ノーマン陶芸奮闘シリーズ 磁器土は難しい。鋳込みの同時進行大量生産。

冬らしいお天気になってきましたね。今日は京都の方は雪の予報でしたが、行って見ると雪は全くないし、降りもしなかったです。でも、嵐山の方から来たクラスメートの車にはまだ雪を被っていた。もう今日は2月の中旬、明日からは本格的な花粉の飛散らしいです。嫌ですね。

IMG_4444.JPG

今日は左の写真のような作品を作りました。午前中は、昨日購入した磁器土を使っての平皿の製作。最初から失敗続きで調子悪い。粘土が変わったからか、単に粘土が柔らかかったからなのか。

一つ思いつくのは、土殺し。磁器土の土殺しは非常に難しい。土殺しは皆さんもう良くご存じですよね。

粘土を轆轤に載せてやる作業で、轆轤を回転させて、土の山を上げたり下げたりする作業です。

土殺しは粘土を均一にすると共に、粘土の中心を出す作業です。

轆轤は回転で作品を作って行きますが、芯が出ていないと粘土がぶれてしまって綺麗な作業が出来ません。

陶土ではある程度慣れれば、それなりに出来るようになりますが、腰のない磁器土は、ふにゃふにゃの割には一度芯がぶれてしまうと、なかなか芯が出ません。両手で挟んで圧を掛けることで、土が自然に上へあがると共に中心が一定になり、振れがなくなります。 英語ではこれをセンターリングと言います。日本語では土殺し。何故そう言うのかは分かりません。

特に今日の土はねじれたり、片方を締めると片方が飛び出すと言うような感じでやっかいでした。

今日のお皿ははっきり言って出来が悪い。もう一回土殺しを勉強しなくちゃ。そして午後から、3点の鋳込み型を使って、鋳込みを。6点の作品を作りました。それぞれ形が違いますので、鋳込みの時間が違います。これをそれぞれタイマーで時間を設定して、同時進行させます。クラスメートがビックリしてました。”とみさん 凄いね。三つの作品を同時に作っていくとは”だって。こんなの時間を少しずつずらして行けば簡単。



溜まった素焼き多々


IMG_4446.JPG

家の私の部屋の勉強デスクには、素焼きの作品が沢山。全て装飾待ちです。基本的には絵付けをしたいと思ってます。

これ以外には、ワイドリムパスタ皿の4点。そして窯元の私の棚には隠し在庫の素焼きが一杯。

そして上絵付待ちの36cmの大皿や蕎麦猪口なども。

本焼きのペースダウンをしないと、その焼成費用凄いものがあります。おまけに最近は上絵付までやるようになったので、工程が一つ増えてしまった。

どうしたらいいものか。おまけに毎日新たな作品が加わってくる。

京都あたりで言う、”あほほど作っとる”。

”なぜそんなにつくる”?”それは、まだまだ課題が沢山あり過ぎ。やればやるほど課題が出てくる。

そして毎日新たな発見があるからです。



本焼き紹介


IMG_4452.JPG

こちらの3点の作品は少し自信作。

この中サイズのタンブラー2点は、マスキングテープと色呉須を使った装飾です。私的には良い感じです。若い人たちにこの装飾は合うと思うのですがどうでしょう?

そして今回初めてスポンジングをやったんですが、スポンジの跡の濃淡が何となく大理石風になっていい感じです。

でも、課題もあります。それは、紫色の部分が軽く、釉薬が弾かれています。実は、もう一点あったんですが、この作品は紫いろのところで縮れが出て、釉薬が剥がれたり、流れたりしていてお釈迦。今日初めて知ったのですが、紫はこの程度の濃さでも釉薬が弾かれるそうです。

そして、蕎麦猪口。子供用に絵付けをして見ました。写真では余り分からないかも知れませんが、地肌が黄色味を帯びてます。

泥漿は同じものです。違いは酸化と還元焼成。同じ磁器の素材でも、焼き方の違いでここまで変わるんですね。

少し温かみのある酸化、そして色白の少し冷たい感じの還元を選ぶかは好みでしょう。絵具の発色はやはり還元がいいです。

もう一つの課題が、鋳込みもものは少し歪み易いです。多分轆轤成型と、型に流し込んだだけの鋳込みの土の密度の違いにあるようです。やっぱり圧力鋳込みの方がいいのかな?課題その2.口縁の仕上げが汚い。これは、鋳込んだ後柔らかい内に、竹べらで口縁の土を切って仕上げるのですが、その作業が上手く行っていないようです。そして削りの作業で改善できるはずの部分が上手く行ってません。今後どのように改善していくか、先生に相談して見ることにします。課題であった釉掛けは見事に解決してます。内側の柄杓掛けも目立つ問題はほぼなさそうです。


やっぱり、努力は嘘をつかない。。。だよ!この過ぎは完璧なものをめざすぞ!

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

この記事へのコメント

柴犬ゆうた
2020年02月20日 06:52
ノーマンサンおはようございます。
タンブラー2点「若い人達にこの装飾は合うと思いますが・・・・」と有りますが、十分この年寄でも合いますよ~挑戦に乾杯です。
ノーマン トミタ (Norman Tomita)
2020年02月20日 09:37
ゆうたさん。 おはようございます。

そうなんでうか? こんなコメント有難いですね。自分の思いも大事だけど、見る人がどう思うかですからね。そういえば、スカーレットでこんな場面があった。
 技法は簡単で、絵具の濃さを間違わなければ、問題ないし。取り敢えず、ワイドリムのお皿を仕上げてみるか?陶土の試作品が4点もあって、染付で唐草も良いけど、発色が陶土ではもう一つだしね。
 又、貴重なご意見をください。そして、次の作品のアイディアもお願いします。

>柴犬ゆうたさん
>
>ノーマンサンおはようございます。
>タンブラー2点「若い人達にこの装飾は合うと思いますが・・・・」と有りますが、十分この年寄でも合いますよ~挑戦に乾杯です。
>
2020年03月10日 06:35
はじめまして。
数々の作品、素敵ですね!
器の作成から下絵付け、上絵付けまでやられているのですね。

私は、有田焼の素地を購入し、絵付け(下絵付け)のみやっている者なのですが、有田焼の素地を売っているところを見つけるのが難しく、まだ、素焼き販売のニシトウさんでしか購入したことがありません。
もし、有田焼の素地をネット購入できるショップなどを御存知でしたら、教えていただきたいのですが。

また、貴方様の素焼き作品は、販売などはされておりませんか?
ノーマン トミタ (Norman Tomita)
2020年03月10日 19:32
新宅さん 
 コメントありがとうございます。陶芸にもいろいろな楽しみ方が有るもんですね。ポーセラーツやヨーロピアンペインティングのような、上絵付だけの方も沢山居られますし。

 下絵付けで、ニシトウさんのものであれば、染付中心の下絵でしょうか? ニシトウさんのものは磁器の和食器だと思いますが、鋳込みのもので綺麗な発色しますね。

 私の場合は基本的に全て自分でつくりますので、ニシトウさん以外の生地屋さんは知りません。波佐見も、有田も分業制ですので、多くの生地屋さんがあるのではないかと思います。

 多分、和食器以外のものを探されているのかと思いますが、私は素人で、販売できるようなものは作れません。

 お皿を作ったら、今でもスタッキングが出来ないようなレベルで、30年位の経験を持つ轆轤師さんとの腕の違いに悩む日々です。

 知人に生地屋さんの事聞いておきます。京都の窯元は素焼きは外部には売らないと思います。

 具体的にどんな素焼きが必要なのか教えて頂ければ、力になえるかも知れません。


>新宅理恵子さん
>
>はじめまして。
>数々の作品、素敵ですね!
>器の作成から下絵付け、上絵付けまでやられているのですね。
>
>私は、有田焼の素地を購入し、絵付け(下絵付け)のみやっている者なのですが、有田焼の素地を売っているところを見つけるのが難しく、まだ、素焼き販売のニシトウさんでしか購入したことがありません。
>もし、有田焼の素地をネット購入できるショップなどを御存知でしたら、教えていただきたいのですが。
>
>また、貴方様の素焼き作品は、販売などはされておりませんか?