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zoom RSS ノーマン陶芸放浪記 陶芸の釉薬 天目釉

<<   作成日時 : 2018/11/07 22:16   >>

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今晩は! 最近は釉薬に興味を持ち、大西政太郎さんの”陶芸の釉薬”と言う本を時間がある時に読んでます。 この難解な本を読んでいると”陶芸とは土と火の芸術である”と言う意味が何んとなく、分かってくるような気持ちになります。

私が通う京都陶芸スクールの社長さんは、京都伝統工芸大学の教授だそうで、先日、灰釉についての講義を受けました。 釉薬の本当にエントリーの話なんですが、難しい。

基本釉には、透明、マット、失透、乳濁、結晶釉があります。、艶のない白い白磁はマット、トイレなどの白いタイルは失透釉。 不透明とは言いません。卵の斑は乳濁、油滴天目は一種の結晶釉だそうです。・・・・どうです。 頭が少し痛くなって来ましたか。

基礎釉には大きく3つの材料があります。 基本原料(長石、陶石、ベタライト(リチウム長石)、次のグループが、媒溶原料(木灰、石灰など)、これは、長石などの基本原料などを溶かすものです。 例えば、長石 70、雑木灰30、これが、土灰釉です。 数字は%。 土灰は土の灰ではありません。 土は雑と言う意味だそうで、いろいろな木を焼いた灰だそうです。 私なんか土灰。 その名前だけで、この釉薬は使わなかったんですが、綺麗な透明釉で、陶土の透明釉として使います。

長石と石灰だけでは釉薬としては使えません。カオリンと言う材料は良く聞くと思いますが、これは、釉薬の沈殿をしににくするものです。 そして、釉薬が素地に良く着くようにする、粘土質原料があり、言わば、糊のような働きをするもの。

最後が珪酸質原料で、これは釉薬の骨格になる珪酸を多く含んだ材料です。 珪酸は釉薬の溶ける温度の調整や、釉薬の流下や貫入を防止します。 代表的なものが藁ばい、珪石など。

簡単に、言うと、基礎原料があって、それを溶かし、それをつなげる糊剤、そして、溶ける温度調整する材料

これらの釉薬が上手く配合されて、完全な釉薬が作られます。 

この基礎釉に、金属物質を混ぜると色釉になります。 今日は、十分頭が痛くなったと思いますので、話を少し変えます。


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これが、私の油滴天目鉢です。 直径23cm高さ 17cm程。 造形としては、少し横幅が欲しかった。それにしても、普通のラーメンなら、3杯くらい入りそう。 それ位でかい。

外側には細かな油滴が全体に出ました。 そして内側は、三分の二位が少し大き目の油滴が出てます。

これだけ大きな作品になると、ずぶ掛けと言う訳には行かないので、外と内を別々に掛けてます。 やり方は先日のビデオのように。 外側を掛け、放置して乾燥させます。 そして、乾燥後、内側を柄杓掛けします。

柄杓で、三分の二くらいまで、釉薬を流し込んで、その外は、柄杓で流しながら、360度回すのですが、これで、少し薄掛けになったようです。 その結果、油滴が出ませんでした。 もう一度、釉薬を刷毛塗りして再焼成しても油滴は出てくれませんでした。

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これがその油滴天目。 写真でも、結構見えますね。 窯変天目とまでは行きませんが、油滴がしっかりと出ました。 でも惜しいな! 全体に出ていたら、家宝になったのに。

皆さんは天目釉は良くご存じだと思います。 天目釉は、日本で作られた名前で、鎌倉から中国に渡った禅僧が天目山から持ち帰った茶碗に黒い釉薬が施されており、天目となずけられたそうです。

天目釉には、油滴天目、窯変天目、黒天目、のぎめ天目、たいひさん天目、柿天目などがあります。

この配合は、上の基礎釉に酸化第二鉄を配合したものです。 酸化第二鉄とは、皆さんが良くご存じの弁柄の事です。 基礎釉に弁柄を約2%入れれば、青磁釉、5%で飴釉、8%で、黒天目になります。・・・・ね。面白いでしょう。

そして、更に弁柄の量を増やしていけば、のぎめ、油滴天目などになります。 

この鉄分の事を着色剤と言います。 前述の基礎釉の配合も、材料によって変わって来ますが、同じ天目でもいろいろな作り方があるようです。

なお、着色剤の配合は、基礎釉に100%に対して、その何%を加えるという事で、外割と言います。

1つの配合の仕方で、大西さんの著書に書いてあるのは、福島長石66、石灰2、滑石8、珪石24の基礎釉に、外割で、着色剤の弁柄8、着色補助剤の炭酸マンガン3を添加します。 炭酸マンガンを添加することで、黒の深みが増すそうです。これは基礎釉(染付釉=透明釉)、長石50、石灰10、カオリン10、珪石30の基本から、配合が変えられたものです。 


本当に陶芸は奥が深い。 僅か数パーセントで、青磁になったっり、黒天目になったり。。。。土と火の芸術。。面白い。


次回あたり、油滴天目はどうして出来るかを紹介しましょう。 

先日は飴釉をつくり、来週位は黒天目釉に挑戦するつもりです。 尚、今回使った油滴天目釉は、窯元のものを使いました。 そのうちにのぎめ天目を自分で配合したいと思います。

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