電動轆轤 大物作りの基本筒上げ

昨日に続いて、筒上げの話です。 今日は絶対やってやるとの強い意気込みでスクールへ。これが出来なきゃ、磁器土での大物つくりは無理。 同じ人間がやっているのだから、やれない訳はない。絶対出来る。

IMG_4092[1].JPG

これが、轆轤師さんが作った筒上げ。約3kgの粘土で、約、32cmの高さでした。それを切り糸で縦に半分に切ったものです。 少し乾燥が進み、今では約30cmになってます。

注目すべきポイントはこの肉厚。元々は円筒だったものですが、約10mmの厚さで上がってます。

当然下の方が厚くなってます。これが薄過ぎると、上の3kgの粘土を支えられなくなり、腰砕けの状態になります。

私の失敗作と対比させたらよく分かりますが、下の方の厚みが上の倍はあります。おまけに上はペラペラに薄い。何度も何度も上に上げようとした結果です。土は触れば触るほど、水分を含み過ぎて弱くなってしまいます。



轆轤師が教える”正しい、筒上げのやり方”


轆轤師さんは、筒上げは、土殺しで70%が決まると言います。そして正しいステップは以下の通りです。


① 菊練り 100回程菊練りをします。粘土の空気を潰すのはもちろんの事。粘土の硬さを均一にします。
② 土殺し 轆轤に載せて、土の塊を三角錘見たいにして、それを上げ下げすることで、土をしっかり締め、センターを出します。
③ チーズの形 土を下げて、円筒を作ります。
④ 穴あけ、 親指で中央に穴を開けて、轆轤の回転と指の力で中心に高台のところまで穴を開けます。
⑤ 穴を広げ、底を締める。私たちは”だんご”を作っていて、この木の小手で底をしっかりと締めます。

ここまでの作業が完璧に出来ていれば、筒上げは成功と轆轤師さんは言います。 でも、私的にはこれからが本当の筒上げになります。その前準備みたいなものですが、これらのどの作業もおろそかには出来ません。

筒上げをする前にで絶対に覚えておくことがあります。土はどうして上に上がるの? 左回転の場合は、右手が筒の内側。左手が外側を押さえます。いわば、土が、両手で挟まれ伸びて行きます。

でも、両手で挟んで圧を加えただけでは、土は横へ広がろうとします。

土は上に逃がすようにしなければありません。その為にどうするか、内側の右手が左手より少し上に在る必要があります。これで、逃げ場を失った土は、上の方に伸びて行きます。

もう少し具体的に言えば、右手の力で内側から粘土が外に押し出されます。この押し出された粘土の下を、左手で内側の右手の方に斜め目に押し戻すようにします。

この内側の右手と外側の左手の組み合わせを最初から最後まで維持して一体で上部まで動かすことで、土が徐々に上の方向へ移動して行きます。



私の失敗に学ぶ


私が上手く行かなかったその原因は、右手と左手の組み合わせが第一に出来ていなかった。

そして、最悪にも、この右手を左手の位置関係が途中で崩れていた。

外側の左手は徐々に上へ動くのですが、右手が別な動きをしたり、止まったりしている。

分かり難い説明ですよね。

例えば、ある時点から、右手の位置が左より下に来たらどうなります?土が内側から、押し出されるだけですよね。

もし、右手と左手が離れたらどうなる? 土は右手で押し出され、そして、左手で押し戻されるだけです。

だから、右手と左手の位置関係は、右手が10mm程常に上にあると理解しましょう。

実際の筒上げでは、内側の右手で土を外側の方へ押し出します。そして、その押し出された部分を左手人指し指で押し戻しつつ、上方へ押し上げます。 そしてこの形を常に保てば、土は絶対に上にしか上がりません。これが出来れば、土を掴んで、上に移動させていると言う感覚が分かるでしょう。 これが分かれば、成功。

あれほど苦労していたのが嘘のように上に上がるようになりました。 後は、練習を繰り返せば、3kgで、35cm位の筒上げは出来ると思います。 これが出来れば、次は磁器土でやるだけ。ついに掴んだ。



有田焼調、色絵大皿


大皿の焼き直しが完了しました。

IMG_4091[1].JPG

左の写真、上下逆になってますが、早速、上絵具で、着色をして見ました。

赤、黄、緑の三色。黄色は和絵具。他は洋絵具。

和絵具は、水で溶き、ふのりを加えます。洋絵具は水で溶き、膠液を加えます。これで、後は、濃さを水の分量で決めるだけ。失敗したら拭き取って、描き直します。

もう一つの大事なポイント、着色する前に作品を、ゼラチン液で拭きます。ガーゼにゼラチン液を付け、硬く絞って拭き、乾燥させます。数十分で乾燥しますので、これで、着色が出来ます。

左の写真の赤の点々の部分は、再焼成の時、又、鉄分が窯から落ちたようで、黒の点々が沢山出てました。これを赤い点々で隠したものです。折角上手く行っていたのに悲惨。

出来上がりが悪いようであれば、本金で赤の点々を金彩したら良いと、轆轤師さんが言ってくれました。でも、有田焼調の金彩はないだろうと思います。 どう仕上がるでしょうか? 色絵はまだまだ遠そう。


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント