼつかない。同僚の一人は、土殺しが上手く行かないと言ってました。”一度見せて”と言って手つきを見ていたら何となく変?”あんた轆轤の回転合ってるの?””逆違う?”と言うと、”轆轤の回転はFWD(右回転)に設定されてる。””でも轆轤は左回転してるじゃん””あれ~おかしいな””電動轆轤は機種によって、回転のスイッチを切り替えただけではだめだよ”。。。と言うようなことで、いつも右回転でやっていた土殺しを左回転でやっていたんです。

轆轤の中には、コンデンサーと言う部品があり、電気を蓄えます。この電気を完全放電しないと、回転は切り替わらないようになってます。電源をOFFにして、回転レバーを押すと轆轤が回転して、暫くすると止まります。これで、放電完了。

IMG_4836.JPG

これは一つの例で、皆2ヵ月の休みで腕が落ちている。私もまずは信楽の白で、一輪挿しを6本程作って、次が上の磁器の花瓶を作りました。やはり、磁器は難しい。

IMG_4843.JPG

これ何でしょう? それは”トリックアート”。私の遊びで、鉛筆で、A4の紙にFの文字を書いて、立体的に見えるように書いただけです。これがトリックアートや、3Dアートと言われるものです。

IMG_4842.JPG

この3Dアートを使った絵付けです。三角円錐が組み合わさったような絵付けです。素材は15cmの磁器の平皿に呉須で描いたものです。円錐が奥の方へ伸びて、底で交わっているように見えませんか? これは面白い。私独自の絵付けの世界が広がるかも。

IMG_4839.JPG

これは如何? ととろのメイちゃんです。安物の下絵具の肌色を使ったから、どんな発色をするか不安ですが、色呉須での絵付けとなるとこんな感じ。

IMG_4837.JPG

こちらは、先日描いた東海道53次の絵付け。少し不備な点があり、もう一度書いて見ました。まだ最終ではありませんが、遠くに見える富士山を少し淡くして、遠近感を付けました。

IMG_4841.JPG

龍。瑠璃呉須で描いて見ました。

IMG_4838.JPG

火の鳥、フェニックス。色呉須で描いて見ました。


上の飾り皿は、15cmの磁器の平皿です。真っ白な地肌に絵付けされた、飾り皿が出来上がってくるでしょう。最近の作品の一部ですが、こんな感じで私の陶芸はとどまる事知らずの勢い。今、素焼きの作品が60個程仕上げを待ちです。

今日は陶箱を12個ほど青白磁で施釉して来ました。いい作品になる気配があります。


最後に、今年の枚方工芸展はコロナの影響で一般参加者の募集は中止になったと枚方市の担当者から言われました。工芸会のメンバーのみの出展になるそうです。

今年の目標だっただけに真に残念ですが、これも致し方ない。

このところブログもサボってましたが、陶芸中心の生活にリズムを切り替えて行きますので、宜しくお願いします。

陶箱の装飾 レリーフ調の仕上げ

近畿圏のコロナ緊急事態宣言が解除されました。ワ~イと喜んだらいいのか? 今日もゴルフの練習に行ったけど、気持ちの性かゴルフ場でもすっかり、全面解除の雰囲気、ここまで緩むとコロナの再発が心配ですね。

コロナの問題が完全に収束した感じ。

まだ確認はしてませんが、京都の陶芸スクールも多分来週からは再開か?

これだけ休むと半分気持ちはうれしいいけど、あと半分は少し気分がブルー。毎日、往復3時間位もかけての車の運転も少しおっくう。少し贅沢と言うか我がままかも知れませんけどね。

陶芸好きな皆さんも陶芸教室もいずれかは再開されるんでしょうね。やっぱり、嬉しいでしょうね。

IMG_4815.JPG

以前、Youtubeのチャンネル登録者から、”レリーフも挑戦してください”と言ったコメントがありました。確か、私の染付の作品を見た人からだったと思いますけど。

レリーフ? 一体何だろう?と思っていて以前に調べて見ていたんですが、簡単に言えば、ウェッジウッドのあの装飾技法を思い起こして貰えばいいでしょう。

ウェッジウッドのレリーフは、ジャスパーウェアーの一つの装飾方法なんですが、日本語で言えば、貼花だそうで、磁器の上に別の型で作ったいろんなモチーフを貼り付けたものなんです。

英語ではreliefと書きます。日本語では浮彫細工と言うそうで、素材を少し掘り込んだだけのほぼ平らなローレリーフ(浅浮き彫り)と、彫刻と同じくらいの立体感があるハイレリーフ(高浮き彫り)に分かれるそうです。

日本の鎌倉彫りなどは、ハイレリーフなんでしょうね。

そんな感じなんです。そうなんだ。であれば、以前から、花瓶などで、随分レリーフは作って来てます。そして、今日は、陶箱にそのレリーフ装飾をして見ます。これで、13個目の陶箱で、10個は全てレリーフの装飾をして素焼きが完了しているはずです。

IMG_4822.JPG

いつものローレリーフであれば、上の花瓶の様に仕上がります。磁器に花の文様を彫り込んだものに、月白(青白磁)の釉薬を掛けて本焼き。淡い青磁の濃淡で、彫り込んだ文様がくっきりと浮かび上がります。


IMG_4818.JPG

こんなモチーフをインターネットで探して鉛筆で下描きをして、彫り込んで行きます。鉛筆で描いた部分を錐の先見たいな鋭利なものでガリガリと線彫りして行きます。彫刻刀を使ってもいいけど、錐が作業が早くて効率的。この方が”きりがいい”。 下手なオヤジギャグですけど。

そして、次はその線彫りの重なっている部分や凹んでいる部分を中心から削って行きます。この作業はL字のカンナを使えば綺麗に出来ますよ。

言葉での説明は難しいけど、例えば、葉っぱが2枚重なっているとしたら、重なっている部分の境界線を削れば、上の葉っぱと下の葉っぱに立体感が出て来ます。

下の葉っぱ全体を削る必要はありません。そんな人はいないと思うけど、だんだんに削って行ったら穴を空けちゃいますよ。

この場合は中央の花芯から、花びらの重なりを削って行き、最終的には周辺まで重なりを削って行きます。

IMG_4816.JPG

上の写真は別の作品。これは、鉛筆描きを線彫りしただけの作品です。これもありだと思います。線彫りされた部分に釉薬が溜まり、濃くなりますので、これで描かれた文様がくっきりと浮かび上がって来ます。

IMG_4817.JPG

こちらの作品を見て下さい。線彫りをした上に重なりを彫ってます。上の線彫りだけのものと、少し、重なりを彫ってローレリーフ調に仕上げたものは迫力が違うとはおもいませんか?

IMG_4820.JPG

そして、この3点は脚を付けて見ました。すでに素焼きのものは脚は付けてません。ですから、畳付きの底は無釉での仕上げになります。こちらは、3つの脚を付けることで、底ににも施釉も装飾も出来ます。


これは私のこの作品に対する思いなんですが、用途の一つとして、装飾品の小物を入れるジュエリーボックスとしても使えると思います。内側には、赤の毛氈を貼ってやれば、高級な宝飾箱になると思います。

如何でしょう?

今日はレリーフ装飾についての提案でした。

最後にこの陶箱は磁器です。磁器の大きなメリットは、磁器は細かな石の集まりですので、超硬カンナを使えば、サクサクと削り作業が出来ます。

陶土の作品では、鉄カンナなどで削る時に少しひっかかる感じが出ると思いますが、丁寧な作業で克服は出来ると思います。

それでは.
Have a nice day!


大物花瓶の染付

コロナの状況が好転してなによりです。そして、大坂の緊急事態も徐々に段階的に解除の方向の様です。今日テレビでやってましたが、スペイン風邪が第一次世界大戦中で発生して、その感染者は世界の人口の3分の1の人が感染したそうです。世界中で死者が出て、日本も感染者が2300万人、そして死者が39万人。

スペイン風邪と言っても、最初の感染者はアメリカで発生。その当時の戦争の影響でアメリカの兵隊により、世界中に広まったと言う事です。アメリカでは、戦争でなくなった人以上の人がこのスペイン風邪で亡くなったそうです。

日本の当時の人口が5000万にだそうで、如何にこのスペイン風邪が凄かったのか。。このスペイン風邪は、現代の科学分析ではA型のインフルエンザだそうです。このスペイン風邪は大正7年から9年まで、3波の発生があったそうです。

詳しいことは、ウィキペディアなどに書いてありますので、興味があれば読んで下さい。

韓国でも、中国の武漢でも、コロナが再発しているようで、日本も同じ轍を踏むのではないかと心配です。

この暗い話はこれ位にして、今日のテーマの花瓶の絵付けを。


IMG_4804.JPG

この写真の花瓶は、以前に陶土で作ったものです。高さが320mm程あります。この作品を作るのには、約380mmの筒上げが必要になります。この400mm近い筒上げを磁器土でやろうとすると、相当の練習と技術力がないと無理です。この後に、磁器土で作ってますが、この練習作品がありましたので、絵付けをすることにしました。信楽の白に染め付けをしても発色が良くないのでもう一つ気が進まないのですが、廃棄するのは勿体ないので、取り敢えず絵付けをして見る事にしました。

IMG_4805.JPG

以前から、この大物にふさわしい絵柄を考えていたんですが、この牡丹の絵柄が一番似合いそうです。

鉛筆で下描きをしてから、呉須で骨書きを。牡丹は4輪。この牡丹の染付は陶芸で良く使われます。

正面図が多いですが、それでは余り面白くないので、絵画風に書いて見ました。

IMG_4806.JPG

骨書きを終え、枝葉を濃いだみで仕上げて見ました。上の写真は一応、だみが終わった段階ですが、全体的には少し薄いだみです。

IMG_4807.JPG

次が花びらの薄だみ。白い牡丹を描いてますので、軽くシャドーを描いて行くだけです。濃いだみの呉須に沢山の水を入れて超薄に。

ここからは、水を用意しておいて、呉須をだみ筆に含ませた後、筆先に少し水を含ませます。

この部分がグラデーションになります。最初は素早く水で描き自然に呉須が筆から降りて来て、徐々に呉須が濃くなり、グラデーションが付くと言う事です。

IMG_4808.JPG

右側から見た絵付け。陶土は、磁器土と違って、呉須がスムーズに吸い込みませんが、これを何とかするのが作者の腕でしょう。これで一応呉須での着色は完了です。

IMG_4812.JPG

ここからが仕上げ、薄だみや濃いだみにだみを重ねてコントラストと立体感を出して行きます。たとへば、葉っぱが重なった部分の下の葉っぱの端に少し濃いめのだみを重ねるて行くことで、奥行きが出て来ます。

IMG_4811.JPG

こちらが違ったアングルから。丁度、鉛筆デッサンをするようなもので、モチーフを見て、ポイントポイントを修正して行くだけで、絵にコントラストと立体感が出て来ます。

IMG_4814.JPG

これが最後の写真です。これが磁器であれば、いい作品になったと思うのですが、少し時間をおいて見直したいと思います。

本焼きをするかどうか50:50ですが、もしかしたらいい作品になるかも知れませんね。

最後にもう一つの裏技を。 薄だみで、グラデーションを入れた場合。 グラデーションに斑が出たり、思いよりも濃かった場合は、綿棒を使います。乾いた綿棒で、軽くこすってやって調整します。これは、プロの絵付師さんやる方法で、ベタ塗りをされた染付よりもリアルな表現が出来るでしょう。

たたらで作る菊文様一輪挿し

こんにちは! 

今日は、たたら作りのちょっとした裏技を紹介します。

裏技とは少し大げさなんですが、ちょっとした遊び心でこんな作品を作って見ました。

IMG_4803.JPG

綺麗な菊文様が入り、白化粧土の点描が。こんな作品手間暇かかると思いますよね。

でも簡単なんですよ。10分もあれば、作れますよ。ただし、乾燥は除きですけど。

IMG_4802.JPG

これはどうです? 右も左も同じ作品なんです。 百均で買って来た菊の小皿を上下2枚貼り合わせたものです。


たたらの厚みは、今回は5mm。本当は3mmで仕上げたかったんですけど。菊皿が一枚しかない。その為、貼り合わせが少し心配だったので。。

菊皿を2枚作ります。やり方は、先日のYouTubeのやり方。粘土を伸ばしてお皿にギャザーしながら押し込みます。後は丁寧ね菊の溝に軽い押し込んでやるだけ。これを少し乾燥させ取り出します。次は2枚目を同じように作り型からは外しません。

そして接着部にどべを塗って、一枚目を被せて貼り付けます。

少し乾燥させたら、上部に針で穴を開けます。そうしないと乾燥の収縮で割れますよ。

もう一つの裏技、この2枚の貼り合わせをへこませたときや、もう少し丸味を持たせたい時は。。

ストローを使います。針穴をストローの径に広げ、ストローを差し込み、息を吹き込みます。

粘土が丸く膨らみます。余り強く息を吹き込むと、粘土や継ぎ目が裂けます。適当に。。

簡単でしょう。後は乾燥を待ち、型から外して継ぎ目をカンナで成型。そしてイッチン描きで点描。簡単ですね。

本当であれば、菊皿は2枚あった方がいい。菊の文様を正確に合わせる事が出来ますから、上から下まで、菊の文様がつながった成型も出来ると思いますし、お皿を二枚合わせることでしっかりと密着出来ます。

口ですけど、あってもなくても良いですね。口を付けたかったら、土の紐を丸に貼り合わせて、口を付けたい部分に載せて成型をするだけ。当然その前に、口を好きな大きさに針で切っておきます。

形を崩さないように指で、内側から支えてやります。

手ろくろがあれば、使って下さい。簡単です。

自分でも驚くような作品になりますよ。

なんといってもたたらの薄い粘土でここまで出来るんですから。。

このやり方であれば、四角でも出来ますね。

是非作って見て下さい。

たたらで作るお皿 レース文様 & イッチン描きの作品

自宅自粛、大変お疲れ様です。やはり私たちは日本人だなと思いますね。自宅自粛と言われるだけで、ほとんどの国民が不要不急の外出を避けて、その効果が出て感染者がドラスチックに下がり始めました。

私が知っている海外ではこうは行かない。ロックダウンと言った強制的な方法を取らないと秩序が保たれないところが多いですから。

今日は自宅でも出来る陶芸をYoutube動画にして見ました。

粘土さえあれば、家庭にある道具だけで、自分好みのお皿が作れるでしょう。

レース文様など必要ないですね。そこらにあるカーテンや凹凸のある端切れを使えば、後は、麺棒見たいな丸い棒と片栗粉があれば大丈夫。

百均に行って、道具や器などを買って来ても時間つぶしになります。

京都の窯元はやはり、休校になってしまった。昨日は、往復3時間程も掛けてすべての作品を素焼きに出して来ました。毎度思うんですが、何とか陶芸のペースダウンをしないと大変な事になりそう。ところ狭しと置いてあった箱が消えて少しスッキリしました。

陶芸をステップうアップする装飾の技術 一輪挿し

雲一つない青空と強い日光の一日の始まり。自宅自粛の日がやはり延長されて後一ヵ月も。

IMG_2675.JPG

久々に赤土の余りを使って一輪挿しを作って見ました。最近の作品は電動轆轤での作品が多くて、丸くてきれいな作品が多いです。

上の写真の作品みたいなもんで、半磁器の染付。作品的にはいい出来ですが、もう一つ魅力がない。何かアピールする個性とか、魅力がないように思います。

今回はしかも赤土。久々に筒上げをして一輪挿しを作ってみるか。。今回のテーマは、筒上げと削り仕上げ。

作陶が終わって、この作品に合う湿台がない中で、ほぼ自分の思う形の一輪挿しが出来上がりました。

でも冒頭の写真の小物のようなもので、だれでもつくれる味気のない作品になってしまいました。

IMG_4796.JPG

出来上がりの作品の写真が有ったら、ビフォアー・アフターの違いが分かるのですが、本体に3本の曲線を削りで入れて見ました。

IMG_4800.JPG

そして口縁も三分割して、渦状の切れ込みを入れてみました。

写真では、少し斜め上からの撮影で、鶴首が少し太く見えます。もう少し、細く作った方が、洗練されたイメージななったかなと思います。

IMG_4798.JPG

彫の線は、作品を三等分して、墨汁で下書きをします。後は丁寧に線を彫って行きます。まずは剣先カンナで細い線を彫ってやって、徐々に他のカンナなどを使って彫を深く広げて行きます。そして最後の仕上げには、上の写真のようなアルミ板を加工して線をシャープに仕上げます。

仕上げはやはり道具の良し悪しで決まるように思います。

見る人に取っては最後の結果だけしか見えませんので、この仕上げを如何に上手くやるかにかかって来ます。

IMG_4797.JPG

こちらは以前に作った作品です。こちらは、削りではなく、削りを終え霧吹きで柔らかく戻して、指で押し込んだものです。やはり、技法の違いで作品の趣が変わりますね。そうは思いませんか? 削った方はシャープで繊細、指の方は柔らかで温か味があると思うのですけどね。

今日はこれで!

ファイチン!

あなたの作品のレベルを各段向上させる電動轆轤と湿台での削りの基本 手びねりでも活かせる削りの基本

コロナの緊急事態下の外出自粛。退屈な日々を過ごしてます。この連休の期間中外出は食料品の買い出しに行ったのが一回だけ。模範的な日本国民になってます。

家の中は陶芸工房状態で脚の踏み場もないような状況で、5月31日まで、この状況が継続するとなると余りにも大量な作品が出来て困った事になりそう。

IMG_4782.JPG

鷹の染めつけの作品、七宝の半円で縁取りを入れて完成。そして、土ものの楕円皿には、牡丹の染付。

IMG_4784.JPG

こちらは、鋳込みの陶箱。これが11個出来てます。陶箱の蓋には桜、麻の葉などなどの文様を線彫りしてレリーフ調に仕上げました。青磁等の透明系の釉薬で仕上げれば、線彫りの部分に溜まった釉薬で、文様がくっきりと浮かび上がる事でしょう。鋳込んでも鋳込んでも、泥漿がまだまだ沢山ありますので、今後も作り続けて行きます。

IMG_4783.JPG

こちらは約15cmの磁器の平皿。このお皿は染付をすれば、立派な飾り皿になります。部屋の片隅にインテリアとして、この作品が私の強みをもっと発揮できる作品です。前回のものは、余りにも薄く削り過ぎて、本焼きで、縁が垂れてしまうものがありました。その失敗を教訓に、本焼きで垂れるのを見込んで、縁を少し持ち上がった形に、そして少し厚く作って見ました。このお皿が8枚。2枚程は破損してしまいました。

IMG_4785.JPG

こちらの角皿。以前に型押しで作っていたもので信楽の白です。このお皿にフグを染付して見ました。土ものですので、呉須の発色は劣るでしょうけど、可愛い角皿になりそうです。



この他にも、小皿20枚、抹茶茶碗が4点、そして花瓶が1本。又、別の機会に紹介します。



YouTube動画 ぐい吞みの削り


ぐい吞みの削りを動画にして見ました。プロの職人さんとの違いは随所にありますが、意外な盲点が削り。プロとアマとの差はここにもあります。プロであれば、これ位のぐい吞みであれば、5分もあれば同じものが作れます。そして、失敗し易いのがアマ。プロとの違いは作陶にもあります。プロの職人さんが作ったものは簡単に削れます。最低限の土で作られてますので、それほど大量の土を削る必要もありません。

でもいつも感じるのは削りの手順や技術が全然違うと言う事です。やはり、アマは無駄な動きが多すぎる。まだまだ発展途上ですが、客観的に自分を見てみる意味もあり、ビデオにして見ました。

湿台の設置の仕方。湿台は作品に合ったものが必要です。湿台の上がぐい吞みの下から4分の1位で受ける方が安定します。

そして、この動画で触れていない作品の硬さですが、半乾燥が進み、圧力を加えても変形しない硬さがベストです。ですから、陶芸教室の削りで使う輪カンナ(掻きベラ)では削れません。ビデオに出て来る、鉄帯を曲げて刃を付けた鉄製のカンナが必要です。そしてその刃は、鉄用のヤスリで削って常に鋭利なものを使います。


それでは


染付作品 2020年春 ギャラリー 鎬大皿本焼き

京都の窯元で本焼き待ちになっていた沢山の作品が出来上がって来ました。

IMG_4724.JPG

もっとも期待していた作品の一つがこれ、呉須描きの段階ではいい出来だと思っていたんですが、呉須の発色や濃淡だけは焼いて見ない事には分からない。呉須描きでちょうどいいのは逆に呉須の発色が薄くなって、出来上がってみれで、コントラスト不足のボケた作品になったりしますので。でもいい感じで仕上がりました。

軽くいれて見た、空の黄色と船の色が結構淡く、しかも、しっかりと控えめに発色してくれました。

やっぱり、磁器の発色は違う。



青白磁鎬大皿


こちらも期待の大物。作品の大きさは、330mm。前の大物は、上絵付で失敗してましたから、もう一回、上絵付をするか、それとも、鎬の質を高めて、シンプルな青白磁で仕上げるか?

IMG_4778.JPG

結局は、青白磁のみで仕上げて見ました。青白磁は月白とも言います。三号石灰透明釉に僅かな弁柄を入れることで、淡いブルーになります。弁柄の量で、青磁になったりします。

写真では、この月白(げっぱく)の色の良さは分かりませんが、シンプルないい作品になってます。

今年は、枚方の工芸展はコロナの影響で中止かも知れませんが、もし開催されたら、出展作品の候補にしたいと思います。でも、鎬が79点位で僅かに削り跡が目立つところがあります。でも、これ自信作。



YouTube動画


上の作品は一部です。いい作品が他にもあります。是非、下のYouTube動画を見て下さい。

小皿の平皿が焼成で、縁が垂れたものがあります。少しであれば、立体感があっていいと思いますが、この真っ平な平皿は今後の課題です。轆轤師さんからは、高台脇を少し厚く、そして焼成での垂を見越して、周りを持ち上げた形にすれば良いとアドバイスされました。

この小皿面白い。飾り皿として展開をしていくつもりです。

それでは!

ノーマン陶芸悠々 YouTubeビデオ ”陶箱の鋳込み”

今日も寒い日。これで自宅で自粛する人も増えて、コロナ対策には有効でしょう。でも、まだまだ安心はできませんね。

IMG_4708.JPG

私たち陶芸好きに取っては、自宅陶芸のチャンスですね。昨日は、お皿を10個作りました。約11cmの小皿です。

そして、今はその削りの最中です。こうして、並べてみると形や大きさも結構そろっていて、”ノーマン窯”でもやっているようでうれしい。

削りは約20個程完了してますが、削って乾燥して見るにつれ、まずいところが目立って来ます。

第一に大きさが11mm~11.5㎜までバラツキがあります。あれほど、トンボで測定しているのに。

それから、ヘラの当たりが弱くて、おまけに中心には臍(へこみ)があるものがあります。これは、ヘラの角が中心部に当たって、削れてしまって凹むのがその原因です。なんとかヘラの当たりを完璧にしようと思っても一度へこますと、ほぼ修正は不可能なんです。基本中の基本ですが、これが簡単ではない。まだまだ、プロの道は遠そうです。練習あるのみ。。



YouTubeビデオ”陶箱の鋳込み”


先日のブログにアップした陶箱の鋳込みの作業風景を動画にしました。約10分の動画ですので、時間があれば見て下さい。一般の陶芸教室の方には身近な技法とは言えませんが、こんな形のものでも鋳込みと言う技法で沢山作れるのを知っておいてください。(沢山の英語の間違いやスペルミスもありますが、見れば分かるし、いいか?)

全体の中で、鋳込みの作業はごく一部で。原形のデザインから始まって、石膏型作り、鋳込み、削り仕上げ、そしてその後に続く、装飾など、実に広範囲の技能が必要になります。

装飾は、レリーフにして見ようかなと思います。

レリーフには、ウェッジウッドのような貼り付けと削りがありますが、削りのレリーフをやって見たいと思います。

こんな風に陶芸と言うのは広げれば広げる程次から次へと新たな技術が必要になって来ます。

鋳込みはこれで、6作目、7作目は何に枝葉かな?

今のところは、波目の三角形の一輪挿しを作ろうかと思ってます。これであれば、原形作りは30分もあればできますから。何度を△にまとめて、底を含め、4面を波目用しっぴきで削るだけですから。。


それでは、Have a nice day!