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zoom RSS ノーマン陶芸放浪記 プロの絵付師の技術

<<   作成日時 : 2018/05/29 22:26   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 1

今晩は! 


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プロの絵付師の腕前を実際に見た事ありますか? 今日は陶芸スクールで、絵付けの指導をクラス仲間が受けました。 私が指導を受けた絵付師の先生ではなく、主に骨書きをやっている人で、陶芸に関してはオールマイティ―な人です。 窯元では、仕事が分業化と専門職化されてますので、少し珍しいひとです。 なんでもできる人。 左の写真を見て下さい。 如何でしょう? 

この作品はマグカップの高台の中に書いた文様ですが、こんな細かな文様がぎっしりと書かれてます。 書いた時間は5分ほどでしょうか。 下書きなしで、フリーハンドで。 枠線だけは、手回し轆轤で。 

呉須も、筆も私のものと同じなんですが、細い線で均一な円が書かれて、濃淡が一定してます。 絵付けの基本はこの骨書きなんです。 これだけでプロの腕は一目瞭然ですが、折角ですので、もう少しお見せします。



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こちらの飯茶碗の絵付けは如何でしょう。 生徒の為に参考になる文様を絵付師の先生が、墨汁で書いたものです。 こちらも、茶碗の外側にびっしりと細かな、文様が書き込まれてます。 そうです。練習は、墨汁と巻軸の線描き用の筆で書いてあります。 巻軸とは面相筆の一種で、細かな線が滑らかに描けます。ですから、絵付けを目指す方は、是非このような文様を、書いて練習してください。



九つのサンプル文様から、一部を掲載します。 説明なしで見て下さい。





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墨汁で、ここまで描けるんですね。 すごいの一言。 それは、なん十年も毎日毎日描いてます。 お金をお客様から頂いてやっていることですので、当然と言えばそこまでなんですけど。

このサンプルは磁器の素焼きに書かれてます。 磁土と陶土では、水分の吸収が違い、呉須の濃さは、土の種類や厚みなどで変えるようです。 





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一方私の作品ですが、朝顔の絵付けです。 全体は骨描きで。 全体に線の濃さにバラツキがあります。 特に問題なのは薄いところ。 骨書きの呉須の調整ですが、素焼きの陶片を準備して、試し書きをしながら、濃さの調整をします。 地肌が透けて見えず少し線が盛り上がる濃さです。 薄いと、盛り上がりがなくなり、そして、地肌が線の下に見えます。 そして、線を描くときに、筆先が素焼きの地肌に引っ掛かからないことを目安に調整します。 濃すぎると、筆の水分がすぐに素焼きに吸われて、筆先が引っかかって筆の動きが悪くなります。 そして、骨書きの上に、だみした場合、線が盛り上がって見えます。



この作品の問題は、呉須の濃さにバラツキがあります。 これは、呉須を付ける頻度と筆先にどの程度の呉須を残すかの調整が上手く行っていないためです。 例えば、3本の線を引いたら、その都度、呉須を付けます。そして、呉須の付け方は、呉須はへら皿に入れて、呉須を都度攪拌して均一な状態にします。 さらに、お皿の縁で筆の穂先をしごいて量を調整します。 何回しごくのかを決めて常に同じルーチンでやります。


もう一つの問題。 だみの濃度の問題。 何故かだみが濃すぎました。 葉っぱは骨描きをして、その上からだみをしてます。 だみの濃さが適切であれば、だみの下に骨描きの線がクリアに盛り上がって見えます。 焼成が完了したこの作品は、骨描きとだみの部分が見えません。 朝顔の花びらは、薄だみでグラデーションを入れたのですが、このグラデーションが見えません。 全体が薄くなってます。



そして更に悪いのが、だみした部分の呉須が濃すぎて、土灰釉がはじかれてます。(縮)。こんな感じで、プロとの差が余りにも大きく、そして自分の作品のレベルとの違いに驚きと、少しの失望感があります。


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でもご心配なく。 違いとその原因が分かれば、後はそれを一つずつ詰めていくだけですので、一作一作良くなっていくでしょう。 

左の牡丹の絵付けやブドウ、桜(写真なし)など良い絵付けの作品が出来ています。 着実に腕は上がっています。

そして、今日はうれしいことに、長年の課題であった30cm以上の筒上げが出来ました。 明日は35cm位に挑戦したいと思います。 写真は撮ってませんが、30cmの筒の花入も素焼きへ回しました。 こちらは、青磁で仕上げる予定です。 今日の筒上げの作品は丸い花瓶にしました。 ”ごほん””などを考えれば、白化粧土で仕上げようかと考えてます。

今週ももう一日。 ノーマンの放浪と挑戦は続きます。 声援ありがとう。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
30p以上の筒上げが出来て良かったね🌷 青磁の花入楽しみです。

プロの絵付けは凄い❗
Yokko
2018/05/29 23:12

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