ノーマン陶芸放浪記 鍋島青磁 本物は違うな!

江戸時代に佐賀藩(鍋島藩)は、有田で制作していた献上用の焼き物を、大川内山の移転させます。

製作技法が他に漏れないように大川内山(伊万里から、バスで20分程)。ここで焼かれた献上品は「鍋島」と世ぼれ、その精緻な造形と優雅な作風は、近世陶磁器の最高峰と言われるそうです。

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この伊万里鍋島焼は、大きく三つに大別されます。①色鍋島②鍋島染付③鍋島青磁

今日は③の鍋島青磁です。この大川内山の地域で、青磁の原石が発見され、この青磁を使った鍋島青磁が、今でも作られています。

左の写真がその鍋島青磁原石です。

こんな石から、あのきらきらと輝く青磁釉が出来るとは。ちょっと信じられない。



大河内山産出の青磁原石


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左の鍋島青磁を見て下さい。湯呑ですが、自然の青磁が掛けられていて、とっても綺麗な澄みきった、淡い青の作品です。 最近の青磁は合成されたものがほとんどで、この自然の原石を使ったものは、この大川内山でも、数軒の窯元だけだそうです。

 

鍋島青磁特有のきれいな青緑色をつくるのは、純度の高い青磁の原石。伊万里市大川内山でしか産出されない希少なものですが、その貴重な原石を粉砕し、水で溶いただけのとても贅沢な青磁釉を使っています。不純物が少ないため透明度が高く、澄んだ青緑色が楽しめます。

この謳い文句通りで、写真で見てもその見事さが分かると思いますが、本物は見事としか言いようのないものです。

青磁釉は通常は、三号石灰透明釉に、1~2%程度の弁柄を加えると作れます。弁柄の量を変えることで、青磁、青白磁、月白などの釉薬が作れます。

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鉄分が数パーセントですから、自然の原石を使うのはさぞ困難だろうなと思います。

私が買ったのは長春窯と言うところで、小さな窯元のようで、高齢の女性がこの技術について詳しく説明してくれました。余りにも高いので、一度は購入せずに店を出たのですが、やはり、ほしくなって、大枚をはたいてこの湯呑を買ってきました。

釉薬は数度塗って焼成をするそうです。その為に、作品は腰から、高台周りが分厚くなってます。


やっぱり本物はいいですね。 これは、私の宝にしたいと思います。

昔は、献上品として、大名しか使えなかったものですから大事にしたいですね。

一度、自分で配合した、青磁か、月白釉を作って見ようと思います。

今回、感動した井上萬二窯もこの流れなのかな?


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