ノーマン陶芸放浪記 釉薬つくり

今日は! 久々の雨でしたね。 今日は、久々にのんびりと過ごしました。

と言うのも、昨日は少し頑張り過ぎて少々疲労がたまっている。 朝から、お雛様の顔や細部の仕上げ。 完璧に乾燥してますので、超鋼の剣先かんなで削っての修正ですが、削り過ぎて、鼻の穴がむき出しになったり。 やはり人の顔は難しい。 

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左の写真は、窯元の写真です。 左が窯元の入り口、そして、2枚目の写真が、陶芸スクールや教室に使われている別棟の建物。


一階二間が轆轤や作業台の部屋。 2階には体験用の陶芸部屋、そして、男女、別々の休憩室が二部屋あります。


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そして、こちらが焼成室の風景。 こんなに沢山の作品が作られてます。 驚くことに、轆轤師さんが、一名、そして絵付け師さんが一名、そして、陶芸スクールをメインに担当している職人さんが一人。 大量の注文が入れば、臨時の応援の職人さんを雇っていますが、基本的には3名。


そして、この窯元の特徴は、観光客相手に陶芸体験コースをやってます。 私が通うのが、東山本店、そして、体験と商品の販売をしているお店が、清水坂にあります。 清水寺に行った方は、見かけているのではないかと思います。 私も、5年位前に、家族で久々に観光に行って、ここに立ち寄り、電動轆轤を体験したいと思ったのですが、予約がなかったため断念した経験があります。それが、今は週3回も通う事になり、やはり、何かの縁があるんでしょう。

右の写真の下は、この窯元のお雛さなです。 非常にシンプルな雛で、男も女も笏を持っています。シンプルなんですが、これから、絵付けがなされますので、どんな風に仕上がるのか楽しみです。


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こちらが、釉薬材料の保管場所と作業場で、


見事に汚い。 少し整理整頓をすれば、いいのになと思うんですがね。 窯元全体が余り整理できてません。 窯元はこんなもんなんですかね。 余り余計な事に口に出すと支障がありますので、あるがままで使わせて貰ってます。


左の写真が材料。 右が分かり難いけど、材料を測る量りです。 この測りは、0.1グラム単位で測れますので、釉薬サンプルを100グラム単位で作る時や、少量の添加物などの計測に使います。

量が多いものは左の写真の中央にある測りで、軽量します。


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そしてこちらが、釉薬を混ぜるポットミル。 入れ物は、磁器、そして、中には、ピンポン球位の磁器の球が沢山入ってます。

実はこの日は、釉薬と白化粧土を作りました。 釉薬は黒天目。 窯元には、油滴天目の釉薬はあっても、黒天目がありません。 そこで、自分で作る事にしました。 釉薬の材料は計3kgこれをベースに、福島長石、珪石、カオリン、石灰、マグネサイトを配合します。 そして着色剤として、酸化第2鉄を8%外割で加えます。 長石が基本材料、カオリンが粘土質材料、石灰・マグネサイトは、煤溶原料、珪酸は、珪酸質材料と言われます。 

基本原料を溶かすのが、煤溶原料。 粘土質材料は、調整材と言われ、流れ、剥がれ、貫入などを調整します。 珪酸は釉薬の骨材と言われます。

材料的には、長石がもっとも多く、約半分、珪石が3割ほど。 この材料の配合を内割り。 100%を決められた配合で分配します。 着色材は、別枠となり、外割と言われます。残念ながら、その詳細は公表できません。

釉薬は基本的に透明釉です。 これに、着色剤を加えると、その金属物質に応じて、色が変わります。 青磁釉、飴釉、天目、油滴天目は、基本の釉薬は同じ。 但し、その配合が変わって来ます。 青磁釉は酸化第二鉄が2%前後、飴釉、5%、黒天目 8%.のように鉄分が多くなると色が濃く、黒くなって行きます。


この日は、黒天目を3kgつくりました。 一寸作り過ぎたかなと思ってます。 この前に100gのテスト釉薬を作って、この日です。

まずは、酸化第二鉄(弁柄)を、ポットミルに入れ、水を加えて、15分ほど回します。 中の磁器ボールで、鉄分が擦られて細かに均一になります。 そして、それが終わると、水を8分目まで増量して、全ての材料を投入して、約1時間擦ります。

このポットミルをよく見ると、電動ろくろを改造して、ポットを回すようになってます。 そして、ポットに全ての材料が入ると約15kg程になります。 ポットは磁器ですから、手が滑り易い。 そしてものすごく重たい。 女性ではとても持ち上がらないでしょう。 腰をいれて持ち上げたと思ったんですが、持ち上げた途端、腰のところに、ピリピリと電気が三本走りました。 しまった、腰痛になったかなと一瞬思ったんですが、今のところ腰痛の症状はありません。


その後は、河東カオリンと天草長石を配合して、2kgの材料で白化粧土を作りました。 こちらは、材料を均等に混ぜるだけですから、10分ほどミルを回しました。


これで、飴釉、天目釉、そして、白化粧土が出来ました。 その内に、藁灰釉(藁白)を作って見たいと思ってます。

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今日の本焼き。 この一輪挿しは楽寿荘の陶芸教室の余り粘土で、ちょこちょこと作ったものです。 こうして見ると、形はもう1つですが、下絵具で楓の絵付けがされてます。 少し、一輪挿しにしては大きいかも知れませんが、京風のものに仕上がったと思います。

細いイッチンの骨書きをしてますので、少しだけ、プラスアルファーの作品です。

粘土が半磁土ですので、御本は出ていません。 こうして見るとやはり、御本は出た方がいいのかなと思います。



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