陶芸でも”めんどくさい”は禁句 基本は基本

今日も朝から大忙し。今日の担当先生は、絵付師さんが交代で二名。と言っても午前はオールマイティ―の陶芸教室を担当している先生。午後からは、絵付け専門のスタッフの中では一番若い先生。

だいたいその日の作業内容は、担当の先生に会わせて目標を設定します。

ですから、午前中は鋳込みにしました。この先生は、瀬戸の型屋さんの息子さんで、鋳込み型に関して、造詣の深い人です。いけいけのノーマンですから、鋳込み型を三つも並べての作業です。

この為、今週末には百均でクッキングタイマーを2個も買って来たんですよ。

実は1個選んで、他のものを見ていたら、別のやつがよさそうで、交換したつもりだったんですが、家に帰って袋を見ると何とタイマーが2個入っていました。

領収書を見ると、確かに2個載ってました。最近はこんなこと多い。でも、これが良かった。同時に三個の違った鋳込みを同時進行出来た。



圧力鋳込み


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左の写真が圧力鋳込みだよ!

背の高い逆三角錐のプラスチック容器が、型の上に載って、5mmの穴で高台の部分に繋がってます。

石膏型は2分割で、下型と上型の間にお皿になる隙間があります。

この隙間に上の三角錐から流し込まれた泥漿(磁器土を水で溶かし、珪酸ソーダを加えたもの)が流れ込んで、その容器の高さで泥漿に圧力がかかる仕組みです。

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20分ほど鋳込むと、泥漿の水が石膏型に吸われて土が固まって行きます。圧力は、水分が吸われて泥漿の量が減る分をこれで補充している訳です。鋳込みの時間は作品の大きさや厚みで変わります。

そして、鋳込まれたお皿が左の写真。楕円のお皿です。鋳込み口の高台の部分は、ヘラで修正して、水筆で仕上げてあります。これが私の、圧力鋳込み第一号の作品なんです。 一寸かっこいいでしょう。

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こちらは同時進行の一輪挿しの鋳込み。これは圧力鋳込みではありません。泥漿を型に流し込んで、25分程経つと石膏型の泥漿の水分が型に吸われ硬化して行きます。鋳込みの時間が長ければ、厚みは増えて行きます。この作品の場合は、5mm程度にしてます。25分経って、まだ固まっていない泥漿を流すと、固まった部分のみが残りそれが作品となります。

もう一つのタンブラーも同じメカニズムで鋳込みがなされます。こちらは12分程度。タイマーが次々に鳴ります。流石、GoGoノーマン。見事やり切りました。



色見サンプル=焼成サンプル


最近、新しい分野の上絵付けで少し苦労してます。

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左の写真はこの窯元の下絵付け色呉須の焼成サンプルです。下絵付けも上絵付もこのような焼成サンプルで検証の上で使われています。下の写真が、上絵付け焼成サンプルです。

焼成の温度設定や、濃度もこのようなサンプルを使ったうえでベストな選択がなされてます。ですから、これを大きく外れない限りは、それほど当たり外れはありません。

今回少してこずっている絵具は私が独自に有田の絵具専門店から入手したものです。

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そして、全くテストのプロセスを経ず、いきなり本番としたものですから、上手く行く訳はありません。

おまけに、この上絵具の和絵具と言うのは、有鉛、無鉛があり、その上、赤は洋絵具と来ている。有鉛は、760度から780度で焼成、無鉛は820度位ですから、焼成温度にしても一つではありません。

そして、和絵具は盛り上げるやり方、洋絵具は全く違って描く絵具ですから、この辺りの違いを良く頭に叩き込んでいないと悲惨な結果になります。

やっぱり、陶芸には偶然はないんだなと思いますね。陶芸は芸術かもしれませんが、サイエンスでしょう。

だから、色目の焼成サンプル作りは、絶対にやるべき基本中の基本だと改めて思いますね。



焼成サンプルの製作開始


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と言うような長い前置きで、色味サンプルを作ります。取り敢えず、上絵付有鉛、下絵付け絵具も。

大事なのは、土、釉薬との相性そして、焼成温度やパターンでも違ってきますので、プロの上絵付けの先生と相談してサンプルの焼成を進めたいと思います。


なんとなく、スカーレットのノーマン版になって来ましたね。

ますます、炎の神様へ近づくことが出来そうです。

喜美子の穴窯も6回目。もう少しであの室町時代の色が再現できそう。

では、又ね!

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