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zoom RSS ノーマン陶芸放浪記 大鉢素焼き完了

<<   作成日時 : 2018/10/23 22:35   >>

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先日ブログででかい大鉢を作ってますと書いたと思いますけど、左の作品の素焼きが出来上がりました。

この作品は100%磁器土です。 こんなにでかい作品をつくったのは初めてです。 この大きさは写真を見ても分かり難いと思いますが、真ん中のご飯茶碗と比較してください。 茶碗の何倍になるでしょうか。

磁器土の場合収縮率が陶土より大きいですから、本焼きで一回り小さくなります。 

それでも、クラスの皆さん”でっけ〜”とビックリしてます。 ”何に使うの?”と皆さん聞きます。

分からない。と言うのが正直な答え。 多分、フルーツボールか、置物。 そして出て来た答えが水盤か花器です。 今の悩みはそれどころではなくどういう装飾をするのかと言うことです。 どでかいものは、染付をしたいと思ってます。 でもどんな絵付け?

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これは、窯元の商品で、30万円の大壺です。 先代か先々代の作品らしいです。 絵付けの参考作品が欲しいと思って窯元の倉庫に行ってこの作品を借りて来ました。 上の方には、海青波の染付、そして窓絵が4つほどあります。 

窓絵は、夫々、丸い枠で囲まれてます。 これが良いかなと思ってます。 外側の絵付けで、内側は底の中央部に小さな丸の窓に、絵付け、そして口縁の近くに轆轤線か、古紋

外側は割り付けをして、4〜6程の窓を設けて、夫々に違った絵付けをしたいと思います。 でも、これってチャレンジですね。 

この牡丹くらいは何とかなりそう。

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ではこれはどうだろう。 山水画です。 写真では見えませんが、結構細かな描写が多く、例えば、木々は、細かな枝や葉っぱ、そして海の中の岩石は、濃淡で描かれてます。</P

これは問題、窓枠がこの大壺と比べると小さくなりますので、相当難しい。

右の大鉢は、削りの途中で、縁にトースカンを当ててしまって、5mm程落としてます。 その為、一回り小さくなりましたが、これでも大鉢です。 こちらは、青磁の単色で仕上げられないかと考えてます。 展示会で綺麗な青磁の大鉢が飾られてますね。 あれです。 これは施釉の良否がキーになります。 実は、前のブログで、油滴天目とブロンズの大鉢が出来ましたと報告をしましたが、油滴天目の作品は内側上部の油滴がでませんでした。 これは、施釉が薄かったため。 そして、ブロンズは、一部が黒くなってました。 この原因は釉薬が完全に溶けていないためだそうです。 油滴天目の問題は、施釉を先生にお願いしたのですが、内側の施釉で、柄杓掛けをやった為に薄くなったためのようです。

油滴天目は、釉薬の酸化第2鉄が焼成の高温で、Fe3 O4と言うものになります。 これは、四三酸化鉄と言われる物質になり、酸素と鉄分が分解します。 これを黒色酸化鉄と言います。

詳しく説明すると、油滴天目の釉は、天目釉に比べ、弁柄(酸化第2鉄)の量が多く配合されてます。 1200〜1250度位までに、素地や釉薬からガスが出て、その為釉薬が泡立ちます。 これを泡痕と言います。 この泡に分離された鉄分が流れ込んで、結晶化します。 少しはしょりますが、綺麗な油滴になるためには、高温での焼成とそして、焼成後の冷却がゆっくりとなされなければなりません。 


ね。 面白いでしょう。 徐冷によって、釉薬の中の鉄分が表面に出て来て、油滴になります。 あの電気釜の中で、色々な化学反応が起きているんです。 同じようなメカニズムで、禾目(のぎめ)天目と言うものもあります。これは、鉄分が焼成で表面に出て来て溶けて、流れて、稲穂の穂先のように見える事で、このように呼ばれます。 ちがった呼び方で、兎の毛筋のように見えることで兎毫盞天目釉と呼びます。 これは、釉薬の鉄分が冷めるにしたがって、表面に吹きあがって出て来るものです。

話がそれましたが、釉薬に飽和する以上の鉄分がないと、油滴天目にならないと言う事です。 うす掛けをすると、鉄分が少なくて表面に出て来ません。ですから、油滴天目は必ず厚掛けが必要になります。


ブロンズ釉が黒くなっていないのは、釉薬が溶けていないためだそうです。 ですから、油滴天目、ブロンズの作品共に、再焼成をすることになりました。


やきものは、土と火の芸術。 人間の力の及ばないところ、窯の中での自然現象による変化は陶芸の神のぞ知ると言うことになります。 興味のある方は釉薬についても勉強しましょう。

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