今日は雨。陶芸絵付け日和 鳥獣戯画、大皿 龍の絵付け

今日は朝から、軽い雨で外出せずに家でリラックス。ヤフーのニュースでも流れてましたが、新コロナウィルスの影響で、外出しない人も多いようです。私も、余り人混みには出かけたくないので、絵付けや、キーボードの練習をすることにしました。

絵付けの方は、磁器製のパスタ皿の素焼きも持って帰って来たんですが、取り敢えず、陶土のものを優先して絵付けをします。

それにしてもこの大皿、私の作品にしては、作陶も削りも上手く行っている。少し、腕が上がったかな?



ワイドリム小皿 鳥獣戯画絵付け


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今日の絵付けは下絵のやり方を少し変えて見ました。いつもなら、モチーフを見ながら鉛筆で下書きをするのですが、初めて鳥獣戯画を描くこともあり、又、次のパスタ皿の絵が複雑なため、カーボン紙を使うことにしました。

道具としては、左の写真の通りです。赤のカーボン紙、マスキングテープ、そして、錐。いずれも、百均のものです。

錐は鉄筆の替わりに使います。鉄筆は窯元に持って行って手元にありませんので、これで十分代用出来ます。このまま使えますが、金ヤスリで、先を少し丸くしてもいいですよ。

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上の写真のように自分の描きたいモチーフを印刷して、鋏で切ります。そしてカーボン紙を敷いて、鉄筆で根気よくなぞるだけ。赤のカーボン紙の方が目立ちやすいですよ。

マスキングテープで転写の途中で動かにないようにします。

人物や、動物など、形があるものはデッサンが狂いやすいものは、この方がやり易いですね。

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余り正確な転写でなくても大丈夫です。呉須で、染付をやる時に修正しながら描けばいいだけです。

この方法のメリットは、こんなに細い線でもプロの絵描きさん達は細部まで細かく書いているのが分かります。例えば、ふくらはぎの膨らみとか。絵の勉強にもなります。



パスタ皿 龍の絵付け


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上の作品も同じように見えますが、上は小皿。そしてこちらは25cm位の大皿の絵付けです。

このパスタ皿にはこれもありかと思っていたんですが、龍は非常に細かい絵になるので躊躇していました。

でもカーボン紙で転写するのであれば、それほど手間はかからない。

登り龍、下り龍、正面龍の三つを描いて見ました。

いずれの龍も実に細かい線で描かれています。三つも描くと流石に疲れますね。

途中で形が分からなくなって来たりして。

これで、骨書きは完了。だみをするかどうか迷ってますが、だみをした方が迫力のある絵付けにはなると思います。

ちょっと休憩。だみはそれほど時間はかかりませんので京都でやろうかと思ってます。


この絵付けであれば、多分だれでも出来るでしょう。もちろん、呉須で超極細で描くのはそれなりの技量は要りますが、もう少し、単純なモチーフを選べば大丈夫でしょう。

是非絵付けのチャレンジを!

陶芸 ワイドリムパスタ皿の染付、タンブラー本焼き

京都高山寺に伝わる鳥獣人物戯画はご存じでしょうか? 墨画の絵巻物で、国法で鳥獣戯画とも呼ばれるものです。

内容は動物や人物を戯画的に描いたもので、特にウサギ・カエル・サルなどが擬人化されて描かれた甲巻が非常に有名だそうです。

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左の写真は、その内の一部の写しでしょう。この窯元の陶芸教室で一時、この鳥獣戯画の絵付けをするのが流行ったそうです。

実は、この内のカエルと兎の擬人化されたのが面白くて、ワイドリムのパスタ皿に絵付けをしてみようと思ったんですが、パスタを載せるお皿には余り良くないかと思い今回は止めました。

この元絵は作者不明で、しかも、長い間に複数の作者によって描かれたものではないかと言われているそうです。ネットで、検索して見たら面白いですよ。もう少し小物の作品に写しを描いてみたいと思います。



パスタ皿の染付


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染付の絵柄をいろいろと考えてみたんですが、結局はこんな絵付けに。

リムを4分割して窓を作り、桜、松竹梅の絵付けをして見ました。

こうして写真を見ると、相変わらず、ごちゃごちゃした絵付けになってますね。

前回のお皿は、マスキングテープを貼って、色呉須をスポンジングしました。

陶土に染付をしても下地が真っ白になりませんので、本当は、もう少しシンプルな絵付けが良かったかなと思ってます。

染付をするにしても、朝顔や、葡萄などの単一のテーマに沿った方がいいのかなと思います。どう思いますか?

骨書きはそこそこ描けていますが、だみが少し薄かったと思います。濃いだみの方が焼き上がりに迫力があります。



Tallタンブラー 色呉須装飾作の本焼き


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こちらは、13cmの非常に背の高いタンブラー。ビール用に良いかなと思って作って見たんですが、酒飲みの人でも、背が高すぎると言います。

居酒屋で飲む生中には良いのかと思ったんですが、家では皆さん缶ビールが多いようで、これでは飲み過ぎると言うことらしいです。

こちらは石灰透明と上の方は黒天目で仕上げてます。実は、全体を石灰透明で仕上げようと思っていました。この作品は鋳込みで肉厚が非常に薄い為に施釉は内と外を別々に施釉します。

まずは、外側を施釉します。手の指を内側に入れて、垂直に真っ直ぐに釉薬に口までぎりぎりに施釉します。

そして、釉薬を乾燥させて、内側を柄杓掛けをします。

実は外側を掛ける時、釉薬の量を良く確認せずに施釉しようとしたら、底に当たって上2cmほどを施釉出来ませんでした。

苦肉の策で、黒天目を上部に掛けました。

施釉する前に、内外に撥水材を塗ります。撥水材を塗って暫く放置して乾燥させます。これで、天目釉を口を下にして浸し掛けをすると、撥水材を塗った部分は天目が掛かりません。失敗するかなと思っていたんですが、まずまずの出来でした。マスキングテープを使った色呉須での装飾、いい出来だと思います。


今日はこれで失礼します。


陶芸 360mm鎬(しのぎ)白磁皿の赤絵付け(和絵具)

今晩は!今日は寒かったですね。明日はもっと寒くなりそうです。新コロナウィルスの対応はされていると思いますが季節の変わり目健康に十分ご留意ください。

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政府コロナウィルスの対策が発表されて、日本の社会システムの麻痺が始まりました。スポーツや、諸々のイベントなども中止や延期、そして、大阪市が市立学校の休講を発表。

でも、学校や多くのイベントを停止して本当に効果あるんでしょうか?大人はあの混雑した列車に乗って通勤をせざるを得ないし、中途半端過ぎると思うんですけどね。

実は、消毒アルコールを大分前から探しているのですが、マスクも消毒アルコールもどこに行ってもありません。あれば、必要なくても買いだめする人がいるんでしょうね。

電車に乗ってもマスクをしていない人が多いし、多分マスクが欲しくても手に入らない人も多いのではないかと思います。来月中には、海外からの輸入も含め、十分な数量が準備出来るそうですが、その間に感染が広がらないか心配です。

マスクの方は、幸いにも花粉症の対策で常時、家にストックがありますので、何とかなると思います。当面は車での移動に徹します。

あの中国の武漢でも、外出時はマスクを義務づけているのに、日本はそれさえもない。これでは、過去のオイルショックの時のトイレットペーパー不足のパニック以上の状態になるのではないかと思います。パニックを想定した対応をした方が良いと思います。ただし、不要なものまで買い込むことは賛同できませんがね。。



焼成サンプルの結果


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こちらは、蕎麦猪口の上絵付に失敗して、絵付けの先生の提案で色見のサンプルを作ったものです。先生が一つ、そして同じものを私が一つ作りました。多分、結果は同じだったのかなと想定してます。

実は和絵具と言いながらも赤は洋絵具なんです。ですから、有田や鍋島の赤絵に使う絵具の色見サンプルと理解してください。

サンプルを見るといろんな事が分かります。まず、ピンクで”ブク”が出ました。多分、泡立つような事になっていたのでしょう。先生によれば、今回の780度の温度がこのピンクに関しては高過ぎたと言う事らしいです。770度でやれば良いらしいです。

他の色は余り問題なく発色をしてますが、薄いところはやはり発色が弱い。やはり、和絵具は、しっかり盛る必要があります。

洋絵具の赤は、三種あります。赤だみ、赤盛り、赤グラデーションですが、全てやはり発色が強い。インターネットで調べたところ、洋絵具は和絵具の7倍程の発色があるそうです。だから、全体的に薄く塗る必要があるそうです。

もう一つの絵具は線書き、線黒、線赤、そしてペンワーク。今回の和絵具の下には、線黒の絵具で井桁みたいな線が描いてあります。

九谷の線黒(骨書き)は、その上から和絵具を伏せる必要があります。でも、有田の絵具はそのままでいいそうです。黄色を見て下さい。下に描いた線黒が崩れてしまってます。これは、私が色を伏せるときに筆先で触ってしまったために、線黒が動いたり、溶けたりしたものです。

そして、上から絵具を伏せないものは焼成で定着をしてます。やはり、有田の線書き絵具は、和絵具を伏せる必要はないことが実証されました。

ついでにペンワークの線書き。良いけど、発色が弱いですね。多分、溶きオイルで薄まるからだと思います。



白磁鎬(しのぎ)大皿の絵付け


こちらが本題です。以上の結果を基に絵付けをやり直しました。

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ひだりが今回の絵付けのモチーフ

そして、右側がそれを基にして描いた絵付け。これは、蕎麦猪口が焼き上がった後、そして、色味サンプルが出来上がる前に描いたものです。蕎麦猪口の失敗や、この絵付けを先生に見て貰って、この絵付けはボツにしました。絵付けをしても、アルコールで拭き取るだけで簡単に消えます。

この作品は上手く行ったら今年の枚方工芸展に出したいと思ってます。だから、絶対に失敗出来ないし、失敗したくない。この36cmの大皿を磁器土で作り、鎬を手彫りするのに相当苦労しました。もう2度とこの作品は作りたくないと言うのが本音。


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こちらがやり直した作品です。如何でしょう?

真ん中の花はペンワークです。色が全体に薄いですが、線描きで赤の濃淡を出したつもりです。

ブクが出たピンクは使いません。葉っぱは、特グリーン(薄青)ともよぎ(萌黄)で少し薄青よりも緑っぽい絵具で仕上げてます。

梅の花は、赤の輪郭に黄色のの花を。梅の木には書き黒と洋絵具、緑、そして、黒茶と言う絵具を薄く塗ってます。

それぞれの色が発色してくれれば、モチーフの絵に近い出来になると思います。ただし、モチーフの藍色の部分は、呉須ですので、葉っぱの色目は変わります。

縁が少し寂しいので、マット金で金彩の縁取りをいれようか迷ってます。和絵具は有鉛を使ってますので、770度で焼成に出したいと思います。

多分上手く焼き上がってくれると思います。

おたのしみに!

陶箱の鋳込みと陶箱石膏型の原形の製作

こんにちは、今日も暖かったですね。でも、最近の天気は猫の目天気と言うようです。高気圧と低気圧が短時間に交互に日本列島を通過して行きます。一番、嫌いなのが、その気圧中国大陸を通って来るんです。今のコロナウィルスも、そして、黄砂や、PM2.5等々、汚染された空気が飛来します。やめてほしい。中国のお陰で、世界の経済も、日本の経済も崩壊の危機にあります。怖いね。いつまで続くんだろう?

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今日は、今週のクラスの最終日で忙しかった。まずは左の写真から。先週末に絵付けをした作品の施釉が終わり、本焼きへ。

陶芸教室の時は、施釉などそれほど難しさは感じなかったんですが、今は結構難しくて、折角、時間を掛けて仕上げた作品が最後の最後の釉掛けで失敗するケースが多いです。

一つの理由は磁器物が多いこと。そして、作品の厚みが極端に薄い事が上げられます。

今回の作品は石灰透明釉で全て施釉してます。だから透明。

この石灰透明釉と言うのが結構難儀で、垂や欠点があるとそれがもろに、結果に出ます。ですから、入念に仕上げをします。これが少し面倒くさい。。でも時間を掛けてこの全てを仕上げました



作品の削り仕上げ


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左の写真の作品が今週削りの作業が終わった作品です。ここからは素焼き。

全てが磁器土のものです。真ん中の大きなワイドリムのパスタ皿は素焼き品で、磁器製の最初の作品です。

今週のトピックは、14cm程の絵付け平皿でしょう。合わせて6枚。内2枚は、失敗した土を菊練りして見たものです。この再生粘土では4枚作ったんですが、一枚は削り過ぎてアウト。もう一枚は、底割れが出てアウト。最初は、短い線が入っていたものが、一晩置いたら、裏側まで伸びて亀裂が。これが、再生粘土の難しさです。入念に菊練りをしたものですが、見事に失敗です。でも4枚中3枚は今のところ、大丈夫見たいですので、今後の素焼き、本焼きの結果を見たいと思います。

こんな感じで、ほとんど生産と言えるサークルが回り始めました。

今週は13個の作品。



陶箱の鋳込み


私の次のテーマは鋳込みの陶箱

今日は陶箱の原形を粘土で作って来ました。(写真は撮り忘れ)

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そして、左の写真が、今日鋳込んできた4画の陶箱。左の四角いものが本体。そして右側が蓋になります。

話は、少しそれますが、この窯元には沢山の鋳込み型があります。そして、スクールの生徒は許可を貰ってその型を使わせて貰うことが出来ます。

私は、昨年から石膏型を作り始めて、今は4つの型を持ってますが、型作りは難しくて時間もかかります。

鋳込み型製作の技術を覚えると言う点では不本意ですが、いろんな型を覚えると言う意味で、窯元の型を積極的に活用して行こうと思います。


今回はその第一弾。本体も蓋型もそれぞれ、2分割の型です。ただし、違いは、本体の方が泥漿を流し込むだけの通常の鋳込み。そして蓋の方が、圧力をかけて鋳込む、圧鋳込みの型になってます。

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左の写真を見たらもうお分かりですよね。真ん中の逆三角形のチューブを付けたものが蓋の圧鋳込み。そして、左に少し写っている石膏型が、本体用です。

蓋用の型は、大量生産用に積み上げて機械で圧力を掛けれる構造になてます。それを一個使いにしてます。

一個使いと言っても、圧力は必要ですから、逆三角形のチューブに入れられた泥漿の重みで圧力が掛けられて鋳込まれるようにしてます。

鋳込みの時間はそれぞれ20分。

本体は20分で余分な泥漿を排出して、逆様において余分な泥漿を完全に取ります。(20分)次は石膏型を元に戻し、泥漿が更に硬化して石膏型の間に隙間が出来るのを待ちます(約20分)

これで型から外すと、最初の写真のようになります。一晩放置して触っても変形しない硬さになれば、上のピラミッドの部分を切り離して、下だけを本体として使います。

一方、蓋の方は、最初の鋳込み20分で、型から外すことが出来ます。

逆三角形の筒をずらして、圧を掛けていた泥漿を、下のバケツに流して、排泥します。

暫くおいて、上側を外し、少し硬化させ鋳込まれた蓋を、コンプレッサーの圧縮空気で、下型から剥離させ、そのまま放置し硬化を待ちます。後は削り仕上げで完了。



鋳込みはなんといっても削りの厄介さがありません。

丸い鋳込みであれば、轆轤と湿台で一皮剥く削り。その他の異形の鋳込みは、網目ヤスリや、カンナなどでバリを取ったり、表面を均すだけで完成です。

そしてもっとも大きなメリットは、いくつでも同じ形のものが出来ますので、型作りの技術さえ習得すれば、後は簡単で、単に手順通り作業をするだけ。

作業の間は絵付けをしたり、轆轤で作品を作ることも出来ます。

自分の気に入った作品を大量に作るのに便利な技法です。


有田、鍋島赤絵への挑戦 36cm 白磁鎬皿の上絵付 どうしよう?

有田の陶芸と言えば、直ぐに思いつくのが、酒井田柿右衛門の色絵を思い浮かべるでしょう。そして鍋島の赤絵も。もっとど派手なのが九谷の絵付け。昨年、有田、大河内山(鍋島、伊万里)などを訪問して、次のターゲットとしていたのが上絵付。

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左の写真が、柿右衛門窯の入り口のところで撮らせて頂いたものです。

有田の絵付けのやり方は、呉須の下絵付けと上絵付をしたものが多いですね。左の写真も呉須の色が見えると思います。

後は、赤、黄色、特グリーン(薄青)、緑などのそれほど多くない、絵具で描かれています。

上絵付は陶芸教室ではあまりポピュラーではありません。それは、上絵付の焼成と言う、本焼きの後、更に焼成を必要とするからでしょう。そしてもう一つの理由は、上絵具と言っても洋絵具もあり、和絵具もあり、いろいろな溶剤や特殊な技術が要求されるため、敬遠されるからだと思います。

そもそも、陶芸教室で教える人たち自身がこの技法技法を知らないからでしょう。下絵付けの染付や、色呉須による装飾はそれなりに魅力があります。でも、時にはもう少し鮮やかな絵付けをして見たいと思う人は多いでしょう。



赤絵の作品


京都の窯元でも上絵付はやります。でも、有田や九谷みたいに絵付けが中心ではなく、あくまでも補助的に上絵付が使われます。

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そして左が写真が昨年作った白磁の大花瓶で、テッセンの絵付けを呉須でやってます。こちらを上絵付しようと思ってつい最近まで、放置していたものです。

ですから、花や多くの葉は骨書きだけでだみしてません。


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そして、こちらが有田の和絵具を使って着色してみたもので、いろいろ課題が出て来ました。上絵付も染付や、下色絵具と同じように簡単に考えていたんですが、和絵具と言うのはそんなに簡単ではありませんでした。

今回使った絵具は、だみ赤、線書き赤、ピンク、薄青、乳白、そして黄色だけなんです。

和絵具と言っても赤だけは、洋絵具だそうです。和絵具は盛り絵具と言って絵具を盛るように塗ります。洋絵具は、和絵具の発色力の7倍程あるそうです。ですから、洋絵具は薄く塗ります。

その他に溶剤も膠、アラビアゴム、ゼラチン、バルサムオイルなど、今まで聞いたことのないものを沢山使います。ここらが、下絵具と違うところですね。

猪突猛進の私ですが、一応窯元で基本的なものは教わって経験もあります。そして、大坂の上絵付専門の先生に絵具の溶き方などの基本的なところは教わりました。でも、一度教わっただけで、こんな大物の絵付けをやってしまって、見事失敗です。



和絵具の焼成サンプル、色味サンプル。


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これでは、一度水泳のレッスンを受けました。そして、海に行って泳いだら溺れました。と言っているようなもので、失敗するのは当たりまえですね。

和絵具に先ほどの、洋絵具と和絵具の違い。そして、有鉛と無鉛の絵具があって、鉛を含んでいるものは、760~780度位で焼成します。一方、無鉛のものは、焼成温度が830度位になります。その他、絵具によって焼成温度が違うものもあり、絵具によっては、複数回の焼成を違う温度でやることもあるそうです。

鉛は人体に有害です。ですから、お皿の内側や口に触れる部分には、有鉛の絵具は法律上使えません。

プロの先生のご助言で、色味サンプルを作りました。単に温度だけではなく、焼成のパターンや素地、釉薬の違いでも、問題が起きる可能性があるそうです。

今回も多くの事が分かりました。

この和絵具と言うのは、釉薬位厄介かも知れませんね。温度を変えたり、焼成パターンなどを変えるのは窯元で他の作品に混ぜて焼成するのは難しいかも知れませんね。

そうなると、やはり窯元で使われている特定の絵具しか使えなくなります。

あらたな絵具を使うたびにこのような色見のサンプルを作る必要があります。でも、これが本物の陶芸かも知れませんね。


今年の、枚方市の工芸展には是非出展をしたいと思っていて、以前に作った、36cmの白磁のお皿に鎬(しのぎ)を手彫りしたものがあります。

すでに本焼きも完了して、すごく迫力のある作品だと思ってますが、出来たら、この作品に鍋島風の赤絵を書いて出展をして見たいと思っているのですが、よちよち歩きの上絵付初心者では失敗をする可能性があります。

どうすべきか今回のサンプルを見ながら、良く検討して見ます。


陶芸は化学か、職人さんの技は凄い。絵付け、3日目 楕円皿

今日は寒かったのか暖かかったのか良く分からない日でした。

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朝から、キーボードに向かって、ピアノ演奏の練習。このキーボード。いろんな練習パターンがあって、今日もLEDを点滅させての練習です。曲目は、Yokkoさんも好きだと言う”琵琶湖周航歌”、”我は海の子” それから演歌の”思い出酒”。

そして、何故か”蛍の光”、”埴生の宿”などなど。埴生の宿なんかあんまり思い出がないけど、メロディーがすらすらと出て来ます。

このキーボードで、いいなと言う機能は、沢山ありますけど、練習の評価をしてくれる機能もあります。
練習演奏が終わると、”すばらしい”とか、間違いが多いと”もう一度”と再練習が要求されます。

そして、練習曲でも、オーケストラの演奏がありますので、弾いていて本当に楽しい。

でも人間だから”素晴らしい”と褒められれば嬉しいし、”もう一度”と言われると、面白くない。疲れたらやめ。又、気が向いたら、キーボードに向かいます。いや~音楽は楽しい。子供の頃からピアノを習いたかったな。



陶芸は不思議の世界、職人の技は?


陶芸と言うのは実に奥が深くて横幅の広い事、染付をしてると、一体だれがこんな綺麗に発色をする呉須を見つけて陶芸に活かしたんだろうと思いますね。その他にも、透明釉に、弁柄の配合を変えるだけで、月っぱく、青磁、飴釉、鉄釉、天目、油滴天目などに色目が変わることを誰が発見したんだろうと思いますね。

そもそも、弁柄はインドのベンガルの自然の産物なんですよ。今だから、計測器を使って成分分析をすれば、どんな成分がいくら入っているか分かりますが、昔の職人はカンと経験で誰かが生み出したんですよね。それも自然の鉱物などを使って。

織部釉は着色材として銅を使うのですが、焼成をすると酸化被膜が出来て表面がくすみます。これを取るのに、どんぐりを集めてそのへたを水に1週間ほど浸します。そして、へたのエキスを取り出します。

そこに、くすんだ織部の焼き物を付けておくと、このくすみが取れます。

被膜は酸化銅なんですが、これを酢酸に浸けるとこの被膜が取れるんだそうです。

これは陶芸の不思議の一つなんですが、どこのだれが織部とどんぐりのへたを結び付けたんだろう?これが分かれば、これだけで朝ドラのテーマになりそうだと思いませんか、陶芸の世界では、こんな不思議が余りにも沢山ありますね。だから、陶芸の世界に魅了されるんですかね。



楕円皿の絵付け 染付


今では自然の呉須(呉州)は手に入らなくなってます。ですから、今の呉須は化学的に合成されたものです。江戸時代の呉須の絵付けを有田で見て来ましたが、その発色は弱々しいものでした。

今の呉須は、ビックリするくらい綺麗に発色します。そして、還元焼成をすれば、鮮やかさが一段と増します。

だれが、還元焼成の技法を編み出したんでしょうね。

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窯元の呉須を使って楕円皿の絵付けをして見ました。この楕円皿も磁器土の鋳込みです。

粘土で作った原形の仕上げが悪くて、鋳込まれた作品に筋や窪みなどがありますが、轆轤では作れない作品つくりの一環です。


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こちらは、内側に大柄の牡丹の花、そして外側には椿の花を書いて見ました。

写真を見て貰って、作品に穴が開いているのはお気づきですか?

これは私の遊びで、”蛍”の穴です。”蛍のひかり”ではありません。。。もしかしたらそうかも知れませんが、この作品も石灰透明釉で仕上げますので、この穴に石灰透明釉が入って透けて見えるようにしようと言う事です。これを陶芸では”ほたる”と言いますよね。5mmのドリルビットで6個程の穴を開けて見ました。さてどうなるか?楽しみ。

葉っぱのだみにグラデーションを付けて見ました。

このやり方は、絵付け皿みたいなものをひっくり返して高台に水を張ります。そして、だみ筆に呉須を付けたら、筆先をこの水に軽く付け、水を含ませ、薄い方から書いて行きます。

最初はほとんど水の状態で、薄く、そして徐々に筆から、呉須が下がって来ますのので、だんだんと濃くなって行きます。

有田では、水の替わりにお茶を使ってますが、京都では水を使います。

まだまだ沢山の作品が手つかずになってますが、これで絵付けは終わりにします。

次は上絵の和絵付けをやります。

それでは、Have nice 陶芸 days!


冬の雨の日の過ごし方 久々の染付の絵付け

今日は朝から雨、毎日の天候が日替わり、確実に春へ近づいているようですね。

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近所の公園の早咲きの梅はそのピンクの花をすっかり落としてしまいました。そして窯元へ行く途中の道には、こんな椿の花が咲きます。

いつもこんなにして写真を撮って、いつの日かこの椿の絵付けをしたい思います。この椿は小ぶりの割には沢山の花を付けます。

花びらは6枚、しべは細く黄色です。

今日の絵付けで椿を書きましたが、花の色はピンクを塗りました。ピンクの椿ってあるんだろうか?



久々の染付


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今日は、ワイドリムの小皿の絵付けです。このワイドリム皿、結構リムが上に跳ね上がります。このようなお皿を設計するときは、リムの跳ね上がりを計算して作ると轆轤師さんが言ってましたが、その通りになりました。

その逆に焼成で垂れることもありますので、リムは少し上目にそして反り返るように作ります。

この4点のお皿は、磁器土で作ってますので、染付が最適と思います。地肌の真っ白な磁器土は、藍呉須に良く合って、還元焼成で透明感のある絵付けになります。


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こちらが一作目。久々の染付なんで、少し遊び心を入れて。テーマは”お酒”。

ワインとカクテル、猫の顔には、少し赤の色呉須を使ってます。

今は、色が薄いですか、焼成で軽く色がつくはずです。

少し遊び心が行き過ぎたか、ごたごたの絵付けになってます。本焼きで絵付けがはっきりしますよ。



第2作椿の絵付け


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こちらは椿の絵付けです。結構真剣に描いた骨書きです。分割器を使って、4分割にしました。

後から、良く観察すると、4分割のスペースのバランスが余り良くない。

画像をクリックして拡大して見て下さい。しべ一本ずつを慎重に、そして勢いの良い線で描きました。

これなら悪くない。


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そして、こちらが”だみ”をして完成した作品。

葉っぱは、呉須、そして花びらはピンクの色呉須。

葉っぱのだみを見てみると、下の骨書きの葉脈の線がかすかに見えます。だみは薄だみでやりました。その結果だみが少し薄い。

もちろんこれが悪いわけではありません。でも、椿のあの厚い葉っぱであれば、濃いだみの方が良いかも。濃いだみの濃度が適切であれば、葉脈の線がだみの下に盛り上がります。もちろん骨書きの濃度を正しくした上のはなしです。

この椿、上絵付で花を直色するかも知れませんので、少し、薄くしました。



楓と青海波の絵付け


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こちらは如何ですか? 轆轤線の間に唐草と七宝を書いて見ました。

最初はこれだけだったんですが、少し物足りないので、窪みの底に楓を軽く書いて見ました。

楓の葉っぱは7枚です。彩色筆(付立て)の先を絵付け皿の縁でしごいて、フラットな三角形にします。

あとは、この三角形を使って、7枚の葉を書き、7枚で一枚に仕上げます。

遠いカエデは、薄だみで薄く描き、手前のものは、濃いだみで薄い葉の上に重ねて描きます。これで、遠近感が出て来ます。後は枝などを骨書きの呉須で描きます。 これで完成。


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こちらは青海波の絵付け。

この絵付けは染付では欠かせない。半丸な円を兎に角根気よく描き続けて行く。分割器と轆轤線で割り付けをします。

そして鉛筆で半円の外側の丸を重ねて行く。内側の線は下書きしても良いし、無くても良いですが、最初は描いた方がいいでしょう。

後は、骨書き用の呉須で円を全て描きます。その後はだみ。どこをだみするかは好みです。

この青海波の絵付けで大事なのは、骨書き、だみ、それぞれの濃さを如何に均一にしていくかです。この写真では良く見えますが、焼き上がると、その濃淡のむらを結果として現れます。その為には、各スペースを決めて定期的に呉須を筆に付けることがキーです。

労が多く、出来栄えはもう一つですが、染付の基本ですので、是非お試しあれ。底に楓でも描いて見ます。


絵付けは時間はかかりますが、いい仕事をすれば、それが結果となって現れます。

陶芸作品 タンブラーとワイドリム パスタ皿の装飾

昨日のゴルフの結果納得できない。そこで、今日もゴルフへ。

2月中旬なのに暖かいですね。昨日は着ぶくれの状態だったので、今日は軽めの服装で。

50球を練習して、いざ出陣。9ホールのラウンド練習です。

長くなるから、結果を書きます。スーパーノーマンのゴルフが戻って来たようです。9ホール中4ホールがバーディー、最後の最後に運悪く、OBをたたいたけど、いいゴルフでした。多分、陶芸のストレスで、体力、メンタルの両面で疲れていたんでしょうね。



タンブラーの絵付け(装飾)


昨日の花入れの色呉須をそのままにしてましたので、今日はそれを使って絵付けをします。

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左の写真のタンブラー2点です。道具は、100円ショップのマスキングテープ、丸のカラーシール、そして、分割器。

分割器は厚手の紙で作ったもので、写真の手前。これは16分割。 これがあれば、8分割、4分割もいけるでしょう。

このようなものを作っておくととっても便利。後は、奇数のものも、3の倍数ですから、12分割などもあれば便利です。


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これで、いい加減なゲスワークがなくなります。装飾のいろんな局面で活用できます。

その後は自分の感性でテープを貼って行きます。

線だけでは面白くないので、手元にあった丸のカラーシールも貼りました。

今回はスポンジングをすることにしました。写真の手前の道具を作りました。割りばし、スポンジ、輪ゴムがあれば簡単に出来ます。

この後は、色呉須を付けて、自分がやりたい部分を着色して行きます。


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左の写真のようになりました。左側がテープを外す前、右がその後です。

焼成後色呉須はもう少し強く発色します。

一つだけ注意が必要です。カラーシールは粘着力が少し強すぎて、シールを外した後に糊が残っている場合がありますので、シールは慎重に綺麗に外しましょう。

そして、絵具は余り濃く塗らない。濃すぎると釉薬をはじき、縮れがでる可能性があります。

前回紫のはじきが出てしまいましたので、紫は今回は使ってません。

強い発色を望むのであれば、普通の下絵呉須を使って下さい。 この絵付け簡単ですね。



ワイドリム パスタ皿の装飾


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このお皿の装飾悩みますね。真っ白のパスタ皿に仕上げても良かったのですが、それではいくらでも市販されてますからね。そして、この作品は陶土ですから、透明釉を掛けてもそんなに真っ白には仕上がらない

その上にこの窯元の白土は”ごほん”が出るように、少し鉄分が加えられてますので、少し、茶色の”ごほん”が出ます。

そこで、上の作品と同じようにマスキングテープでの装飾をしました。


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このお皿は直径 28cm程もあります。ですから、使う分割器も大きくなります。これを使って、鉛筆で軽く線を引きテープを貼ります。

そしてあとはマスキングテープを貼るだけです。

そして、着色は呉須ですることにしました。リムの部分だけをしっかり着色したい。

轆轤に載せて、縁を叩いて芯を出します。出来るだけ均一な色合いにするために、薄だみを数回重ねて直色をしました。

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筆はだみ筆を使って。でもこれは少しリスクがあります。呉須をたっぷり付ける為、テープの下に呉須が滲む可能性がある。

マスキングテープを案の定、軽く滲みが出てました。一応削り落として修正を加えました。


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すこし装飾がくどくなりましたので、サンドペーパーで呉須を落として、軽く色絵具で螺旋をいれて見ました。

これは必要ないでしょうね?

ご承知のように呉須はどうしても筆跡が残ります。そして濃さも一定してません。焼き上がりでもこの色むらは残るでしょう。少し、この装飾は失敗だったかも。

おまけに、マスキングテープのあとも色呉須で着色しましたから、全体がごたごたし過ぎたように思います。

あと2枚の同じお皿がありますので、どうするか考えてみる事にします。



好きこそものの上手なれ。だれでも出来る絵付け。イッチン描きと色下絵

こんにちは! 今日は陶芸スクールも休み。ちょっと陶芸の燃え尽き症候群なのか、精神的にも肉体的にもお疲れ気味。朝キーボードの練習をして、ゴルフ場へ。何となく気分が乗らない。100球ほど練習をしてもなんとなくもやもや。先週の練習ラウンドでも最悪の調子だったし、意を決して、ハーフの練習ラウンド。

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この日はショットは切れているけど、何となくゲーム感がなくて、パーが取れない。頭がパー。。😞なんせ気分はイライラ。陶芸をやっていても何となく気分が乗らなかったのが、ゴルフでも。最後の2ホールだけは、バーディー、パーで上がったけど、今までにない悲惨な結果になってしまった。

気晴らしになるどころか、グレイな気分。

この後カラオケに行って思いっきり歌うか、それとも、返って昼寝でもするか?

結局はかえって軽く寝て、後は、キーボードの練習。今は、脳トレを終わり、曲の練習を。”エリーゼのために”なんか弾いて見たいけど、まだ無理。

そこで、”琵琶湖周航の歌”、””みかんの咲く丘”などの練習。このカシオのキーボード、本当に優れもので、曲に合わせてLEDで光るキーボードを指で押して行けば自動的に演奏したり、違う機能では、LEDが光り、その鍵盤を押すだけで演奏が出来ます。

練習モードでは、特定のパートだけを繰り返し練習することも出来ます。そして、単にキーボードが光るだけではなく、指番号を声でガイドしてくれる。いまこれを徹底してやってます。正しい指で押さないとスムーズな進行が出来ない。繰り返し、繰り返し同じパートを練習します。何と言っても、練習が楽しい。楽しむ事。苦痛になったら休憩。これもストレスの原因なのかな? 毎日、朝、晩気分に応じて練習をしているし。

今は楽譜を見ながらの練習で、LEDの機能を使えば、難解な楽譜でも全く気にならない。音楽は楽しい。こんな簡単な曲と思われる人も多いと思うけど、正しい指使いで、右手だけの演奏でも難しいんですよ。



すきな陶芸の装飾。下絵付けのイッチン描き


冒頭の写真の絵付けを始めました。気分転換の為です。最近は上絵付で少し苦労しているので、下絵付けをして見ました。

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まずは、この2点の花入から。

言うまでもなく、磁器土の鋳込みの作品です。前回同様に削りが終わった生にイッチン描きをしてます。

イッチンの道具は絞り袋に0.5㎜の口金を付けたもので描きます。

今回はイッチンに使う化粧土の作り方を説明します。化粧土を使う事も出来ます 化粧土の上水を別容器に移して下に溜まったものを使います。

濃い化粧土をスプーンで取って、ガーゼを使って絞ります。これで口金が詰まる事が少なくなります。

もう一つの方法は自分で化粧土を作る方法。磁器土の削りカスを水を張ったプラスチックの容器に少しずつ入れ一晩置きます。次の日に上水を捨てて、ふのりを大さじ三杯ほど加えてやります。後は、化粧土と同じです。



イッチンの保管とクリーニング


イッチンを使い終わった時の保管方法が大事ですよ。そのままにしておくと、イッチンの化粧土が塊ます。ジップロックの袋、ハンドタオル(おしぼりでも良い)を準備します。

ハンドタオルを良く塗らして、イッチンを包みます。それをジップロックのナイロン袋に入れておけば固まることが少なくなります。

次に詰まったらどうする。口金の穴にあった裁縫針を準備しておいて、詰まったらこれで穴を開けます。これはだれでも分かりますが、頻繁に詰まるようであれば、イッチンを分解して、中の化粧土を出して、口金や袋を綺麗に洗います。そして、化粧土を乳鉢で擦ってやるか、新たな化粧土を使います。

いずれの処置でも、化粧土をイッチンに入れる時は、ガーゼを通して、遺物や固まりを除去しましょう。



下絵付け 色呉須仕上げ


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左の写真のような、色呉須を使ってます。有田の岸川絵具と言うところの非常にきめ細かい絵具で、写真のように水の入ったプラスチックの容器に入ってます。

今回使った色は、赤、黄色、グリーン、ピンク、特グリーン(薄青)です。だいたいこれで、ほとんどの色絵付けが出来ます。

容器から、下に溜まった絵具をスプーンなどで取って水で薄めて調整します。

余り濃くしない方が良いです。薄いものを溜めて塗った方が筆跡などが残りません。

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またこの方が、花びらにグラデーションを付けたい時などに上手く行きます。

絵皿にたっぷりの絵具を準備して、彩色筆毛全体に浸けるようにします。作品を持ちながら、どの方向に流すかよく考えて塗ります。

今回の桜は、花びらの外に向かってグラデーションを付けてます。

左の写真では分かり難いですが、綿密なイッチン描きのお陰で綺麗な着色ができました。

大変いい作品になるだろうと思っています。

最後に、絵付けが終われば、残った絵具は全て回収します。必要であれば、少し水を足して、元の容器に全て戻します。だから、準備する絵具はたっぷりでも大丈夫なんですよ。


明日からは、残りの素焼きの一部の絵付けの予定です。

絵付けは音楽と同じ位楽しい。そして絵心がないと最初から諦めているあなたへ。絵付けはだれでもできます。苦手な部分があれば、別の手を考える。

下絵が描けないのであれば、トレーシングペーパーとカーボン紙があれば、後は絵の素材をインターネットで探すだけ。印刷してトレースして、鉄筆でなぞるだけですよ。

だいたいで良い。あくまでも、当たりを付けているだけですから、後は、モチーフを見ながら修正しながら描いて行くだけ。是非、もう一度チャレンジして見ましょう。きっと上手になりますよ。

花粉のシーズン到来です。季節に変わり目、健康にご留意ください。

Meet you on the bolg again.


ノーマン陶芸奮闘シリーズ 磁器土は難しい。鋳込みの同時進行大量生産。

冬らしいお天気になってきましたね。今日は京都の方は雪の予報でしたが、行って見ると雪は全くないし、降りもしなかったです。でも、嵐山の方から来たクラスメートの車にはまだ雪を被っていた。もう今日は2月の中旬、明日からは本格的な花粉の飛散らしいです。嫌ですね。

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今日は左の写真のような作品を作りました。午前中は、昨日購入した磁器土を使っての平皿の製作。最初から失敗続きで調子悪い。粘土が変わったからか、単に粘土が柔らかかったからなのか。

一つ思いつくのは、土殺し。磁器土の土殺しは非常に難しい。土殺しは皆さんもう良くご存じですよね。

粘土を轆轤に載せてやる作業で、轆轤を回転させて、土の山を上げたり下げたりする作業です。

土殺しは粘土を均一にすると共に、粘土の中心を出す作業です。

轆轤は回転で作品を作って行きますが、芯が出ていないと粘土がぶれてしまって綺麗な作業が出来ません。

陶土ではある程度慣れれば、それなりに出来るようになりますが、腰のない磁器土は、ふにゃふにゃの割には一度芯がぶれてしまうと、なかなか芯が出ません。両手で挟んで圧を掛けることで、土が自然に上へあがると共に中心が一定になり、振れがなくなります。 英語ではこれをセンターリングと言います。日本語では土殺し。何故そう言うのかは分かりません。

特に今日の土はねじれたり、片方を締めると片方が飛び出すと言うような感じでやっかいでした。

今日のお皿ははっきり言って出来が悪い。もう一回土殺しを勉強しなくちゃ。そして午後から、3点の鋳込み型を使って、鋳込みを。6点の作品を作りました。それぞれ形が違いますので、鋳込みの時間が違います。これをそれぞれタイマーで時間を設定して、同時進行させます。クラスメートがビックリしてました。”とみさん 凄いね。三つの作品を同時に作っていくとは”だって。こんなの時間を少しずつずらして行けば簡単。



溜まった素焼き多々


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家の私の部屋の勉強デスクには、素焼きの作品が沢山。全て装飾待ちです。基本的には絵付けをしたいと思ってます。

これ以外には、ワイドリムパスタ皿の4点。そして窯元の私の棚には隠し在庫の素焼きが一杯。

そして上絵付待ちの36cmの大皿や蕎麦猪口なども。

本焼きのペースダウンをしないと、その焼成費用凄いものがあります。おまけに最近は上絵付までやるようになったので、工程が一つ増えてしまった。

どうしたらいいものか。おまけに毎日新たな作品が加わってくる。

京都あたりで言う、”あほほど作っとる”。

”なぜそんなにつくる”?”それは、まだまだ課題が沢山あり過ぎ。やればやるほど課題が出てくる。

そして毎日新たな発見があるからです。



本焼き紹介


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こちらの3点の作品は少し自信作。

この中サイズのタンブラー2点は、マスキングテープと色呉須を使った装飾です。私的には良い感じです。若い人たちにこの装飾は合うと思うのですがどうでしょう?

そして今回初めてスポンジングをやったんですが、スポンジの跡の濃淡が何となく大理石風になっていい感じです。

でも、課題もあります。それは、紫色の部分が軽く、釉薬が弾かれています。実は、もう一点あったんですが、この作品は紫いろのところで縮れが出て、釉薬が剥がれたり、流れたりしていてお釈迦。今日初めて知ったのですが、紫はこの程度の濃さでも釉薬が弾かれるそうです。

そして、蕎麦猪口。子供用に絵付けをして見ました。写真では余り分からないかも知れませんが、地肌が黄色味を帯びてます。

泥漿は同じものです。違いは酸化と還元焼成。同じ磁器の素材でも、焼き方の違いでここまで変わるんですね。

少し温かみのある酸化、そして色白の少し冷たい感じの還元を選ぶかは好みでしょう。絵具の発色はやはり還元がいいです。

もう一つの課題が、鋳込みもものは少し歪み易いです。多分轆轤成型と、型に流し込んだだけの鋳込みの土の密度の違いにあるようです。やっぱり圧力鋳込みの方がいいのかな?課題その2.口縁の仕上げが汚い。これは、鋳込んだ後柔らかい内に、竹べらで口縁の土を切って仕上げるのですが、その作業が上手く行っていないようです。そして削りの作業で改善できるはずの部分が上手く行ってません。今後どのように改善していくか、先生に相談して見ることにします。課題であった釉掛けは見事に解決してます。内側の柄杓掛けも目立つ問題はほぼなさそうです。


やっぱり、努力は嘘をつかない。。。だよ!この過ぎは完璧なものをめざすぞ!

カップ & そば猪口 本焼き、磁器土作品の削り仕上げ

今日も京都へ。いつも、月曜日は良い意味で緊張感と期待感のある日です。

朝着くと、いの一番に窯場へ。そこには沢山の素焼き、本焼きされた仕上がりの作品が。 もちろん窯元の商品も、そして、多くの体験の作品があります。

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もちろん自分の作品も楽しみ。そして、多くの生徒さんの作品も。仲間の作品を見て啓発されるし、その出来具合も気になるところです。

左の写真が今週の私の素焼きの作品です。イッチン描きの花入が2個とワイドリムの小皿が7個、そして一輪挿しの花瓶一個。全て磁器。そうです先週の削りの作品です。

その日の作業はここから始まる。 まずは高台周り削りカスを鉄べらで落とす。そして、その次がはたき掛け。この作業は次に何をするにしても大事な作業で、絵付けも釉掛けも絶対にこのクリーニングが必要です。

一つの大事なヒントを1つ。コンプレッサーで圧縮空気を吹きかけてそれなりに埃などは取れるのですが、はたきがベストです。はたくことで、表面に着いた埃は、コンプレッサーよりも確実に除去できます。もちろん、花瓶などで内側に削りカスがある場合は、コンプレッサーの方が取れやすいですね。この作業を怠ると絵付けの邪魔になったり、施釉での釉薬の縮れ、そして、ごみが釉薬の容器に入り、釉薬を汚すことになります。



磁器 作品の削り仕上げ


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こちらはワイドリムのパスタ皿。陶土で試作をして磁器土で作ったものです。これだけの大物になると、削りに数時間かかります。

もちろん、プロの轆轤師さんであれば、30分ほどで仕上がるでしょうけど。

削りは電動轆轤で、湿台の削りです。

思い以上に時間が掛ったのは、内側の仕上げが悪かったため、内側に削り仕上げをしたためです。綺麗に仕上がっていれば、内側は削る必要はありません。

そしてもう一つは、乾燥させている時、リムの部分を触ってしまって少し変形をさせてしまって、湿台に載せて削る時、少しぶれてました。ここら辺りが素人ですね。余計な仕事が増えてしまう。

後は、14cmの磁器製絵付け皿の削り仕上げ。こちらは試作品2点なんですが、ほぼ完璧に目標通りの仕上げが出来ました。このお皿は、完璧にフラットなため、湿台での削り作業時、指で押さえているのですが、直ぐに芯がすべってずれてしまいます。その分、時間もかかるし、削りの質も落ちます。

作品作りの中で、プロとの差を感じるのは、この削りにもあります。プロはどんな不出来な作品でもその削りによってほぼ完璧に仕上がります。 ですから、冒頭の観光客を対象にした体験の作品は、職人さんが削り作業をしますので、非常にクオリティーの高い作品に仕上がります。やはり、プロとの技術力の差はなかなか埋まりません。



今日は、京都の泉陶料と言う陶芸の粘土を販売しているところに行って粘土を購入して来ました。

瑞光窯の隣にあった粘土工場が閉店してしまって、粘土がその店からは買えなくなりました。

多くの窯元が休業や廃業になってますので、そのあおりです。

東山の清水陶芸団地にあるお店で、磁器土 10kg 2本、信楽白、一本、信楽の赤1本の40kgもの粘土です。窯元でも買えるのですが、消費税が10%に上がった時期に、粘土も大幅アップになりました。8kgの磁器土1200円がなんと1600円に。信楽の白800円が1200円に。

これってひどいと思いませんか? 30~40%もの値上げをしたんです。ここの経営もそれほど苦しいのか? 月、3万円程の授業料を取っているにも関わらず、全ての材料を大幅値上げしてしまった。

その対応策がこれ。であれば、材料は自分で調達する。

今日もクラスメートから言われました。”富田さん 又、こんなに大量に作品を作って”だって。心の中で”ほっといてくれ。余計なこっちゃ”と思いながら、こんなに土を仕入れてしまった。であれば、もっと作ったる。

ファイト!本焼きは明日紹介します。では。


鋳込み花入本焼き 上絵付の技術習得に向けての奮闘

今週は久々に京阪電車の乗って京都へ。 毎日放映されているコロナウィルスのNewsを聞いていると、人混みは出来るだけ避けたい。そのようなことで、京阪電車にはかなり長い間乗ってなかった。

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京都にいったのは金曜日だったけど、移動方法を変えるのは結構新鮮だね。

いつもだったら、観光客を沢山みるのにほとんどその姿がない。そこには普段の日本人の生活が。。何となく安堵を感じるのは私だろうか?

でも日本の経済は大丈夫なんでしょうか? 左側の京阪電車の車内広告。全て、京阪電車の同じ広告なんです。この現象は、景気が悪くなった時の状況に似ている。広告主がコスト削減の為、宣伝費をセーブしようとするんだと思いますけどね。

そして、これだけコロナウィルスが懸念されているのに、車内の乗客の半分近くはマスクをしていないんですね。

そして、途中ですれ違った、小学生の団体。学校の行事の一環かで、大坂に京阪電車で行く見たいだけど、ほとんどの生徒も複数の大人もマスクをしてない。大丈夫なのかな?

今日のテレビニュースで、安倍総理が、有識者を招いて対策会議見たいなことをやってました。冒頭のあいさつで、”万全の対策を講じるようにと。。。”、原稿の棒読み見たいな挨拶をしていた。この人が出てくると、毎度の事口先ばかりかなと思える。 拉致被害者の対応、北方領土の問題などなど、

何かあれば、兎に角、対策をしますとして、湯水のごとく、お金を投入するだけ。

お陰で、この国の赤字は年々増え続けるばかり。こんなリーダーでこの国は大丈夫なの?



鋳込み花入の本焼き


京都へ行った理由は、本焼きの引き取りだったんですけど、待ちに待った下の鋳込みの花入れが出来ました。

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今回の装飾は、イッチン描きと下色呉須での仕上げです。表には、椿の花を素焼き前に化粧土で描き、素焼き、その後着色。石灰透明で施釉。焼成は還元焼成です。

鍋島の上絵付のものと比べると下絵付けの分、発色が少し弱いですが、まずまずの出来でしょう。


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こちらは裏側。

表とは全く違って絵付けで少しコンテンポラリーに。

この作品は、こんな感じで、リバーシブルに。花を活ける時に、椿の色絵付けのがらが邪魔になるかも知れません。花入れではなく、置物にした場合。その日の気分によっては、違った雰囲気が味わえるのではないかと思います。



上絵付、色味サンプルの製作


京都に金曜日行った本当の目的は、上絵付の色見本を作る磁器土の素地の引き取りでした。先週の水曜日までに間に合うはずだった、本焼きが間に合わず、わざざざ、この引き取りの為に京都まで行くはめに。

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こちらの色味は先生のものです。こんな形で絵具の発色や下地との相性を見るそうです。

暫く前に、テッセンの上絵付、そして蕎麦猪口の作品を紹介しましたが、特に蕎麦猪口では多くの問題が出てしまいました。簡単に言えば、”失敗しました”と言うことなんですけどね。

昨年、有田や大川内山などを訪問して、いろいろなものに取り組んできました。その課題の一つが赤絵。その為、大坂の上絵付の専門の先生の教室で基本的なものを一度教わりました。そして、蕎麦猪口の上絵付けをやったり、大物花瓶の絵付けを早速やったんですが、見事失敗。

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実に私らしい展開で。この花瓶、赤のテッセンは洋絵具、他は和絵具です。下絵は、呉須の染付です。素焼きをして、呉須で下絵を。骨書きをしたり、葉っぱなどの一部はだみをしたり、これで、石灰透明を掛け本焼き。染付の部分は非常に上手く行ってたのに、上絵付けの部分が、絵かの洋絵具の部分のぼかし、そして和絵具の全般がまずい結果に。

和絵具と言うのは、

”盛り”と言って厚く塗るのに対して、洋絵具は逆に薄くのばして描きます。

そして和絵具は、厚く塗る伏せ(盛り)、線描き、又、付けペンで塗るペンワークでは、絵具に加えるいろいろな溶剤や補助剤が違ってきます。

にかわ、アラビアゴム、数種のオイルなどなど。この部分はある程度、腕と技量が上がったら、別に記事を書きたいと思いますが、そのとっかかりの一端がこの色味サンプルです。



あらたな取り組みには、失敗はつきもの。そして、新な技術の習得のためには、手間暇とそれなりの費用も掛かります。でも、これを乗り越えないと成功はあり得ない。

一つの目標として、昨年出展できなかった枚方の工芸展出展を目指して頑張りたいと思います。

いつの日か【ノーマン康右衛門】になれる日を目指して。。

ご支援宜しく。コロナウィルスの対策を万全に健康な日々をお過ごしください。


ノーマン陶芸日和 ワイドリム 小皿の製作

今日は寒かったですね。テレビでおしんとスカーレットを見てキーボードの練習。スカーレットの朝ドラは半年の番組ですから、進み方が早くて。貴美子が穴窯で成功をして、売れっ子の陶芸女流作家になってしまった。

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それにしても、あの灰被りの自然釉の出来凄いですね。あの作品は本物なのか、それともこの番組用に製作されたものでしょうか。

陶芸の成功とは裏腹に、八郎とはやはり離婚をしてしまったんですね。何かに打ち込むと言う事は何かが犠牲になるものなんだろうか?

同じく陶芸に魅了されている私としてはもっと陶芸の部分を詳しく演じてほしかったですね。

喜美子の穴窯の成功は、焼成の時間を2週間にしたからなのか、新たに使った土が良かったのか知りたいところですね。

でも日本の陶芸って本当にすごいね。あんなにごつごつのお化けみたいな自然釉に魅力を感じるなんて、世界にはないもう一つの日本だよね。



ワイドリム 磁器小皿の製作


話は全然面白くないノーマンの陶芸の世界に戻ります。貴美子みたいなドラマがあれば、もっとこのブログを読んでくれる人もいると思うんですけどね。自分で読んでいても、面白くない。

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冒頭の写真が、信楽の白で作ったワイドリムのパスタ皿です。今回の作品は良く似ているけど同じ形でも、ず~と小型のお皿です。

以前からこのお皿の形が好きで、次の磁器土の作品の候補だったんですが、作って見ました。

作り方は、湯呑を作るように筒を作り、そしてそれを上部から広げてやるだけなんですけど。

内側はこれ用のだんごとへらを使って成型をします。これに加えて、トンボも作ってます。やはり、この三種の陶芸の神器がないと同じ作品を作るのは難しい。

今回の課題は二つ程あって、磁器で、形の同じものを8個作る。そして、内側の底の部分にへそ(へこみ)を作らない事。

この臍と言うのは、だんごやへらを使って成型の仕上げをする時に中心になる部分の角が、作品の底に当たってへこんでしまうことです。一度へこませるとへらが全体に当たらずに綺麗な仕上げになりません。

自分なりに原因を考えたり、轆轤師さんに聞いて見たりするのですが、なかなか思うようには出来てくれません。

今回は見事に全て臍なしの作品に仕上がりました。ポイントは二つあって、荒挽きで出来るだけ最終の形に近い様に仕上げる。そして、だんごを使うときは、へこませないように、むしろ中央が盛り上がるように挽く。その為には、だんごを少し左に傾いた感じで当てます。(轆轤は右回転)

後は、トンボで大きさを確認して、最後のへらでの仕上げで、この盛り上がりを平坦にします。これで完璧。

実はもう一つの大事なポイントがあるんです。それは”眼”。老眼だと肝心なところが見えていない。だから人によってはハズキルーペを使っている人もいます。



磁器一輪挿しの製作


一応目標の8個を挽くことが出来ました。

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そして残った磁器土で、写真のような一輪挿しを作って見ました。

こちらも大きな課題があって、花瓶を作る時は必ず、まっすぐのずん胴の仕上げが必要になります。

どうしても、ずん胴の下側に土が残ってしまいます。

下のほうに土を残すと、削りで自分の思いの形に仕上げても、バランスの悪い思い花瓶にしかなりません。

今回は磁器土ですから、土に腰がないこと。そして、土殺しで芯がずれてしまうと、土の芯を出すのが磁器土では、非常に難しくなります。

この芯出しが上手く出来ないと、轆轤を回して土あげをしても、均等な厚みの筒上げが出来ません。

その結果どうなるかと言えば、この一輪挿しのように口を細くしていくと、土の偏りが出て、首の高さが均等に上がらなくなります。

そうなると、首を切って揃えるしかありません。

これが磁器土での筒上げの難しさになります。

轆轤師さんがいつも私に言う事は、作陶は、土殺しに始まって、土殺しに終わると。土殺しが上手く行かないと失敗しますよと言う意味です。

最初のストレートな筒上げをする課題は思い通り上手く行きました。これで、この作品の削りを上手くやれば、バランスの良い軽量の作品になるでしょう。


電動轆轤の経験のない方には良く分からない内容で申し訳ありません。
 この陶芸スクールでも、磁器土を定期的に使う人は、私ともう一人しかいません。それほど、磁器土と言うのは難しい、そして高価です。そして磁器土にこだわる理由はやはり絵付けです。絵付けは磁器土でなければ、自分が望む作品は出来ません。特に染付や、下絵具での発色、そして、青磁や青白磁などのしあげで、作品の透明感が全く違ってきます。

 陶芸って、面白いけど。その横への広がり、そして深さは凄いのもがありますね。長年陶芸を楽しんでいる人でそれなりの経験をしている人であれば、自分の進むべき方向を迷ったり、悩んでいませんか? 次のステップに是非検討してほしいのはやはり、電動轆轤ですね。
 京都の窯元に来る人は結構短期な人が多いのですが、初めて土を触る人でも、早くて3ヵ月、ま~一年もあれば、小物の轆轤挽きは問題なく出来るようになります。必要な要件は一つだけ。”陶芸好き”である事。

 陶芸と言うのは、昔から分業制なんですね。轆轤師、絵付師。。。その多くの工程がいろんな職人さんが分担してます。悪い言い方をすれば、それしか出来ない人が多いですね。その分業制の仕事を全て自分でやるのが私たちですから、そこに”覚悟”みたいなものが必要になります。

 スクールでも長い間勉強している人でも、強い気持ちがない人も多いです。それはやっぱり結果に表れてくる。それが陶芸なんだと思います。

 あなたはどんな陶芸を目指しますか?

久々の磁器土での轆轤挽き ワイドリムパスタ皿 一輪挿しの装飾

今日は暖かったですね。京都の空は真っ青。

今日は朝起きるのが遅くなって、おしんを見損なってしまった。録画しているはずなので、帰ってDVDレコーダーを再生するも、今日の番組は録画されてませんでした。

毎日、おしんとスカーレットを欠かさず見てますので、DVDが容量一杯になってました。残念!

朝一番に陶芸スクールに着き、暖房を入れる。何とエアコンの暖房が27度位に設定してある。おまけに石油ストーブも2台も入れてあるのに。京都の人は寒がりが多いのかな。

陶芸に燃える私は暑くてしかたがないんですがね。暑いと脳の回転が鈍くなるような気がしてならない。

エアコンの暖房は18度位に設定。どうせ誰かが目一杯温度を上げるだろうけど。エコの観点でも低温がいいと思いますね。



久々の磁器土での轆轤挽き


最近は、鋳込みや陶土での試作品が多かったので、磁器土は久々。

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試作を繰り返して来たこの2点の作品です。磁器土はやっぱり難しいですよ。

土の練り方からして違いますから。陶土のような荒練りや菊練りが出来ないんですね。

今でも磁器土の練り方はまともに出来ないんですが、磁器土を適当な長さに切って、横に寝かせながら、両手で持ち上げ回しながら、板に落とします。これを均等にやって行くことで、磁器土の硬さが一定になって来ます。

そして最後は同じ動作で砲弾型にまとめます。

そして、これを轆轤盤のセンターに据えます。そして土殺し。これが大変で、芯がずれると、陶土と同じように土殺しをしてもなかなか芯が出てくれません。

まずは直径14cmの絵付け皿を作りました。轆轤師さんがこの皿は難しいよと言ってました。

何が難しいのかと言えば、お皿の中は、まっ平。そして縁は直角。おまけに磁器と来ている。

まっ平だと、柔らかい磁器土はどうしても縁が垂れて来ます。なんとか2個を作成。

そして次がワイドリムのパスタ皿、14cmから、一挙に、29cmに。

これは説明する必要もなく難しい。

でも、何とか仕上げました。

この作品だけで、土が約6kgも必要でした。

残った粘土で、小皿を作ろうとしたんですが、下の方は芯が僅かにずれている。何度土殺しをしても芯が出てくれない。これで、見事しっぱい。約、2kg程の粘土がパー。

でも大丈夫ですよ。この失敗粘土は、鋳込みか、白粘土に混ぜて半磁器を作ります。でも、磁器土は難しいな。



一輪挿しの装飾


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先日イッチン描きをした一輪挿しの素焼きが上がって来てました。

椿の花をイッチンで描いてます。このイッチン描きは上絵付けではあまりいい仕上がりはしませんでした。

そこで、今回は下絵付けで仕上げます。色呉須です。写真の通りです。

先生に指導されたポイントを1つ。下絵付け絵具は、絵付け皿にたっぷりと準備します。

下絵付けの要領は、だみと同じです。薄い絵具を溜めてこれを伸ばすます。少ない絵具で、ちょびちょびと着色をすると斑が出ます。

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この窯元では10グラム300円で絵具を分けてくれます。正直、非常に高い。そうなるとどうしても無駄になることを恐れて少量を使おうとします。

絵皿にたっぷり出して、使わなかったものは、呉須と同じように、全て元の容器に戻せばいいだけなんですけどね。

ところで、この一輪挿し、リバーシブルにしました。左の写真が裏側。ちょっとメルヘンチックでしょう?


この他、鋳込みの作品の仕上げや、装飾済みの施釉の仕上げなども並行してやってます。 毎日忙しいね。
では。 Have a nice day!

陶芸でも”めんどくさい”は禁句 基本は基本

今日も朝から大忙し。今日の担当先生は、絵付師さんが交代で二名。と言っても午前はオールマイティ―の陶芸教室を担当している先生。午後からは、絵付け専門のスタッフの中では一番若い先生。

だいたいその日の作業内容は、担当の先生に会わせて目標を設定します。

ですから、午前中は鋳込みにしました。この先生は、瀬戸の型屋さんの息子さんで、鋳込み型に関して、造詣の深い人です。いけいけのノーマンですから、鋳込み型を三つも並べての作業です。

この為、今週末には百均でクッキングタイマーを2個も買って来たんですよ。

実は1個選んで、他のものを見ていたら、別のやつがよさそうで、交換したつもりだったんですが、家に帰って袋を見ると何とタイマーが2個入っていました。

領収書を見ると、確かに2個載ってました。最近はこんなこと多い。でも、これが良かった。同時に三個の違った鋳込みを同時進行出来た。



圧力鋳込み


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左の写真が圧力鋳込みだよ!

背の高い逆三角錐のプラスチック容器が、型の上に載って、5mmの穴で高台の部分に繋がってます。

石膏型は2分割で、下型と上型の間にお皿になる隙間があります。

この隙間に上の三角錐から流し込まれた泥漿(磁器土を水で溶かし、珪酸ソーダを加えたもの)が流れ込んで、その容器の高さで泥漿に圧力がかかる仕組みです。

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20分ほど鋳込むと、泥漿の水が石膏型に吸われて土が固まって行きます。圧力は、水分が吸われて泥漿の量が減る分をこれで補充している訳です。鋳込みの時間は作品の大きさや厚みで変わります。

そして、鋳込まれたお皿が左の写真。楕円のお皿です。鋳込み口の高台の部分は、ヘラで修正して、水筆で仕上げてあります。これが私の、圧力鋳込み第一号の作品なんです。 一寸かっこいいでしょう。

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こちらは同時進行の一輪挿しの鋳込み。これは圧力鋳込みではありません。泥漿を型に流し込んで、25分程経つと石膏型の泥漿の水分が型に吸われ硬化して行きます。鋳込みの時間が長ければ、厚みは増えて行きます。この作品の場合は、5mm程度にしてます。25分経って、まだ固まっていない泥漿を流すと、固まった部分のみが残りそれが作品となります。

もう一つのタンブラーも同じメカニズムで鋳込みがなされます。こちらは12分程度。タイマーが次々に鳴ります。流石、GoGoノーマン。見事やり切りました。



色見サンプル=焼成サンプル


最近、新しい分野の上絵付けで少し苦労してます。

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左の写真はこの窯元の下絵付け色呉須の焼成サンプルです。下絵付けも上絵付もこのような焼成サンプルで検証の上で使われています。下の写真が、上絵付け焼成サンプルです。

焼成の温度設定や、濃度もこのようなサンプルを使ったうえでベストな選択がなされてます。ですから、これを大きく外れない限りは、それほど当たり外れはありません。

今回少してこずっている絵具は私が独自に有田の絵具専門店から入手したものです。

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そして、全くテストのプロセスを経ず、いきなり本番としたものですから、上手く行く訳はありません。

おまけに、この上絵具の和絵具と言うのは、有鉛、無鉛があり、その上、赤は洋絵具と来ている。有鉛は、760度から780度で焼成、無鉛は820度位ですから、焼成温度にしても一つではありません。

そして、和絵具は盛り上げるやり方、洋絵具は全く違って描く絵具ですから、この辺りの違いを良く頭に叩き込んでいないと悲惨な結果になります。

やっぱり、陶芸には偶然はないんだなと思いますね。陶芸は芸術かもしれませんが、サイエンスでしょう。

だから、色目の焼成サンプル作りは、絶対にやるべき基本中の基本だと改めて思いますね。



焼成サンプルの製作開始


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と言うような長い前置きで、色味サンプルを作ります。取り敢えず、上絵付有鉛、下絵付け絵具も。

大事なのは、土、釉薬との相性そして、焼成温度やパターンでも違ってきますので、プロの上絵付けの先生と相談してサンプルの焼成を進めたいと思います。


なんとなく、スカーレットのノーマン版になって来ましたね。

ますます、炎の神様へ近づくことが出来そうです。

喜美子の穴窯も6回目。もう少しであの室町時代の色が再現できそう。

では、又ね!