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zoom RSS ノーマン陶芸放浪記 No4 汲出しの削り仕上げ 削りカンナの自作|プロの職人の技術

<<   作成日時 : 2018/04/09 21:22   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 1

4日間の休養ですっかり疲れが取れこの日も気持ちの良い起床だった。 ”今日は鶯がなかない。 Why? 多分、急激な温度の低下で、鶯もびっくらポンの状態なのだろう。 それにして、今日は、寒かった、陶芸スクールでは石油ストーブを2台もつけたのに、寒かった。 やっぱり、京都は寒い。 でも、心はぽかぽか!


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この窯元では、道具は全て自分でつくるとお伝えしましたが、なんと鉄製の削りカンナまで自作するんです。 左の写真少し小さくて見難いですが、鉄帯を金切りばさみで切ります。 適当な長方形に。 そして、鉛筆などで刃の形状を両端で書き、それを金切り挟みで切ります。

職人さんは挟みを使って綺麗に切ります。 そこで”私にやらしてください”とお願いしてやって見たら、なんとびくともしない。 多分挟みがきれないのか私の握力がないのか。 その両方でしょう。 そこでギブアップ。 ”先生お願いします。”と降参。 心の中では”畜生”。 金切りばさみで出来ないのであれば、自分のものを持っていくか、かな鋸で切るしかありません。 取り敢えず降参。。

平板で出来たカンナを万力で挟んで曲げます。 これは私にもできます。


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次は、金やすりで刃を付けます。 そうですね、カンナの刃の下側を4ミリ位落とします。 これは時間をかければ出来ます。と言っても老眼の老人は良く刃先が見えない。 



これが、曲げが終わった段階。 そしてやすりを掛けて”先生これで良いですか?”と聞くと、”これでは切れませんね”だって。 そして、金やすりでザクザクと削って行く。 やっぱり、この人力が強い。 そして出来上がると、4mm位削られたところが見え、刃先は髭剃りの刃のように薄く。



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陶芸教室にもある鉄製の削りかんななんですが、窯元では、これで削りを全てやります。 

長年の経験によるノーハウがあるカンナです。 私も、余り使わないけど、5本ほどの鉄カンナを持ってますが、どれもこのかんなに形状は似ていません。


そして、スクールの生徒さんたちは、使う前に必ずカンナを金ヤスリで研ぎます。 これが、職人さんらしいところ、ちなみに、私たちが使う掻きベラは使わないようです。 この鉄カンナは柔らか過ぎても削れないし、硬すぎても、削りが難しくなります。 硬すぎるとカンナが跳ねてしまって飛びかんな状態になります。 一度、飛びカンナ状態になると何度カンナを掛けてもカンナが飛んでしまって、上手く削れません。




今日は、8個ほど削りました。 その成果は”正直、難しい” 私は電動ろくろでの削りは、掻きベラでやります。 ここでは、この鉄のカンナですから、使い方が全く違います。 そして削りは左回転でやる事に慣れてます。その理由は、右利きだから右手の方が握力も強いし、細かな作業に向いていると思ってました。 ところがこちらは、作陶と同じ右回転で削ります。 そうなると、削りは側面の削りは左手でやる事になります。 ”いつも左回転で削るので、それでいいですか?”と聞いたら、”それでは、私が教えられません”との返事でした。 要するに右回転でやりなさいと言っているのでしょう。 それでも左回転でやり始めたんですが、途中で”これはいけない。習いに来たからには、教えられるようにしなくっちゃ”と思いながら、右回転で削りました。 これが苦労の始まり。



明日は、轆轤師の方が入りますのでプロの削りを見て京都の削りを覚えたいと思います。 窯元では、湿台(しった)で削ります。 そして右回転、おまけに鉄カンナ。 湿台は自分でも作ってますので、経験はあります。 これが厄介で、芯だしは難しいし、削っていると芯がずれてしまいます。 そして削ったものの芯を正確にもう一度出し直すのには、全く誤魔化しが効きません。

いやはや勉強になります。 あれほど暖かった心も体もすっかり冷え切ってしまった。 朝10時ころから、午後の4時頃まで轆轤に向かって削っていると、腰が痛い。 腰の痛さだけは職人になってしまった。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
手動轆轤でも左回転の方が削りやすいですね。 今から反対に回転したら慣れるのも大変ですね。 でもノーマンさんなら、きっとそのうち出来るでしょう🌷
Yokko
2018/04/09 22:10

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