大物丸形壺の製作 やっぱり成功の鍵は筒上げ

今日も昼間は暑かったですね。おまけに昼過ぎにはあの大雨。

こんな天気予報だっけ? 雷と大雨のために食事も一時間位ずらして。

風をひいいたようで、目はしょぼしょぼ、鼻水が止まらない。 最近は、夜でも温度が下がらず、扇風機の風を直接体に当てたのが失敗でした。

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そんな状況下で、今日もあの大型壺に挑戦したんだけど、結果は見えてますね。

左の作品は、サンプルです。有難いことにこのスクールでは、プロの轆轤師さんが自分の作りたいもののサンプルを作ってくれます。

これは、私が失敗した磁器土の残り半分で、土が乾燥して普通より相当硬くなっている。 轆轤師さんもこの土には相当苦労してました。硬い上に、部分部分で硬さが違う。 そういいながら、30分程度でこの作品。縦方向が約235mm、直径 252mm。



第4作目


第一作目は、少し下半分が楕円になってましたね。

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今日は、新たな磁器土を準備しました。磁器土は8KGで一本。価格は1300円。これを半分使いにすると4kg。 轆轤師さんからは、4.5kg位で少し土を多めにしなさいと言われてました。

昨日のサンプルの製作で、4kgでは少し少ないとのことでした。

轆轤師さんがいつも言うことは、このような大物の作品の成功の秘訣は、土殺し。土を轆轤に載せて左右の手で、締めてやって土を上下させるあのやり方なんですが、土を一定の硬さにしたり、土のよじれなどを取ります。

この土殺しを入念にすることによって、土がきめ細かに、スムーズに動いてくれます。

そして、今回の作品を作るためには350mmの高さの筒上げが必要だそうです。そんな無茶な! 出来る訳ないやろ。

磁器土は硬い。だって石ですから。そして、失敗が出来ない。通常の粘土であれば、荒練り、菊練りをすれば、もう一度使えるのですが、磁器土はこれが出来ない。だから、やり直しがきかない。


土殺しまでは上手く行ったのですが、筒上げが30cmしか上がらない。 いろいろな手の組み合わせをやっても土が上がってこない。

原理的には簡単。 筒の下半分が20mm以上ある。この半分の土を上に持って行けば良いだけ。

轆轤師さんが横に座って、アドバスを受けながらなんですが、土は触れば触るほど、水を含んで弱くなって行きます。

32cm位でギブアップ。結局は轆轤師さんの手を借りることに。

やはりプロの手にかかると出来るもんですね。 よれよれになった筒が、5回ほどの手入れで、34cm位になりました。

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その後の膨らましは、バトンタッチして貰って、私だけで。

昨日、プロのやり方を教えて貰ってましたので、これは出来ます。

垂直の筒を下側から手で内側から押して、膨らませて行く。そして、ある程度出来たら、図面に合わせて作っておいた、へらで形を整えて行きます。今見ると、口が少し大き目ですが、形は良く出来ました。

クラスの若い女性が”すごくかっこいい作品ですね。”と言ってました。

やっぱり、課題は、筒上げ。困った。この部分は、以前と変わっていない。 轆轤師さんと相談しているのですが、筒上げだけを徹底して練習してやったらと言われてます。 おぼろげに原因は分かっているんですが、内外から挟んでいる手の位置がずれたりして、最初から最後まで挟めてないようです。磁器土ではなく、陶土で、2kgを最大引き上げる練習をする。1本10kgですから、2kgの球をつくり、30cmを目指す。先生にサンプルを作って貰って、縦に半分に切る。 そして、自分のものも出来たら、縦半分に切る。これで、どこに、土が残っているか分かります。これを何とかしないと、これ以上の大物は作れない。



尺1大皿の本焼き


今日は、ビアタンブラーが3点、菊皿3点、7寸皿4点、そして待望の色絵皿が出来て来ました。

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左の写真のお皿が上がって来ました。ほぼ、予定通り。花の骨書きに使った、赤の下絵具の発色も良く、思い通りの出来です。

少し、淡泊に感じる方も多いと思います。でも大丈夫。これの最終形は色絵皿です。ボタンの花びらは、テストで赤の着色をしてます。そして、菊の花は全て黄色。上の方の菊の花びらは、黄色で着色しております。

葉っぱは多くは染付の藍色ですが、部分部分では、緑と黄色で着色をします。少し、染付の呉須が薄かったかも知れません。

話は変わりますが、柿右衛門様式は、空白を大切にするそうです。そういえば、柿右衛門の絵付けは、作品全体には絵付けはしてありません。今回の絵柄も、有田の色絵の伝統を受けついでます。

この作品はもう一度、本焼きをします。裏側の石灰透明釉に一部縮れ(欠け)があり、職人さんから、修正してもう一度本焼きするように言われてます。 その本焼き後、今回の着色をします。そして、もしかしたら、縁に金彩を施すかも知れません。そうなると、上絵付の焼成が2回になります。金彩は、通常の800度の上絵付と焼成が変わります。




他の作品は別の機会に紹介します。陶芸は簡単ではありません。それはそうですね。人間国宝さん達が作っているような作品を作ろうとしているのですから。

では。

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この記事へのコメント

Yokko
2019年09月11日 22:13
色絵皿 今のままでも西洋風で優しくて良い感じ🌷 
どう変化するのかなぁ~
ノーマン トミタ (Norman Tomita)
2019年09月12日 06:23
 余り大きな変化はないと思います。逆に大きく変化させない方がいい。でも、下絵でもこれだけ描けるとはね。
 今の丸壺もそうなんだけど、私の陶芸は、やはり磁器。そして、染付や、色絵などかな。有田の様式が一番合っているように思います。
 そして、磁器による無垢な、白磁、青白磁、月白(げっぱく)の作品。これが自分の目指す方向かな。
 

>Yokkoさん
>
>色絵皿 今のままでも西洋風で優しくて良い感じ🌷 
>どう変化するのかなぁ~