陶芸(干支 お猿) Three Wise Monkey

 前回作ったお猿の評判が良く、陶芸教室の生徒さんから褒められました。 お世辞とは良く分かっているのですが、皆から、有名な例のお猿さんを作ってとの要望があり、又又、調子に乗って作って見ました。
 褒められれば豚でも木に登ると言いますが、まさにこれです。。。。 この様なフィギャーは風船にして作るのですが、陶芸仲間から、石膏で作った、丸の風船を作る型を頂戴しました。 この型を使って見たくて製作に取り掛かった次第です。
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『見ざる、聞かざる、言わざる』『見猿、聞か猿、言わ猿』猿とせざる(?しない)のごろあわせですね。英語ではThree Wise Monkeyと言って世界的にも有名です。『See no evil, Hear no evil, Speak no evil』
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本当の三猿は見たことがありませんので、適当にお猿3体で、イメージ図を作成しました。 自分なりの表現をどうするか? 本当のものはそれぞれがその動作をしているのでしょうが、私の作品は3匹のお猿がコラボで表現しているものにしました。聞か猿は両側のお猿が真ん中のお猿の耳を塞いでます。 見猿は尻尾で。。本当は真ん中のお猿の尻尾にしたかったのですが複雑になり過ぎます。 言わ猿も他の猿か、もう一匹の子猿で口を塞ごうかと思いましたが、これでは猿が4匹になります。
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お猿の尻尾はもっと短いとおもいますが、尻尾を強調することと、見猿の目を尻尾で覆う事にした関係で長く大きくなりました。 単に手で塞いでいるのは面白くありません。 頭と胴体は型で風船を作りました。 たこ焼き見たいなもので、型に半分ずつ、半円の粘土を詰め、それを合わせて丸にするものですが。。これが意外に難しくてドべを付けても中々接着が上手く行きません。 一晩置いた状態で、2個に亀裂が入りました。 取り敢えず、修正をしましたが、もう少し研究をする必要が有りそうです
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前回のモン太達は下絵具で着色をし、本焼き中です。 どのように仕上がるか楽しみです。。。このお猿、5匹で取り敢えず干支の完了と言うことにしたいと思います。 気が変わったる、もう少し作るかも。。
フィギャー製作
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木に登ったついでにフィギャーを作って見ました。何か上手く行かないと、徹底的にやらないと気になる質で困ったものです。。。
後ろの三猿は毛の部分を黒化粧土で塗りました。その前まで、ラップを掛けて徐々に乾燥中です。 急乾燥すると、細かな部分が折れたりします。
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何やら分からないものになりました。 成り行きで。。。暗い所での撮影でピンボケになりました。
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ちょっときもいですかね。。。
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これはそこそこ。。。
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豚ちゃん。。。干支にはなかったと思います。
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上と下のものを2個作る予定でしたが、時間の都合で一つに。。。これって何? 分かりません。
風船玉の作り方:
 こうして沢山つくると要領が分かってくるもので、作り方を紹介します。
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これが石膏型です。 丸のサイズはピンポン玉で少し小さくした位
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5mmのたたら粘土を作ります。慣れてくれば3mmでも良いかと思います。 このサイズ、ちょうど棍棒の大きさです。。。偶然ですが。棍棒の丸いところに粘土を適当に切り貼り丸く整えます。 ひびが入りやすいので適当に水分を与えながら。。たたら粘土を指で押しこんでも良いのですが、この方が均一な厚みで型に入ります。
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両方の型に粘土を入れ、端から、数ミリ残して余分な粘土を切り落とします。 余分な粘土が多すぎると、真ん丸な粘土球が出来ません。
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型を一つにします。しっかり押して接着します。 張り付ける前は、当然、針で接着面に傷を付け、友土で作ったドべを付けておきます。
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石膏型が土の水分を吸ってくれますので、すぐに型から外します。 これで出来あがり、つなぎ目をドべで濡らしながら、竹べらなどで仕上げます。余り、抑え過ぎると、内部の空気が逃げ場を失って、弱いところにひびが入ります。 湿度(粘土の軟らかさを保ちながら)を与えながら、丁寧に仕上げます。
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これで出来あがりです。 針で、底に穴を開けます。 穴を開けないと変形させたり、乾燥で割れたりします。穴を開けていなかった為三猿の2体に割れが出ました。 後は、作りたい様に押さえながら変形させて行きます。 足、手、耳などは別に作り、指先などを作った上で、ドべでしっかり貼り付けます。 後から、形を整えようとすると折れたり、ひび割れの原因になります。。。慣れれば、簡単です。
石膏型を作りたくない人は、丸いものにたたら板を張り付けて作れば、良いと思います。球の半分を作り、これをドべで張り合わせ方法です。型にたたらを張り付ける前に、たたら板に軽く、片栗粉をまぶしておく必要があると思います。 くら寿司に行けば、抽選で、丸のプラスチックケースに入ったおもちゃが当たります。 数千円食べれば、必ず、一個は当たりますので。。。くら寿司へ。。又は、子供たちが良く買うガラポンでも良いかと。。。

石膏型の作り方

 暇にまかせて、風船玉の型を作って見ました。 石膏板は作った事はありますが、ものの形の型を取った事はありませんので、知っている技術をうる覚えで作って見ました。 完璧とは言えませんが、初めてにしてはまずまずです。 これを応用して、将来的には鋳込み型を作ることも可能です。 鋳込みはご存じと思いますが、粘土を水ガラスで溶かした泥しょうと言う液体を型に流して作ります。 最近の瀬戸物はこの鋳込みが多く、従って、大量生産が出来ます。 私も陶芸教室に行って鋳込みの体験をして来ました。 型に、泥しょうを流し込み、数分で、石膏に当たった部分は、石膏型に水分が吸われて硬化します。この時間で、壁面の厚さが変わります。 数ミリの作品も出来ます。 私が作ったタンブラーは、3mm程で、内部の液体がすかして見える程でした。
型は自分で作った方が良いと思いますが、陶芸ショップでも販売されている様です。 又、泥しょうも液体のものが販売されてます。
 準備物:
      美術用 石膏 1~2kg 2kgは500円位 ホームセンターに売ってます。
      丸い球体 ガラポン、 くら寿司の景品等、 ピンポン玉か、ゴルフボールサイズ
      牛乳パック 
      新聞紙
      粘土(500グラムもあれば十分)
      ガムテープ紙パックの接着に使います)
      タケ串、又は、割り箸
      紙コップ (石膏を水に溶かす為使用します)
      固形せっけん (風呂用などの石鹸、分離剤として使います)
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2kgの石膏です。 Cainzで買いました。
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こんな感じですが、途中で手が石膏まみれになり写真を取りませんでしたので、以下文章で手順を説明します。
  • 牛乳パックを半分の高さ位で水平に切ります。
  • 球体の半分まで、粘土で埋め、それを、牛乳パックの半分に詰めます。
  • 球体の上半分が、パック半分に詰められて、飛び出している状態にします。粘土の表面は出来るだけスムーズに、水平に。
  • 紙コップ4分の3位まで、水を入れ、石膏の粉を入れて、水の水面まで来るくらい入れます。
  • 出来るだけ、空気が入らない様に、割り箸などで、約2分間かき回します。
  • 牛乳パックに入った球体、粘土、牛乳パック内面に石鹸水を良く塗ります。 これが、剥離剤(分離剤?)になります。 塗らないと外れにくくなります。
  • そして、溶かした石膏を型に流し込みます。球体の上部が1cm程隠れる分量の石膏液が必要です。 20~30分で硬化しますので、硬化したら、紙パックをカッターナイフで切り、型を取り出します。
  • 粘土を取り除きます。
  • 出来た石膏型を逆さまにして、残った半分のパックに入れて、紙パックを下の型に密着させます。 紙パックとの隙間は、粘土の紐で埋めます(石膏が下から、流れでないように)
  • 石鹸水を、型の石膏、球体、紙パックにしっかり塗ります。 これが甘いと上下の石膏型がひっついて取れません。
  • 紙コップで石膏を溶き、紙パックに流し込みます。 流し込みが終われば、パックの横を軽く叩いて、空気を抜きます。
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    30分くらい放置して硬化を待ちます。 硬化が始まると発熱します。 30分ほどで、硬化しますので、紙パックを外し、型を分離します。 これが、完成の型です。 書き忘れましたが、半分の型が出来た段階で、上下に彫刻刀などで、へこみを作ります。 これが型の位置決めのダボになります。 この部分がちょっと、失敗です。 粘土でダボを作っておいても良かったかと。。。
    これで、型の完成です。 これで、フィギャーや、急須の茶越しなどが簡単に作れるようになります。
    尚、残った石膏は、新聞などに包み、廃棄します。くれぐれも下水に流さないようにご注意ください。

    話題はころりと変わり、エジプトからの便りです。 長男が、南アフリカを拠点に、アフリカ全土で調査研究をやってます。今回はエジプトでの調査との事で、アメリカ政府とコロンビア大学の調査です。
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    エジプトのピラミッド、ラクダ、息子。。。。こんな砂漠で何の研究でしょう? そういえば、今年のノーベル賞でアフリカの病気の抗体を発見した先生がおられましたが、将来はノーベル賞でも貰えるかも? 息子は、アメリカと日本との二重国籍ですが、外見はやはり日本人です。。
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    今、最高の時期を迎えている日本とは大違いの別世界です。。。心配。。。。でも、良い表情をしているので本人は至って満足なんでしょう。。。エジプトの後、他の国に行って調査をして今週、南アフリカへ帰国予定とか。。。。。何と言ったら良いのか????

    又また、長い文章だらけです。 参考になれば、幸甚に存じます。

    Good Luck

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    この記事へのコメント

    柴犬ゆうた
    2015年10月22日 10:30
    日々楽しい事されているんですね。私、モン太がおきにいりです。南部の干支作りに落選しました。長男が申年(48歳)になるんで挑戦したかったんですが、何かの機会で作ります。ノーマンさんにもたくましくて、頼もしい息子さんがいらっしゃるんですね。

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