カップ & そば猪口 本焼き、磁器土作品の削り仕上げ

今日も京都へ。いつも、月曜日は良い意味で緊張感と期待感のある日です。

朝着くと、いの一番に窯場へ。そこには沢山の素焼き、本焼きされた仕上がりの作品が。 もちろん窯元の商品も、そして、多くの体験の作品があります。

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もちろん自分の作品も楽しみ。そして、多くの生徒さんの作品も。仲間の作品を見て啓発されるし、その出来具合も気になるところです。

左の写真が今週の私の素焼きの作品です。イッチン描きの花入が2個とワイドリムの小皿が7個、そして一輪挿しの花瓶一個。全て磁器。そうです先週の削りの作品です。

その日の作業はここから始まる。 まずは高台周り削りカスを鉄べらで落とす。そして、その次がはたき掛け。この作業は次に何をするにしても大事な作業で、絵付けも釉掛けも絶対にこのクリーニングが必要です。

一つの大事なヒントを1つ。コンプレッサーで圧縮空気を吹きかけてそれなりに埃などは取れるのですが、はたきがベストです。はたくことで、表面に着いた埃は、コンプレッサーよりも確実に除去できます。もちろん、花瓶などで内側に削りカスがある場合は、コンプレッサーの方が取れやすいですね。この作業を怠ると絵付けの邪魔になったり、施釉での釉薬の縮れ、そして、ごみが釉薬の容器に入り、釉薬を汚すことになります。



磁器 作品の削り仕上げ


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こちらはワイドリムのパスタ皿。陶土で試作をして磁器土で作ったものです。これだけの大物になると、削りに数時間かかります。

もちろん、プロの轆轤師さんであれば、30分ほどで仕上がるでしょうけど。

削りは電動轆轤で、湿台の削りです。

思い以上に時間が掛ったのは、内側の仕上げが悪かったため、内側に削り仕上げをしたためです。綺麗に仕上がっていれば、内側は削る必要はありません。

そしてもう一つは、乾燥させている時、リムの部分を触ってしまって少し変形をさせてしまって、湿台に載せて削る時、少しぶれてました。ここら辺りが素人ですね。余計な仕事が増えてしまう。

後は、14cmの磁器製絵付け皿の削り仕上げ。こちらは試作品2点なんですが、ほぼ完璧に目標通りの仕上げが出来ました。このお皿は、完璧にフラットなため、湿台での削り作業時、指で押さえているのですが、直ぐに芯がすべってずれてしまいます。その分、時間もかかるし、削りの質も落ちます。

作品作りの中で、プロとの差を感じるのは、この削りにもあります。プロはどんな不出来な作品でもその削りによってほぼ完璧に仕上がります。 ですから、冒頭の観光客を対象にした体験の作品は、職人さんが削り作業をしますので、非常にクオリティーの高い作品に仕上がります。やはり、プロとの技術力の差はなかなか埋まりません。



今日は、京都の泉陶料と言う陶芸の粘土を販売しているところに行って粘土を購入して来ました。

瑞光窯の隣にあった粘土工場が閉店してしまって、粘土がその店からは買えなくなりました。

多くの窯元が休業や廃業になってますので、そのあおりです。

東山の清水陶芸団地にあるお店で、磁器土 10kg 2本、信楽白、一本、信楽の赤1本の40kgもの粘土です。窯元でも買えるのですが、消費税が10%に上がった時期に、粘土も大幅アップになりました。8kgの磁器土1200円がなんと1600円に。信楽の白800円が1200円に。

これってひどいと思いませんか? 30~40%もの値上げをしたんです。ここの経営もそれほど苦しいのか? 月、3万円程の授業料を取っているにも関わらず、全ての材料を大幅値上げしてしまった。

その対応策がこれ。であれば、材料は自分で調達する。

今日もクラスメートから言われました。”富田さん 又、こんなに大量に作品を作って”だって。心の中で”ほっといてくれ。余計なこっちゃ”と思いながら、こんなに土を仕入れてしまった。であれば、もっと作ったる。

ファイト!本焼きは明日紹介します。では。


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