トライアングル形花入 3分割鋳込み型の製作 II 底の石膏型製作

三分割型の鋳込み石膏型の製作第II弾です。

IMG_4236.JPG

左の写真が、製作途中のもので、上の黒い土の部分が花入の原形です。最終的な仕上げは職人さんがやってます。

私が仕上げた原形の写真があればその違いが良く分かるのですが、この原型はすごい出来です。 私の削りで土が少し硬くなって来ていて、削りにはベストの状態。

作りたい作品の写真を見て、まずは全体を掻きベラでざっくりと仕上げて行きます。私が作った原形は左右のカーブの稜線が、これほどシャープに仕上げていなかった上に、左右の形が違っていたのですが、掻きベラの荒削りで、ほぼ完璧に。

その後は、超硬カンナで、全体の削り仕上げ。削りの線などは全くない。

これで終わりかと思ったけど、そうでなかった。金鋸の刃の部分で、逆に傷をつけて、歪みを全て修正して行きます。上下左右から。 そして、最後の仕上げは、この刃の背中の部分を使って表面を仕上げて行きます。そして、最後の最後の部分が、堅絞りのスポンジで全体を均します。これだけで、いい作品になる予感があります。やはり、プロの職人さん。後は、このあとの石膏取りを失敗しない事。三分割は初めてですので、何かやらかしそう?



そこの石膏型取り


IMG_4234.JPG

三分割は、底、そして、前後が一枚づつで、3枚の型になります。それぞれの型には組み合わせの鍵を作って行きます。

そして今回は、底の部分から。 底の横に2~3mm厚、高さ、5mm程度のたたら板を一周巻きます。

そして型を逆さにして、底の型取りをします。

石膏厚は、基本の3cm。粘土板厚2~3cm厚、幅、5cm、長さ約42cmのたたらを作り、石膏を流し込む壁にします。

原形を逆さにして、粘土板で底の部分を一周囲い、石膏を流し込む壁にします。

花入石膏取り手順.png

以上の説明を絵にするとこんな感じなんですが、小さくて判読できませんね。

石膏の量ですが、前回の経験が生きて簡単に計算出来ました。こんな異形であっても、底の円周を紐で測って、それを円周率で割れば直径。直径が分かれば、石膏を3cm厚で型取りしたいので、体積が出ます。体積が≒石膏粉重量。この窯元の石膏の混水量は、体積割る1.2(83%)この体積の500cc≒石膏500グラム。 500÷1.2=416㏄。これは、500グラムの石膏を約400㏄の水で溶くと言う事です。混水量はメーカーによって違いますので、必ず確認します。 これで、ピッタリでした。やっぱり諦めないとそこに答えがありますね。



石膏型鍵の製作


分割型の石膏型は、蝶番、鍵、KEYなどと言われるものが必要になります。下の写真のようなもので、型取りをした石膏に彫って作ります。

sekkou-kagi.png

この鍵は、石膏型の位置を決めるもので、今回はの石膏型は底型が最初に作れれてますので、この前後下にこの鍵を彫ります。

鍵が出来たら、花入の次の型を取ります。

このメス鍵にも石膏が流れ込んで、次の型にオスの鍵が出来ます。

そして次の型にも鍵を彫って、次の型を石膏取りします。

これで、3つの型で、正確な鋳込みが出来ると言うと言う訳です。

鍵は、5mm位の深さで横3cm位、そして台形を作ります。彫られた端面は、テーパーを付けて型が抜けるようにします。

石膏型に新たな石膏を流し込むときは、カリ石鹸を数度塗ります。カリ石鹸が剥離剤になります。塗り忘れると、石膏が癒着してこれで型は失敗となります。

でも、この鍵作り簡単ではありません。完全に乾燥していなくても、非常に硬く、綺麗な端面を持つ鍵を作るのは結構難しいですね。家から、彫刻刀や木工用のノミを持って行って加工する予定です。

来週は、石膏型を完成させます。年内に数個の鋳込みのテストはして見たいと思います。カリ石鹸を塗るのを忘れるような気がします。危険!!


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