陶芸はやはり難しい。 タンブラーの本焼きはどうなった?

期待をしている作品にタンブラーがあります。

そうです。磁土の泥漿で鋳込んだあの作品。

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型作りから、鋳込み、削り、そして絵付け、ここまでは相当力を入れた作品です。NHKの朝ドラ”夏空”を見ながら、”俺も作品に魂を入れなくちゃ”と心の中で思いながら、作っているんですが。。

さて本焼きはどうなったか?



本焼き3点


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こんな感じで仕上がりました。

呉須で染付をしたものに、一点は、石灰透明、他は青白磁で施釉。 口縁は口紅。 焼成は還元焼成。 還元焼成で、呉須は透明感のある発色になります。

右が石灰透明、他は青白磁。呉須の発色もいい感じです。青白磁のものは、少し青みを帯びますので、呉須の発色が和らいだ感じになります。

話は変わりますが、約15cmの高いタンブラーなんですが、これで、ジュースを飲んでも、お茶をのんでも、香りが鼻から入って来て実に美味しい。

ワイングラスのあの形状もワインを最も美味しく飲む形であると聞いた事がありますが、本当に、器の形で飲み物の味が変わるんですね。 これ本当。。

逆に出来の悪い器は、味を悪くしているんだと思います。



陶芸はやはり難しい。


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ここで終わったらハピーエンドなんだけどね。

左の写真見て下さい。内側の施釉がみじめ。 "Oh my God!"

又、やってしまった。 実はこのタンブラーの本焼きは10点目なんです。 最初は、トルコ青の施釉をして見たんですが、トルコ釉の量が少ないのと、釉薬の濃度が薄過ぎて、汚い仕上がりになって使いものなならない。そして、もう一点は、施釉をすると、口のところから、3cm位に縦に筋が、これは、磁器土が割れている現象でお釈迦。

今度の失敗は、内側の施釉と口紅。

薄い磁器の施釉は、内側と外側を分けてやります。 外側をまず施釉して乾燥。 そして、内側を柄杓で施釉します。これが非常に難しい。特にこれだけの背丈のあるものですから、均一に掛からない。

内外を掛け分けるのは、作品が薄く仕上がってますので、施釉で生地がすぐに随分を吸ってしまいます。 これを無理して掛けると釉薬の縮と言って剥がれが出てしまうためです。 ですから、一度乾燥させて生地の水分を飛ばしやったうえで、内側の施釉をします。

この柄杓掛けの技術が非常に難しく、今の数十名の生徒の中ではほとんどできる人はいません。

小さいものであれば、やれる自信はあるのですが。。その上に、口紅を余り濃く塗り過ぎたために失敗。

やっぱり陶芸は難しい。丹誠込めて作った作品でも、最後の施釉で失敗。



陶芸職人の竹柄杓での施釉


掛け分けの練習は何度も繰り返しやってます。失敗しては洗い流して乾燥。そして又練習。

でも今回の作品はなかなか手強い。

職人さんに見て貰って練習をしたのですが、釉薬を中に入れて排出するまでの時間がかかり過ぎだと言ってました。


外側に流さないように慎重にやり過ぎて時間がかかり過ぎとの事でした。

もっと練習をしないと作品全てがダメになる。

掛け分けのやり方はこちらのYouTubeを見て下さい。 私の練習風景です。


 

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