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zoom RSS ノーマン陶芸放浪記 陶芸スクール 1ヵ月目を終えて|投資の効果は?

<<   作成日時 : 2018/04/29 20:06   >>

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早いものですね。 京都の陶芸スクールに通い始めて、約一ヵ月もたってしまって、ゴールデンウィークは目前。 新鮮だった、電車や京都の風情もすっかり慣れて来ちゃった。 一番大変だったのが、電車と自宅、そして、七条から東山の登り坂の徒歩。 最初の三日間が一番しんどくて、大変だった。 膝の軟骨が減っているんだろう。階段の上り下りで膝が痛む。 ”ちょと年取ったかな?”


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皆さんは、京都国立美術館京都国立博物館に行かれたことはあるでしょうか? この辺りは、清水寺などを含めた観光地で、沢山の外国人旅行者を見かけます。 東南アジア系の旅行者も多いのですが、英語圏外から旅行者も随分多いようです。

 左の写真、撮影に失敗しましたが、これが博物館の写真です。 以前もアメリカ人の同僚の観光に来たことがあるんですが、この建物好きではありません。 何が気に入らんかと言えば、この建物京都のテイストが全くありません。 京都に国立の博物館を作るのであれば、もっと京都らしい建物にすべきですね。 それから、敷地もコンクリートで舗装されていてこれも面白くない。  芝生などを植えて、日本の良さをもっと前面に出したらいいのにと思います。 これは、ニューヨークや、ロンドンにあっても全く違和感はないでしょう。


■この一ヵ月のレビュー

一言でいえば、この陶芸スクール受講の決断は正しかった。 3月の自分と比べると、レベルが格段に上がったように思えます。 新たな、技術はそれほどないけど、プロと素人の差をまざまざと見せつけられた感じ。 レベルが上がったといいますが、実質的なレベルではなく、どちらかと言えば、まだ頭で分かったと言った方が、良いでしょう。


  • 道具の手作り。 まさか、全ての道具を手作りするなど思っていなかった。 トンボ、だんご、へらを作品ごとに。すでに、私の”三種の神器”の箱には、汲み出茶碗、湯呑、飯茶碗、中の平皿、徳利用がセットであります。

  • 削り用カンナ。 5本。 一本あれば、事足りるのですが、自宅用も含め沢山作りました。 カンナは削ると刃がへたって来ますので、その都度、金やすりで、削って包丁の刃先のように研ぎます。 ですから、アッと言う間に、刃が減って行きます。 この金物のカンナで削るのもほとんど経験がありませんし、今までは、轆轤を左回転にして、掻きベラで削ってましたので、これも初めての経験。 一番驚いたのは、プロの職人さんとの削りの質の差です。 プロが削ると均一に無駄な削り跡がなく、手で持つと”ふわ〜”とした感じになります。 おまけに、削りは、湿台で削りますので、これも根本的に違います。

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  • 湿台について。 湿台は基本的に生です。 素焼きをしないと言う意味です。 素焼きをしないため、半乾きの作品を載せると、しっかりと食いついてくれます。 この使い方は、洗面器に水を半分位入れて数分浸け、轆轤を回して、湿台を両手で持ってやると、轆轤の盤面との摩擦でどべが出来ます。 このどべで、湿台を固定します。 でも、もう一つの大事なポイント。 どべを出して、湿台の下に、ガーゼを一枚敷きます。 そしないと、湿台が取れなくなります。 削りが終わって、湿台を外すのは、轆轤の盤面を手のげんこつで”ドン”と叩くと外れます。

  • 湿台は、中心を出して取り付けます。 時計の針の、2時から4時の方向へ丸く叩きます。具体的な削りのやり方は、プロの職人さんが削り方をステップバイステップで教えてくれてますので、私のYouTube”プロの職人が教える、湿台削り”を何度も見直して、技術を習得しましょう。 正直、ある程度数をこなさないと、難しい技術です。 でも、覚えれば、作品の仕上がりがびっくりするほど違ってきます。


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  • 来週はゴールデンウィークの為スクールは休み。 と言うことで、素焼きが出来た作品を持ち帰り、自宅で絵付けです。 浅めの飯茶碗6個と、汲み出し茶碗9個。 先日、汲み出しを六個絵付けしましたので、今回の作品を合わせて、20個の絵付けです。


  •  絵付けの職人さんは、右手の小指を作品や、左手のどこかに載せて描きますが、まだ、そこまでは行きませんが、流石に20個も描くと、鉛筆で下書きをすることもなく、すいすいと描けます。 いまのところ全て骨書きですが。 テレビを見ながらす〜い、す〜いと。やっぱり、絵を描くのが好きみたいです。



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  • これは、何の絵? そうですね。 正解! 先日NHKのイッピンで放映された、有田のお皿の朝顔の絵付けです。 NHKに感謝しなくっちゃ。 ありがたいことに、下絵の図面まで放送してくれていました。 早速、デジカメで撮影して、印刷。 完璧な図案が入手出来ました。


  • イッピンはお皿。 そして、こちらはご飯茶碗や汲み出し茶碗ですので、当然、細部は変わりますが、これを参考に書いてみたのが、この作品です。 図面を見ながら、フリーハンドで。 朝顔の花を5個ほどちりばめて見ました。 後は、ダミですね。 これは、連休明けにスクールに持って行って、プロの絵付師にダミのやり方を教わります。 だみ筆は2本持ってますが、高価な筆を買う事になると思います。 



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  • 今回の絵付けの中でももっとも気に入っている、牡丹の絵付けです。細かな部分を見るとまだ下手ですが、細い線も、他の線と同じような濃さで描けるようになって来ました。 細いけど、ゆっくりと同じ濃度で。 ピュッと早く描くと細く描けますが、良く見ると線がかすれています。 これは、ダメだって。

  • これ以外には得意な、ブドウ、椿、桜などを描いてます。 それぞれ面白い。絵付けも次の段階へ、だみです。 イッピンの番組を見ていたら私にも出来そうな気がします。
  •  今までにもやってますが、どうしても、筆跡が残りやすくなります。 テレビに出て来た絵付け師の女性のように、たっぷり流して溜めた呉須を、筆の穂先3本くらいで溜りを広げて行く感じでやれば、出来るかと。 

    あれだけ、溜めると、流れそうで怖いけど結局は、あれが出来ないと、ダミは上手くできないのではないかと考えてます。(そのように本に書いてます。 そして、残った呉須を筆でスポイトのようにす〜と吸い込ませる。) 難しそうなのは、お茶を含ませたグラデーションの付け方でしょう。 朝顔の花びらの先をお茶の部分で淡くして、中央に行くと濃くなっていくあの技法。 チャレンジですね。


  • この窯元は、還元焼成が出来ます。 と言うか、清水焼は還元焼成が基本だそうです。 ですから、イッピンで紹介のあったあの綺麗は青の色が出るでしょうから、その発色に期待してます。 10グラム、300円の窯元も使っている呉須ですので、濃度を間違わない限りは大丈夫と考えてます。 この呉須は、窯元の機械で1週間も掛けて擦っているようです。 絵付けの秘密には、この質のいい呉須もありますね。

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    ■2ヵ月目への課題

     前述の如く、この一ヵ月ですごい進歩をしたと自分なりに評価してます。 でも、プロと比べるとかなりの技術力の差を感じます。 当面の課題として:
  • 作陶の技術。  同じ作品が作れるようになること。 その為には、だんご、へら通りの作品作り。 この段階で、バラツキがある。 

     トンボで測ってみると大きな差がないのに、置いて見ると同じには見えない。 例えば、1mmの差があっても、全く違った作品になります。 特に焼き上がって見ると、”なんじゃこりゃ”と言う位違和感があります。


  • 削りの技術。 内部の作陶が同じように作れても、削りが均一に削れてないとこれもまったく違った作品になります。 今回の作品でも、”なんでこんなにバランスが悪くって、底に土が残っているんだ”と自分でも信じられないものがあります。 


  • 以前にも書きましたが、プロとアマの差は大きくここにあるように思います。 私たちアマチュアの陶芸家は、一品、綺麗なバランスが取れた作品がつくれればそれでいいのですが、極端に言えば、いい加減に場当り的にしか作っていないです。 

     それはそれでいいんですが、陶芸の技術を上げるためには、自分の思い通りに作る必要があります。 やはり、破調の美などと言うのは、私は陶芸が下手ですと公言しているようなもんでしょう。
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    このスクールでは、自分の作品の図面書きから始まります。 方眼紙に実寸大の作品を書き、そして、それにあった、三種の神器を作ります。 実寸の図面に対して、横方向は、その1.17倍、縦方向は1.15倍で作陶します。土によって焼成による収縮率は違いますが、このファクターを入れて設計をしておかないと、本焼きが終わると、こんなはずじゃなかったと言う事になります。 そして次が、この作品に合った三種に神器を作ります。

    これが、プロが目指す陶芸の様です。 



     でも、これ電動轆轤での話でしょうと言う方も居られると思います。 それは、”違います”。 この陶芸放浪記で書いて来たプロの職人や窯元がやっている技術を少しでも、あなたの陶芸に取り入れたら、絶対にあなたの陶芸作品のレベルは、自分でビックリするほどアップします。手びねりでも変わりますよ。  

     出来たら、三種の神器は作った方が良いのですが、そこまではと言う人は、陶芸教室にあるだんごや木小手を使って下さい。 一品であれば、それだけで変わりますよ。 南部にも、だんごやいろいろな木小手(へら)がおいてあります。 自分のイメージに合った形状や部分を使うだけで変わりますよ。
    トンボもあります。 残念ながら、トンボを使っている人を見た事はありません。

     それは、陶芸教室と言う制約があるからと思います。 私は、陶芸教室であっても、絶対に外せない部分は徹底的にスタッフが教えるべきと思います。

     轆轤を回し過ぎないとか言うスタッフも居られますますが、基本的に間違いだと思います。 少なくとも、削りの重要性については徹底的に教えるべきではと思います。
     

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    コメント(3件)

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    今晩はノーマンさん。訂正。「京都国立美術館」じゃなく「京都国立博物館」でーす。ノーマン氏のご指摘の建物は明治に建てられたもので当時は評価されていたようですよ。
    柴犬ゆうた
    2018/04/30 21:19
    Oops! Did it again. そだね。訂正しま〜す。
    Kyoto National Museumですね。 今、池大雅特別展が開催されてます。 ”天才南画家85年ぶりの大回顧展”だって。
    5月20日まで。当日券 一般 1500円です。
    ノーマン
    2018/05/01 06:33
    お早うございます。流石ノーマン氏仕事が早い。まるで福屋工務店のよう。有難う。
    池大雅、水墨画ですね。指や筆で描いて、線が陶芸の絵付けにも勉強になるかも・・・・
    柴犬ゆうた
    2018/05/01 08:51

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