楽しい絵付け、だれでも、プロの絵付師まがいの絵付けが出来る裏技で、素晴らしい陶芸作品を!

今日も雨。そんな日は、毎度のことながら絵付けの日です。

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こんな絵付けはどうでしょう? 背の非常に高いタンブラーの染付です。この作品には添え付けは余りしないのですが、意を決して。。

山水画を描いて見ました。我が家には、私の母が描いた水墨画があって、これの模写をして見ました。掛け軸になっていて、床の間の無い、我が家のマンションのリビングルームに。

以前から、この絵を描いてと家内に言われていたんですが、呉須で、水墨画的な表現が出来るのか分かりませんでした。。。これが”意を決して”の意味です。

本焼きをして見ないと発色が分かりませんが、感触はそれなりに描けるもんだと思います。

全体に色が濃くて、遠くの山が近くに見えます。そして、水面の表現がもう一つ。一言で言えば、”空気遠近法”が出来ていないですね。


蕎麦猪口の染付


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こんな蕎麦猪口の絵付けはどうだろう?

窓絵が二つ。両方ともの古くから描かれている風景がです。

この窓絵にその外側は、クラフトテープと色呉須のスポンジングで模様を付けて見ました。

有田から買って来た蕎麦猪口にも同じような絵が描いてあって、窓絵の外には、細かい蔦のような葉っぱが無数に染付で描かれてます。

価格からすると、多分転写紙の絵付けでしょう。

流石に細かな葉っぱを描いていたら、半日あっても時間が足りにでしょう。

そこで、登場するのが、クラフトテープでのマスキングと色呉須での着色。これであれば、10分もあれば出来上がる。これは、良いアイディアだなと、自分自身感心してます。作品に応じて窓絵の形や、絵を変えれば、いろいろなものに展開できますからね。



平丸皿の染付


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それでは、こんな染付は如何。これぞ、”The SOMETSUKE"と言った感じです。

龍の染めつけですが、この元絵はインターネットの著作権フリーのイラストを探して描きました。下に、骨書きのものを掲載します。これだけの絵を正確に下書きするのは本当に大変ですよ。

いつも思うのですが、インクジェットプリンターを使って呉須で、プリント出来ないもんでしょうか?

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でも秘策があります。それを伝授しましょう。

それは、先日ブログに掲載したカーボン紙と鉄筆を使う方法です。

この方法は窯元のやり方と同じなんです。数十個単位で窯元は作りますから、下書きをいちいちやりません。

プロでも念紙と言うものを使います。

美濃紙と言う日本の強い和紙があります。これに、瓢箪の墨で、線を写し取ります。

結局はカーボン紙と同じなんですが、瓢箪墨で描かれた美濃紙を作品に当て、上から木の葉などで撫でてやれば、下絵が転写されます。

カーボン紙ほどクリアな線ではありませんが、そこはプロの職人さんですから、大まかな当たり線があれば、すいすいと絵付けが出来ます。

でも素人はそうはいきませんので、素人のやり方を伝授しましょう。

ところで、瓢箪墨ですが、今は手に入りません。窯元では、カイロ用の墨を使います。カイロと言っても、あの袋に入ったカイロではなく、昔、おじいさんが使っていた、金属の容器に入れる木炭の粉です。窯元では、今でもこれを沢山持っていて、念紙墨として使ってます。


あなたへ贈る転写方法

少し、パソコンの知識が必要になります。パソコンとプリンターがない人はスキップしてください。


Step 1. インターネットでモチーフを探します。例:”可愛い動物 イラスト”などのキーワードを入力


Step 2. パソコンの”Print Screen"と言う機能を使います。表示は"Prt Sc"見たいな表示です。これで、パソコンに表示されている画面全体がコピー出来ます。


Step 3. パソコンの"Paint"と言う機能を使います。これを立ち上げて、貼り付けのボタンを押せば、先ほどの画面がペーストされます。貼り付けられた、画像の必要なところだけを切り抜きます。


Step 4. 保存した後、印刷。白黒がいいですね。プリンターで、プリントする大きさは自由に変えれますので、適当に変えて印刷してください。

印刷した紙を鋏で適当な大きさに切り、カーボン紙を敷いて、後は鉄筆で自分が描く線をなぞるだけ。


慣れれば、この作業は10分程で出来ます。後は、呉須で転写された線を描いて行くだけ。慣れないと細い線を描くのは難しいでしょうが、こればっかりは練習と慣れです。

骨書き用に呉須の濃さを調整。そして、筆先の数本で線を描くように描いて行きます。多分あなたの大敵は老眼でしょう。目が見えることがもっとも大事で、私の場合は、眼鏡を外して、裸眼でやる方がベスト。人によっては”ハズキルーペ”を使う人もいます。こればかりは自分でベストな方法を見つけるしかありません。


上の骨書きはまずまずのできでしょう。でも、だみが少し薄いように思います。濃いだみでは、骨書きの線は普通は見えません。このだみはどちらかと言えば、薄だみで仕上げたと言う作品でしょう。素人でも、これ位の絵付けは出来ます。
それでは。